臨床検査技師として転職を考えている方の中には、
「転職理由(今の職場を辞める理由)は本音をそのまま書くべき?それとも建前として書くべき…?」
という不安を感じている方も多いでしょう。
実際、採用を行う側にとっては、転職希望者が前職でどのような経験をしてきたか?は最も気になるポイントです。
転職理由の書き方一つで、書類選考に通るかどうかが決まると言っても過言ではないでしょう。
書類選考に通らないことには、どれだけあなたが優秀な人であったとしてもキャリアアップにつながる転職を成功させることはできません。
この記事では、「臨床検査技師として転職を成功させるために、どのような転職理由を記載すべきか?」を解説いたします。
ポジティブな印象を与える志望動機を作成するための具体的なポイントも紹介して行きますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
臨床検査技師の転職理由1:現在の職場環境に対する強い不満
実際に臨床検査技師の転職理由でもっとも多い理由はこれでしょう。
例えば、「一緒に仕事をする臨床検査技師の性格や、先輩の指導方法があわない」などの人間関係面での転職理由。
または、「今の職場の給与や賞与・福利厚生に不満がある」といった、待遇面での転職理由です。
あなたの「本音」がこうした転職理由である場合、ポジティブな印象を採用担当者に与えるためには、どのような内容の志望動機を作成すべきでしょうか。
ポイントは「採用担当者に不安を感じさせない」こと
ポイントは、採用担当者があなたの転職理由を見たときに、どのような不安を感じるだろうか?について深く考えることです。
採用担当者もサラリーマンですから、自分が選んだ人(つまりあなた)が入職後にすぐ退職してしまうような事態になった場合、採用担当者としての力量を疑われることにもなりかねません。
つまり、志望動機には、採用担当者が「この人ならうちの職場でも力を発揮してくれて、長期間にわたって働いてくれるだろう」と思ってもらえる内容にする必要があるのです。
「転職理由=人間関係への不満」である場合
人間関係に関する不満を転職理由とした場合、採用担当者は
「うちの施設でも同じような状況となったら、検査部門内の雰囲気や業務に悪い影響を与えるのではないだろうか」
という不安を感じます。
基本的には人間関係の不満を転職理由としてあげるのは避けた方が良いでしょう。
「転職理由=待遇面での不満」である場合
給与や福利厚生などへの不満が前職の退職理由である場合も注意が必要です。
どのような職場であっても、残業や休日出勤は生じる可能性がありますから、同様の状況が新しい職場で発生したときに、やめられてしまうのは困るからです。
給与アップを目指すのであれば、相応の実績があるかどうかがチェックされます。
いずれのケースでも、前の職場で改善に向けた努力を精一杯行ったことを説明することが必要です。
人間関係についてであれば、悩みについて上司に相談を仰いだり自分自身でも解決に向けて日々努力を続けて来たが、改善出来るような職場環境ではなかった事を説明する。
待遇面であれば、実績・スキルを客観的に説明しアピールすることで払拭され、ポジティブな方向へと評価が変わって来ます。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
臨床検査技師の転職理由2:スキルアップでの転職
臨床検査技師の転職で次に多いのが、スキルアップを目的とした転職理由です。
一見、勉強や研究熱心、向上心が溢れている理由と思われる人も多いと思いますが、誰もが使ってよい理由ではありません。
例えば、実務経験が10年の臨床検査技師と3年の臨床検査技師の場合ではどうでしょうか。
実務経験が10年ともなると、臨床検査業務の他に、様々な院内業務や役職などでの幅広い経験を積んでくる人も多いです。
その中で、更に自分自身への可能性へ挑戦したく、他の環境に身を置きたいというのは、十分な説得力があります。
一方、実経経験が3年未満の臨床検査技師では、ようやく自分の勤務環境に慣れ、臨床検査業務についてもやや余裕を持って取り組める状態というところでしょう。
ローテーション制を採用する検査部門では、全ての検査分野に一通り経験をまだ終えていない状態で、最低でも10年間は必要になると思います。
しかし、次のような環境では説得力が出てくる理由となります。
検体検査は検査センターの外注体制、生理機能検査部門にしか従事出来ないが、ローテーション制がなく一つの検査に長年従事する環境の施設は多いです。
自分自身は、幅広く検査に関わり多くの分野の経験を積んで行きたいが、どうしてもそれが可能になる環境ではないという理由であれば、自分の将来へのビジョンも見据えた向上心からの転職という評価に繋がります。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
臨床検査技師の転職理由3:家庭の事情での転職
この理由での転職は、女性の臨床検査技師の人に非常に多いと思います。
特に、結婚、出産、育児などのライフイベントの変化に伴い、やむを得ない転職理由とも言えるでしょう。
しかし、この理由では、転職の選択肢が限定されるケースもあることに注意が必要です。
例えば、当直、オンコール体制、日曜勤務、1人体制の検査部門では、全ての臨床検査技師に均等に勤務シフトや負担とする点から懸念材料となって来ます。
こうした勤務条件をこなせないと検査部門の運営に影響が出るからです。
一方で、短時間勤務正社員制度、院内託児所、10分単位での有休休暇制度を採用している施設も多数あります。
クリニックであれば、日勤のみ、平日1日休診と土曜午後から日曜・祝日休診の所が多数で、院長の理解もある施設が大部分です。
