
(職場なんて孤立している方が楽…。と感じている人へ。実際にあった理不尽なリストラ事例を紹介します)
- 職場の人間関係に疲れた。もはや多少は孤立してもかかわらない方が楽…。
- 同僚は年齢も価値観も全く違う人ばかり。友達が欲しくて仕事をしているんじゃないんだから、面倒に巻き込まれないためにもまわりと関わらないようにしている。
- 仕事でまわりに合わせてもろくなことがない。職場では最低限の人間関係だけ維持し、それ以外の部分では極力関わりたくない。
- 最低限の給料がもらえて、趣味に没頭できる時間があれば職場での評価や人間関係はどうでもいい…。
↑こうした気持ちで孤立感を感じながら仕事をしている方、少なくないのではないでしょうか。
確かに、仕事というのはお金を稼ぐためにやっているのであって、友達を作るためにわざわざ働いているのではないですよね。
欲しいものもそんなにないし、出世なんてしても面倒なだけだから、最低限の安定した給料がもらえるならそれでOK、
という考えも、合理的な部分があると言えるでしょう。
何を隠そう、私も以前の職場ではこういう気持ちで働いていました。
「最低限の仕事さえしていれば年功序列で役職も上がっていくんだし、多少職場で孤立しようが、人間関係なんて無視した方が楽」
と思い、毎日ひたすらに必要なことだけをやって、就業時間が終わる18時30分が来るのを待つ…
という感じで働いていたんです。
職場の人間関係で孤立しようがなんだろうが全く気にしていなかったので、上司や同僚と飲みにいくような面倒なことは避けていました。
しかし、ある日、私のこうした考えをうちくだく出来事が起こったんです…。
目次
勤続15年のベテランがいきなりリストラされるという現実

(勤続15年のベテラン社員が、ある日いきなりリストラされた話)
それは、職場で15年以上のキャリアがある人が、情け容赦なくリストラにあったことです。
私や同年代の若手社員は無事でしたが、会社の業績悪化を理由にベテラン職員がいきなり退職させられたのです。
その人は普段から職場の人間とはかかわらないタイプの人で、いわば孤立していました。
もっとも、特別優秀ではないにしても勤続15年のベテランですから、
仕事そのものはそれなりに問題なくこなしていたのです。
それにもかかわらず、その人は「会社の業績悪化のためやむを得ず人員整理を行います。6ヶ月後に退職してください」ということをいきなりつげられ、
次の職場が決まる間もなく退職させられました。
「職場での孤立」が決め手となったリストラ

(職場での孤立を甘く見ていると、ある日突然仕事を失う可能性すらあります)
後日こっそり聞いた話では、実際にはリストラ候補が2人いたのですが、
もう1人の人は能力は高くないものの、職場での人間関係だけはなんとかやっている人だったので、リストラは免れたそうです。
リストラさせられた20年上の先輩は、とりあえずは実家に戻る…ということでした。
当時の私は20代後半でしたから、私よりも15年先輩の、40なかばのおっさんがいきなり実家のお世話になる…というわけです。
実家の老いた親に40過ぎのおっさんの面倒を見てもらう…なんて状態は本当に悲惨ですよね…。
(親は70代超えている高齢者でしょうし)
コミュニケーション能力が低い人の転職はそう簡単ではない
上のリストラされたベテラン社員のように、
コミュニケーション能力が低い人が新しい職場を見つけることはそう簡単ではありません。
さらにいうと、その人は失意に打ちひしがれてもいましたから、明るい気持ちで転職面接を受ける…なんてことも難しい状態だったと思われます。
在職中にうまく転職が決まればまだましだったかもしれませんが、それがうまくいかず、
失業後(退職日がきた後)に転職活動をせざるを得ないかたちになると、さらに状況は悪化します。
企業は失業中の人よりも在職中の人を好んで採用しますから、ある日いきなりリストラされたような場合には、失業期間が長くなってしまう可能性も考えられます。
そうなると転職活動をする気もなくなり、40代の引きこもり…という状態になってしまうことすらあり得るのです。
(最近ニュースでよく聞く「働き盛りの引きこもり」です)
会社はいきなりあなたを切り捨てる可能性がある

