- 短期離職者に該当するのはどのくらいの期間?
- どうすれば転職成功できる?
この記事では、いわゆる「短期離職者」に該当する人が、
採用側からどのような評価を受ける可能性があるのかを解説します。
その上で、短期離職者が転職を成功させるための具体的なポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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短期離職とはどのくらいの期間をいうのか?

(短期離職とはどのくらいの期間?)
一般的には、離職2年〜3年以内の人を短期離職者と呼びます。
ただし、明確なルールがあるわけではありません。
業界によってどのぐらいの期間を「短期離職」と呼ぶかはまちまちだからです。
例えば、比較的人の動きが激しい飲食業界やIT業界などでは、経験2年での離職なら短期離職とは呼ばないこともあります。
逆に、離職率が低いインフラ関連の業界や、製造業では経験3年での離職でも短期離職と呼ぶことがあるといった具合です。
どのぐらいの期間の転職が短期離職に該当するのかを判断するにあたっては、
あなたが転職後にどの業界にいきたいのか?をもとに考える必要があります。
短期離職ってどのぐらいの期間?
- 2年〜3年以内での離職=短期離職
- ただし、業界によって具体的な期間は異なる
- 人の流れが激しい業界では2年の経験でも短期離職にならない場合もある
- 次に狙う転職先の業界の常識から判断しよう
私はこれまで10年以上、就職支援関係を担当していますが、
やはり「1年以内での離職」といった経歴があると、「この人はすぐに退職してるけど大丈夫かな?すぐに辞めるんじゃない?」などの意見が採用側から出ることが多いですね。
重要なのは退職理由と採用でのアピール方法

(重要なのはアピールの仕方です)
仮に1年以内の短期離職であったとしても、転職の可否を左右するのは退職理由です。
書類選考や面接でのアピールの仕方によっては「この人なら大丈夫そう」と許容されるケースが多いですので、安心してください。
短期離職からの転職は、一般的に言われているほど評価は低くありません。
短期離職者でも6割が6ヶ月以内に内定を得ている
私がこれまでに100名以上の短期離職者の転職支援をしてきましたが、正しい方法で転職活動を進めていけば、60名以上の人が6ヶ月以内に内定を決めています。
重要ポイント!
- 短期離職者の転職は世間でいわれているほど厳しくない
- 多くが6ヶ月以内に次の内定を決めている
- 正しい方法で転職活動を行うことが重要
もちろん、短期離職の経歴がプラス要因かマイナス要因か?といえばマイナス要因ではあります。
しかし、それ以上に、20代や30代の若い層の転職採用では、その人の「のびしろ」に期待する部分が大きいのです。
それだけ転職市場では若い人への需要が高いということですね。
20代なら未経験の職種へも転職可能
特に、20代の方はこれまでの実績よりものびしろ(性格的なポテンシャル)で評価される部分がほとんどといえます。
すでに経験職種はもちろんですが、未経験職種へも比較的転職しやすいでしょう。
30代の方の場合、未経験職種への転職はやや厳しくなりますので、年収キープを前提に考えるなら経験のある職種への転職が基本になるでしょう。
どの年代でもそうですが、短期離職の経歴が複数ある人は、できるだけ早くに行動することをおすすめします。
短期離職者が転職成功するための方法