また、クリニックは少人数ですが結婚・育児中の職員も多く、お互いの状況をカバーして仕事をしていく事に長けています。
こうした施設を選択肢とすれば、ネガティブな事情も全く影響はしませんのでおすすめです。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
まとめ
臨床検査技師の転職にあたっては、転職理由の本音をポジティブな評価が得られるようにすることが大切です。
そのために作り話をするという事ではなく、1つの転職理由でも表現の仕方・言葉の選び方次第でマイナスにもプラスにも捉えられる面があることの理解が大切です。
やむ得ない理由に対して、施設独自の制度で勤務しやすい環境にしている施設も多く、そうした所を選択肢として活躍の場を見つけることも大切です。
2024年に転職活動を始めるが注意すべきたった1つのこと
2024年現在、コロナも明けてブラック企業とホワイト企業の労働環境の差はますます広がっています。
これから転職活動を始める人は、
ブラック企業の求人にまちがえて応募しないように注意して下さい。
↓まったく同じ職歴や年齢でも、
- ブラック企業で働く人たち
安い給料で誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。
新人は「利益を生み出さないお荷物」みたいな扱いで放置され、ひたすらに搾取の対象として酷使され、遅かれ早かれ退職を余儀なくされキャリア(職歴書や履歴書)にも傷がついてしまう…。 - ホワイト企業で働く人たち
最初から平均より高い給料が設定され、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境で、残業も少ないのでワークライフバランスを実現できる人たち。
↑この2種類の働き方をしている人がいるのが現実です。
職歴もスキルも年齢も同じなのに、なんでこんな差がついてしまうのか?ですが、
これはあなたがこれから働く会社が、
ちゃんともうかっている会社かどうか?
(ちゃんと利益を出せている会社か?)によって生まれる違いなんです。
利益の出ていない会社は常に人手不足で余裕がありません。
利益が出ていませんから当然お給料も安くなりますし、
みんなイライラと不満を持ちながら働くことになるので、
必然的に職場環境が劣悪になりがちなんです。
(これがブラック企業が生まれる仕組み)
どんなに優秀で、やる気のある人であったとしても、
入社する会社をまちがえるとブラックな働き方になってしまうということですね。
なので転職活動のやり方ってたいせつなんです。
- 「採用される可能性が高そうな求人なら、とりあえずどこでもいい」
- 「とりあえず希望職種や希望業界に入れるならどこでもいい…」
- 「入社時はお給料が安くても、がんばって結果を出せばアップしていくはず…」
↑みたいな感じではなく、
最初からしっかりとホワイト企業の求人だけにしぼりこんで応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
入社後になってからものすごく後悔することになってしまいますよ。
会社って、入社後にはお給料や残業時間の交渉とかしてくれませんからね。
こちらの希望を伝えられるのって、基本的に入社前だけです。
これ、実は私もやってしまったミスなんですが、
当時無職ニートだった私は、
「とりあえず採用してもらえるなら、どこでもいいや…」
↑みたいな感じで適当に転職活動していました。
(ハローワークやリクナビの「おすすめ求人」みたいなやつに、
内容も見ずにかたっぱしから応募してました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
これやってしまうと、本当に地獄を見ることになります。
一度入った会社は、そう簡単には辞められない(数ヶ月〜1年は拘束される)
一度入った会社って、そう簡単には辞められないんです。
いろいろ理由をつけて退職日って引き延ばされますし、
たとえ正式に退職願いを出しても、
少なくとも数ヶ月〜1年間は気まずい職場でがまんすることになってしまいます。
どうせ辞めることを決めているどうでもいい会社のために、
自分の人生の貴重な時間をささげるとか最悪ですよね…。
でも、もう嫌だから明日でいきなり仕事辞める!とかやってしまうと、
自分の履歴書が汚れることになるので、これも簡単にはできません。
私もまちがえてブラック企業の求人に応募してしまい、
最悪な労働環境の職場に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の職場に転職したんですが、
今から思うと、本当に人生で無駄な時間でした…。
(最初からホワイト企業にしぼって転職活動すればよかった)
ブラックな職場にまちがえて入ってしまうと、
本当に貴重な人生の時間をドブに捨てて、無意味な時間を過ごすことになります。
めちゃくちゃ後悔することになりますから、くれぐれも注意して下さいね。
「ホワイト求人に強い転職サイト」で求人を探すのがコツ
最初から年収高めで、しかも働きやすい職場で働きたい人は、
ホワイト求人に強い転職サイトを使って求人を探すようにして下さい。
ブラック企業の求人は最初から排除されているサイトなので、
リクナビやハロワより圧倒的に好条件な求人を見つけることができますよ。
↓例えば、以下のような優良ホワイト求人もたくさんあります。
転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さいね。
(ハロワとかで探すとブラックに入ってしまう可能性大です)
- 20代未経験で年収450万円〜の求人
- 最短1週間〜2週間で入社の急募求人
- 年収1000万円も狙える高年収求人