(40代で引きこもり…なんてことになったら悲惨です。会社はいきなりあなたを切り捨てる可能性があります)
↓このできごとから私が学んだことは、
「会社は、私たち従業員の人生なんてまったく守ってくれない。いきなり仕事や収入を取り上げることがある」
ということです。
リストラにあったベテランの人は、仕事そのものは決して無能というわけではありませんでした。
期限までに仕上げる必要がある仕事はちゃんとしてしましたし、上司から言われたことは多少厳しめの言葉であっても素直に従っていました。
しかし、その人には、
「チームに貢献する」とか、「職場の人との和を大事にする」
という発想がまったくなかったのです。
その人の上司には、上から「リストラの対象者を選ぶように」といわれたときには何人か候補がいたと思います。
仕事の能力だけで選ぶなら、その人はリストラ対象者に選ばれることはなかったはずなのです。
その人の最終的に職場での生死を分けたのは「職場の人間関係での孤立」だったというわけです。
社会や会社は最低限の保護しかしてくれないのが資本主義
「こんな悲惨な状況でも社会や企業が何もしてくれないなんて、間違っている」
ひょっとしたらこう考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、私たちの社会は資本主義の社会です(つまり基本的にお金がすべてということです)
企業側が従業員に給料に見合うだけの付加価値を見出せなければ、ある日突然リストラ…ということは考えられます。
労働法によってある程度は労働者の権利は守られますが、
それも上で見たように「6ヶ月間は待ってあげるから、この間に転職を成功させなさい」というような「最低限の保証」でしかありません。
私たち労働者は、自分の身は自分で守らなくてはならないというわけです。
私は、上で見たベテラン社員の人のリストラを見たときに、
まさに何年か後の自分自身の姿を見るような気がして、とても怖い気分になったのを覚えています。
「愛せない職場」で人間関係なんて作れないのが当たり前
上のエピソードで何がいいたいかというと、
「職場で生き残るためには、究極的には人間関係が大事」ということです。
…しかし、そうはいっても職場の人たちが気の合わない大嫌いな人たちばかりだったら、
とてもじゃありませんが人間関係の構築なんてやる気になりませんよね。
あなたがどれだけ相手に気を使っても、相手がそれに対して冷たい態度ばかりとるようでは、
その職場で孤立しないように頑張っていこう…なんて気持ちにはなりません。
そして、それは必ずしもあなたの責任ではないことが考えられます。
基本的な価値観の近い人たちでないと人間関係は構築できない

(基本的な価値観を共有できない人たちと、職場での人間関係を構築することは困難です)
というのも、人間関係というのは、
「基本的な価値観が近い人たち」が相手でないと築いていくことができないからです。
あなたがどれだけデリケートに、まわりを傷つけないように配慮していたとしても、
まわりの人たちの価値観があなたとまったく異なり、あなたの配慮をまったく受け入れない人たちだった場合には、あなたは疲弊するばかりなのです。
もちろん、学校時代の友人関係のように「まったく同じ価値観でないとやっていけない」では話にならないでしょう。
社会人ですから、多少の価値観の相違があったとしても、仕事のパートナーとしてうまくやっていかないといけない部分はあります。
しかし、世の中には「どこまでいっても価値観がまじわらない相手」というのがいます。
あなたが100%の好意をこめてやったことでも、
「なんだこいつは」と悪意しか受け取らない人間はいるということですね。
もしあなたが今、職場での人間関係で孤立していて、むしろその孤立している状況の方が楽…と感じるような状態にいるなら、
こうした「どこまでいっても価値観がまじわらない相手」の中で仕事をしている可能性があります。
そうした状況ではまともな人間関係を築いていくのは難しいですから、別の人間関係に移ることも検討してみることをおすすめします。
具体的には、あなたの価値観に親和性のある職場に転職するということを検討してみてください。
「価値観の合う人たち」と働ける職場を探す方法

(人間関係を心から楽しみながら働ける「理想の職場」を見つけるには、具体的にはどうしたらいいのか?)
…とはいえ、
転職活動なんて何から始めて良いのかわからない、別の職場に移ってもその職場がブラック企業だったら…、
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次の項目では「理想の職場」を見つけるための具体的なステップを説明します。
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転職活動って何から始めたらいいの?
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