
(営業でインセンティブなしはきつい?メリットとデメリット)
営業職の求人募集で「月給+インセンティブ」というような表記を見かけたことはないでしょうか。
インセンティブとは、簡単にいうと手当(ボーナス)のことです。
自分の営業成績によってボーナスの金額が決まる制度のことをいいます。
営業マンというと「成果をあげたらそれだけボーナスがもらえる」というイメージがありますよね。
しかし、実際にはインセンティブなしで働いてる営業マンもたくさんいます。
普通に考えると頑張ったら頑張った分だけ給料アップするインセンティブありの方が良いような気がします。
しかし、それがそうとばかりはいい切れないのです。
以下では、営業職でインセンティブなしで働くメリットとデメリットについて解説いたします。
転職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。
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インセンティブなし営業のメリット・デメリット
インセンティブなし営業のメリットとしては、「売り上げ以外の点も評価基準にしてもらえる」という点が挙げられます。
なので、まじめに毎日の業務をこなし、担当のお客さんとの信頼関係維持が目標となるような働き方をしたい人は、インセンティブなし営業に向いているでしょう。
営業マンというとガツガツしているイメージがあるかもしれませんが、こんなふうに落ち着いた環境で働きたいと考えている営業マン志望者は意外に多いのです。
ルート営業はインセンティブなしとなっていることが多い
いわゆる「ルート営業」の募集では、インセンティブなしの求人となっていることが多いです。
ルート営業の営業マンは、自分が担当するお客様が決まっています。
新規開拓は基本的にする必要がなく、決まったお客さんとの信頼関係の維持がミッションになります。
ルート営業のデメリット
このように、決まったお客さんを相手に比較的落ち着いて働けるのがルート営業の良いところなのですが、デメリットもあります。
それは、実際に受け持つエリアやお客様によって達成できる売り上げや忙しさが違うという点です。
例えば、同じ会社の営業マンでも、たくさん発注をしてくれるお客さんを持っている人はどんどん成績をあげられるけれど、担当するお客さんが難しいと成績をあげられない…という状況が生じることがあります。
なので、ルート営業は会社側からしても「この営業マンは優秀なのかそうでないのかわからない」といように評価が難しい職種になりがちです。
営業マン側としても、インセンティブなしとなると、やはりモチベーションを維持するのが難しいという状態になるケースが多いです。
ルート営業は「売り上げ以外の指標」でも評価してもらえる
そこで、ルート営業の場合には、成績を評価する基準として、「売り上げ以外の指標」を導入していることが多いです。
単純に売り上げだけを見るのではなく、前年同月比や予算の達成率、業務効率の良さなどから総合的に判断して仕事が割り振られる仕組みとなっているケースが多いのです。
これによって、インセンティブなしのルート営業でも、担当するエリアやお客様の大小に関わらずモチベーションを高められるような仕組みになっています。
インセンティブなし営業は落ち着いた環境で働ける
インセンティブが設定されている営業の職場は、営業マンどうしの競争意識が激しく、それゆえに人間関係がぎすぎすしてしまっているケースが多いです。
営業マン自身の生活についても、不安定になってしまうことも少なくありません。
「先月はたくさん売り上げたので給料も多かったけど、今月は成績が悪かったので一気に給料が減った…」
といったように、毎月受け取るお給料の金額が激しく上下する環境では、落ち着いて生活の計画を立てることも難しくなってしまいます。
独身の方ならまだしも、家族を養っている方にはこれはかなり大きな問題と言えます。
「営業がやりたい!でも収入の不安定さが気になる…。」という方は、インセンティブなしの営業を選択肢に入れてみてください。
あなたはインセンティブあり向き?それともインセンティブなし向き?
「自分にはどんな働き方が向いているのかよくわからない…」という方もいらっしゃるでしょう。
営業という職種につくことは決めていても、インセンティブありとインセンティブなしのどちらを選ぶべきか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
入社の後になってから「自分にはやっぱりインセンティブあり営業は向いていないのかも…」となると悲惨ですから、
できれば転職活動を始める前に自分の適性を見極めておきたいところですね。
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同じ会社でも職種によって給与体系が異なることもある
また、1つ会社内でも「インセンティブありの営業」と「インセンティブなしの営業」の両方の職種があるケースもあります。
例えば、生命保険会社の営業マンなんかはこういう採用の仕方をしているケースが多いです。
入社後に「インセンティブなし→インセンティブあり」に部署変更できることもあります。
まずはインセンティブなしで入社し、仕事に慣れて最低限の営業成績があげられるようになってから、インセンティブありに切り替えてもらうという働き方も考えられるでしょう。
このあたりはその人の性格により、向き不向きがあります。
利益やより良い成績を残すことに働くことのやりがいを見出す人もいますし、お客様とのコミュニケーション・リレーションが楽しくて営業をしている人もいます。
自分の性格や生活環境によって、インセンティブがあった方がいいのかどうかを見定めましょう。
自分の実力を発揮できる道を選んでいくのが、理想だと思います。
営業インセンティブの具体的な内容はどんなもの?
インセンティブは通常、給与にプラスして支給されます。
ここで注意が必要なのは、基本給とは全くの別物という点です。
一般的に、賞与は基本給に付随して金額が決まりますので、給与の総支給額が高くても、基本給が低ければ当然賞与の金額も低くなります。
営業職では、賞与よりも月給の方が金額が高いという現象も、度々見られます。
また、インセンティブは必ずしもお金ではないという点も、注意が必要です。
「成績優秀者に向けたご褒美旅行」や、「商品券による支給」もインセンティブに当たります。
「商品券によるインセンティブ」は実は税金対策上おいしい
商品券と聞いてがっかりされる方もいるかもしれませんが、実は所得税対策として多くの企業が行っていることで、私自身商品券のインセンティブを何度か貰っていますが、悪い気はしません。
なぜかというと、給与として金銭で受け取ってしまうと、翌年の所得税も上がってしまうからです。
たまたま前年度に営業の成績が良くて、基本給+10万円(インセンティブ)の給与を貰っていても、その年の営業成績が悪いと給与が下がる上に、所得税も多く引かれてしまいます。
こういった事態を防ぐために、インセンティブを商品券で支給し、各々で換金してもらう、といった手法を使う会社もあるということです。
募集要項の欄に「月給+インセンティブ」という表記があれば、ほとんどが金銭としてのインセンティブを指すと思いますが、心配な方は一度確認しておきましょう。
終わりに
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転職活動は、あなたの人生に大きな影響を与える重要な決断ですから、
「今の職場で追い込まれてしまい、どうしようもなくなって転職」ではなく、
「精神的に余裕があるときに、長期的な視点で転職活動を始める」というのが理想です。

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新しい行動を起こすのがとても苦しくなります。
辛い気持ちをそのままずるずると放置してしまうと、深刻な事態になる可能性が高いです。
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