(短期離職者が転職成功するには?)
ここからは、短期離職者に該当する人が転職を成功させるためのポイントを解説します。
ほとんどの人にとって、転職活動というのは人生でそう何度もあることではないでしょう。
そのため、多くの人が「自己流」で転職活動をしてしまいます。これはできれば避けてください。
短期離職者が転職成功するためには、いくつか押さえておくべきポイントがあるのです。
↓具体的には、以下の3つのポイントを理解しておいてください。
短期離職者が準備しておくべき事
- 採用担当者を納得させる退職理由を準備しておく
- 採用される可能性がある求人にしぼりこんで転職活動する
- 短期離職者専門のエージェント会社を使う(無料で使えます)
それぞれのポイントについて、順番に見ていきましょう。
1.採用担当者を納得させる退職理由を準備しておく
まずは、なぜ短期離職をせざるを得なかったか?の明確な答え(退職理由)を準備することが先決です。
これは面接で採用側から間違いなく聞かれる質問です。
なぜこの質問するかというと「社会人として問題ない人かどうか」をチェックしたいからです。
- 「営業ノルマが辛くて辞めました」
- 「なかなか休みが取れないから辞めました」
- 「職場の人間関係がつらくて辞めました」
↑これらのマイナス評価になってしまう理由は、仮に本当だったとしてもそのままいう必要はありません。
どんなネガティブな退職理由であっても、表現を変えるだけでポジティブなものに変えることが可能です。
↓例えば、以下のような感じですね。
ネガティブをポジティブに変換
- 「営業ノルマが辛くて辞めました」
→ お客様とじっくりと長い付き合いができる仕事がしたいと考えました - 「なかなか休みが取れないから辞めました」
→ 日々の仕事以外にも、自己研鑽や人間的な成長に使える時間がほしいと考えました - 「職場の人間関係がつらくて辞めました」
→ 前職では各社員の個別プレーが基本でしたが、よりチームワークが重要な仕事で働きたいと考えました
退職理由は「よりやりがいのある仕事を見つけたい」「もっと自分の強みを生かして貢献したい」を軸に考えてください。
あくまでも前向きな退職であることが大切です。
2.「採用される可能性がある求人」にしぼりこんで転職活動する
短期間で転職活動を成功させるためには、可能な限り「ムダな行動」を省いていく必要があります。
もっともムダが大きくなってしまうのが、
「まったく採用可能性がない求人に応募してしまうこと」です。
転職サイトの求人の中には、いろいろな募集条件の求人が登録されていますが、転職サイトの表記からだけでは「企業側のホンネ」まではわからないのが実情です。
例えば、「本当は20代まで限定で採用したいんだけど、年齢制限の表記はNGだから年齢不問の求人を出している」
「本当は女性を採用したいけど、男女差別的な会社と思われると困るから、男女限定なしで求人を出す」といった具合ですね。
そもそも採用可能性のない求人に応募するために、エントリーシートや志望動機を考えることほどムダなことはありません。
あなたの職務経歴や希望年収から、可能性のある求人にしぼって応募していくことが重要です。
3.短期離職者を専門の支援会社を使う(無料で使えます)
短期離職者に該当する人は、「短期離職者・第二新卒者への求人紹介を専門にしているエージェント」を使うことをおすすめします。
↓エージェントは、以下のようなことを無料でやってくれます。
エージェントを使うメリット
- マッチする求人のピックアップ
あなたの実務経験や希望職種に合わせて、採用される可能性が高い求人を教えてくれます。 - 一般には非公開になっている求人の紹介
転職エージェントは、ハローワークなどには公開されていない独自の求人(条件の良い求人)を多く持っています。 - 入社後の年収の交渉
あなたの入社後の年収について、希望する金額をあなたの代わりに採用企業側に伝えてくれます。交渉ごとが苦手な方はぜひ活用しましょう。 - 採用担当者との面接日程の調整
採用担当者と連絡をとり、面接のスケジュール調整をしてくれます。 - 志望動機や職歴書の添削チェック
自己PRや志望動機などは、自分1人で考えて作成すると独りよがりなものになってしまいます。経験豊富なエージェントに作成のポイントを教えてもらいましょう。 - 面接対策や面接同席
面接になるとどうしても緊張して普段の自分が出せない…。という方は、エージェントによる面接対策を活用しましょう。面接に同席してもらえることもあります。
なお、エージェントは完全無料で使うことができます(エージェントにお金を払うのは採用活動を行っている企業側です)、
エージェントを使うデメリットは「エージェントとの面談」というひと手間が増えることぐらいですね。
短期離職者専門の転職エージェントなら、最初から短期離職者を受け入れている会社の求人だけを扱っていますから、マッチした会社を見つけられる可能性が高いですよ。
↓短期離職者専門の転職エージェントには以下のようなところがあります。
就職Shop

(就職Shopは、大手リクルート運営の短期離職者専門エージェントです)
ハタラクティブ

(ハタラクティブは、フリーター・既卒者専門の転職エージェントです)
マイナビジョブ20's

(マイナビジョブ20'sは、20代限定の求人を専門で扱う転職エージェントです)
エージェントを使うときの注意点
上で紹介したエージェント会社は、どこも基本的に安心しておすすめできるところばかりですが、やはり人によって相性はあります。
なので、エージェント会社は2社〜3社を同時進行で使っていくのがおすすめです。
エージェントにもいろんな考え方の人がいますから、一人のエージェントのいうことをうのみにするのではなく、何人かに相談して一番信頼できそうな人のアドバイスを参考にするのが良いですね。