
(作業療法士で子供と関わる仕事ってどう?発達障害児のリハビリで働く女性に転職体験談をお聞きしました)
作業療法士の仕事を探している人の中には、「子供と関わる仕事がしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、発達障害児童のリハビリがある病院で、作業療法士として4年間働いた経験を持つ女性にお仕事の体験談をお聞きしました。
仕事のやりがいや年収、退職理由などもくわしくお聞きしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
作業療法士で子供と関わる仕事ってどう?私が経験した仕事内容
体験談をお聞きした方のデータ
- お名前 :高塚有希乃
- 現在の年齢:29歳
- 在職期間 :約4年間
- 雇用契約 :正社員
- 年収 :380万円(月給25万円+ボーナス)
- 会社の規模:従業員420名の病院
私は、発達障害児童の外来がある病院で4年間働いた経験があります。
従業員は420名ほどの職場で、私が所属していたリハビリ部門には、理学療法士や言語聴覚士を含めて16名が在籍していました。
年齢層は20代〜30代が多く、男女の比率は半々です。
人の入れ替わりはそれほど多くなく、約4年間の私の在職期間で退職したのは2名だけでした。
仕事内容は具体的にどんなものでしたか?
私が担当した業務は障害のある子供(0歳〜18歳)のリハビリです。
身体機能や認知機能、行動面の課題解決に向けて、遊びを通してアプローチします。
近年はメディアなどでも発達障害が取り上げられる機会が増え、認知度が上がっている背景もあり、社会のニーズに応えられる仕事だと感じていました。
お給料に不満はありましたか?
当時の年収は約380万円でした。
月給は25万円(手取りで20万円ほど)で、ボーナスは年間で月給3ヶ月分です。
私が勤めていた職場では、毎年人事考課制度によって昇給がありました。
年2回、ボーナスも支給されるため、特に不満はありませんでした。
残業もほぼなく、毎日定時に退勤できていたことからも、納得のいく給料だったと思います。
ただ、子供が相手となる領域なので、一緒に体を動かす機会が多いです。
体力に自信がない人にとってはハードに感じるかもしれません。
作業療法士として子供と関わる職場に転職するにはどうすれば良いですか?
子供と関わる職場への作業療法士としての転職となると、人気職種のためハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
しかし、実際にはそれほどではないと思います。
志望動機の書き方などについては市販の転職関連本などを読むとくわしく説明されていますから、そちらを参考にされると良いと思います(ネットの志望動機例文をマネすると、採用担当者にばれます)
以下では「①どこで求人を探すか?」と、「②求人に応募した後の選考対策はどうしたらいいか?」の2つについてお話しします。
①どこで求人を探すか?
作業療法士の求人情報は、作業療法士求人に強い転職サイトで探すのがおすすめです。
資格を生かして働ける求人だけが掲載されていますので、効率的に子供と関わる職場を探せると思います。
ただし、大学教授が出入りしている職場などでは、ほとんどのスタッフが紹介で入職するケースもあります。
こうした職場にコネなしで応募してもまず落とされてしまいます。
採用にあたって、こういったコネクションが必須となっているかどうか?も事前にリサーチしておく必要があります。
②応募や面接の流れ
面接では「なぜ作業療法士になろうと思ったのか」「これまでに経験した業務は?」など、ごく基本的な質問がされることが多いと思います。
こういったことはとりつくろってもすぐバレてしまいますから、正直に答えるのが一番です。
(もしそれで採用されなかったのなら、その職場はあなたの仕事観や人生観似合わなかったというだけのことです)
もちろん、作業療法士として働くなら、まずは作業療法士の資格を取得済みであることが前提です。
その中で、どういった分野に関心が強いのかということをアピールする必要があります。
子供に関わる職場に応募するなら、それに応じた分野に感心があることを面接でお話ししてください。
その他、研修やコースに参加したり、学会や論文発表の実績があったり、関連資格を取得したりしていると、アドバンテージになっていくと思います。
この仕事の働く時間や残業の有無について教えて下さい
定時の時刻は、朝9時〜17時30分でした。
残業は多くありませんがカルテの記入や勉強会などで発生することはありました。
例えば、17時20分までリハビリのスケジュールが入っているため、そこから患者さんを見送ると17時30分にはなってしまいます。
午後のリハビリ記録を書く作業がありますが、これは残業して行う人もいれば、翌朝に少し早く出勤して行う人もいました。
私の入職当初は残業代が出なかったのですが、ある年から労働基準監督署の指導が入り、明らかに必要な業務であれば残業代が支払われる形になりました。
どこの職場も労働法ルールが厳しくチェックされるようになってきていますから、働く側としては環境は良くなっていっているのではないでしょうか。
子供と関わる職場で作業療法士として働く楽しさ・やりがいは?
小児の分野であるため、子供の成長を共に感じられる点にはやりがいが感じられました。
小児領域では、筋力トレーニングや関節可動域訓練など、リハビリらしいリハビリというよりも、遊びを使った介入になります。
子供との遊びを通して、できることを増やしていくため、楽しい雰囲気のなかで仕事ができる魅力はあります。
つらい・しんどいと感じる点も
私の場合は、子供と一緒にトランポリンを飛んだり、子供を抱っこしたりと、運動の積み重ねで体力的につらいと感じることはありました。
もちろん、机で行う活動もあるため、一日中運動しているわけではありません。
それでも体力に自信がない人は、まず体づくりが必要となるかもしれません。
子供と関わる職場で働く作業療法士によくある退職理由
私の場合は、肉体的に負担となったため退職しました。
ただ、職場には若い世代のスタッフが多かったので、ある程度体を動かす仕事でも大きな負担になっていないようでしたね。
他に退職した人は、家族の転勤などやむを得ない事情があり、ネガティブな理由で退職した人はいなかったです。
仕事を辞めたあとのキャリア
発達障害の分野で作業療法士としての経験があれば、放課後等デイサービスなど、身近な施設でも子供と関わる職場があります。
あるいは、障害のある子供を対象とした幼児教室なども選択肢にできます。
発達障害の外来を備えている病院自体が少ない一方で、社会の注目が集まっている分野でもありますから、今後働き口は増えていくと思います。
作業療法士としてのキャリアを生かしたい、子供と関わる仕事がしたいという人なら、いろんな選択肢があると思います。
子供と関わる職場で働くのに向いている作業療法士は、どんな人だと思いますか?
子供を対象とした職場なので、まずは子供が好きで、ある程度体力に自信がある人であることは必須だと思います。
この2点がクリアできないと、入職後につらく感じられるかもしれません。
発達障害領域の場合は、身体面、認知面、行動面のほか、学習状況、社会性、コミュニケーション能力など、幅広くフォローしていくことになります。
多角的に考えられるようになるためには勉強することも多いので、知識を吸収する意欲のある人に向いている仕事だと思います。
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