- 人事や経営企画など人気職種になれる未経験OK求人
- 誰もが名前を知っているプライム上場大手求人
- 新規立ち上げメンバー募集など入りやすい職場の求人
- 第二新卒・フリーター歓迎の正社員求人
- 将来の幹部候補として入社できる求人
- 在宅OK・残業なし等ワークライフバランス型の求人
- 営業マン経験者なら年収650万円〜の求人
>>現在募集中のホワイト求人を見てみる
(無料登録で実際の年収を見られます)
今すぐは転職活動できない人もやっておくべきこと
いろいろ事情があって、今すぐは転職活動を始められない…という人も、
転職サイトの無料アカウントは精神的に余裕のあるうちに作っておきましょう。
日々の疲労やストレスが限界になると、
転職サイトに登録するという作業すらやる気がなくなるものです。
疲れて仕事から帰ってきたら、
転職サイト見るのすらめんどくさい…ってなるのが自然ですからね。
転職サイトで無料アカウントを作り、
希望年収や志望職種などを入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえて便利です。
(優良求人が出てきた時に見落としがなくなります)
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存して情報としてストックしておきましょう。
普段から転職サイトから送られてくる求人情報をこまめにチェックするくせをつけておくと、
この業界の年収や福利厚生の相場が自然にわかってきます。
(「ここはちょっとやばいかも…」みたいにブラック求人を自然に見分けられるようになります)
あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら転職もあると気づけるのも重要ですね。
いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
転職サイトっていろんなところがありますが、
絶対にブラックな職場に入りたくない人は、
↓ホワイト求人に強い転職サイトで求人を探すようにしてください。
マイナビエージェント(おすすめの無料転職サイト)
20代がホワイト求人探すならここ!
マイナビエージェントはホワイト求人が非常に見つかりやすい転職サイトです。
20代未経験で年収400万円〜の求人や、
在宅勤務OKのリモートワーク求人、
将来の幹部候補として入社できる求人など好条件な求人が多数ありますよ。
↑こちらはホワイト企業の求人に強い転職サイトです。
無料で使えるサイトですので、情報リサーチに活用しましょう。
転職活動を「すべて自力でやろうとする」のは完全に無理ゲー
この記事を書いている2023年現在、
転職活動をすべて自力でやる…というのは、
完全に無理ゲーになっています(難易度が高すぎるという意味です)
もちろん、ルール的には自力でやってもいいんですよ。
ですが、現在はほとんどの人が転職エージェントを使って転職活動してますから、
自力で頑張ってもまず勝てない状態なのが現実なんですよね…。
受験や資格の勉強でみんなが予備校や資格スクールに通って
高確率で受かるテクニックみたいなものを知っているのに、
自分だけが手探りで独学でやってる…みたいな感じです。
これだと、書類選考すら通らない可能性が高いので注意して下さい。
今どきないとは思いますが、
自分で考えた手書きの履歴書や職歴書…とかは、
どんなに一生懸命書いても見づらくて、
採用担当者にうざがられるだけなんで注意して下さいね。
書類選考は転職エージェント経由で応募するのがごく普通になっています。
転職活動では、独学や自力でがんばろうとするタイプの人って絶対に損しちゃうんで注意して下さい。
大学入試や資格の勉強とかでもときどきみかけますが、
自分で成功法則を見つけよう!
…みたいに頑張っちゃうタイプの人ってだいたい落ちるんですよね。
(集中すべきなのはそこじゃない)
受験も転職も、一番大事なのは合格することです。
それ以外のことは、転職活動が終わってしまえば二度とかえりみることもありません。
そもそも、転職活動なんて人生でそう何度もやることではないんで、
成功法則やテクニックなんて見つけても、あとで使う場所がありませんしね…。
成功法則やテクニック!とかは転職のプロに任せて、
採用を勝ち取ることだけに集中しましょう。
次はこういう仕事やってみたい!って、
進路がなんとなく決まってる人はなおさらですね。
採用確率を確実にアップさせるためにも、
とりあえず転職エージェントの無料相談を受けることから始めましょう。
(リモートでもできますよ)
↓転職エージェントは以下のようなことを代わりにやってくれます。
なお、転職エージェントに報酬を払っているのは採用側だけですから、
私たち転職活動する側は完全無料で使うことができますよ。
- 書類選考対策(履歴書や職歴書などの添削)
- 面接のアポイント取りや日程調整の代行
- 希望する年収や勤務地に合わせた求人候補の提案
- 年収交渉の代行(面接への同席を含む)
↑特に最後の「年収交渉」は、やるかやらないか?で、
年収が100万円単位で変わってくることもあるので絶対利用した方が良いです。
むずかしい年収交渉を自力でできる人なんてほぼいません。
ただでさえ緊張する採用面接の場で、
給料これだけ下さい…!とか交渉するなんて現実的ではないですしね。
転職エージェントは完全無料なので、使わない理由はありません。
↓個人的におすすめの転職エージェント会社はこちらです。
私も転職活動がうまくいかず苦しんでいた時に相談し、
無事に現在の仕事に転職することができました。
とても親身に相談に乗ってくれますのでおすすめです。
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