- 転職エージェントに連絡をしてもちっとも返事をしてこない…。
- 自分たちの営業成績のためだけに働いている感じがする。
- 非公開求人があります!というけど、実際に提案されるのはどこかでみたような求人ばかり…。
- 応募書類添削や面接対策といっても形だけ。転職ノウハウ本を読んだほうが役に立つ。
- 年収交渉って本当にやってくれてる?求人ページの条件と同じなんだけど…。
↑転職エージェントを使って転職活動している人の中には、こんな不満を感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
こういうことがあると、「転職エージェントなんて、結局は役に立たないんでは?」と感じてしまいますよね。
実際に現役のエージェントとして働いている私としても、「この人はダメだな…」と感じる同業者に出会うこともときどきあるのが正直なところです。
なんでこんなことになるのか?というと、この業界で働いている人は、はっきりいって離職率がとても高いことが考えられます(5年以上働いていたら「ベテラン」と言われる世界です)
なので、必然的に「エージェントとしてペーペーの人たち」と「ベテランのエージェント」とでは非常に実力の差がついてしまうのです。
求職者(あなた)の側にとって重要なことは、「転職エージェントだからといって無条件に信用するのではなく、信頼できるかどうかをあらかじめ見極めて、信頼できる人だけに相談すること」です。
この記事では、「役に立たない転職エージェントの特徴」を4つを紹介しますので、相談する転職エージェントを見きわめる際の参考にしてみてください。
この記事の目次
役に立たない転職エージェントの特徴4つと見分ける方法

(役に立たない転職エージェントの特徴4つ)
↓同業者のことをあまり悪くいうのもちょっと気が引けるのですが、役に立たない転職エージェントには以下のような特徴があります。
役に立たないエージェントの特徴
- ゴール設定を共有できていない
- 面談内容がいい加減
- 連絡が遅い
- 企業側担当者との交渉ができない
転職活動の成功・失敗は、良い転職エージェントに出会えるかどうか?によって決まってしまうところも少なくありません。
転職エージェントの中には、役に立たないエージェントもいますから、そうした人に相談してしまわないように注意しましょう。
以下、それぞれの特徴について順番に解説していきます。
【次の項目へジャンプ】転職エージェントを120%使いこなす!現役エージェントが教える上手な活用方法
ゴール設定を共有できていない
ダメな転職エージェントは、求職者(あなた)とのゴール設定の共有ができていません。
例えば、あなたは「給料はそんなに上がらなくてもいいから、ワークライフバランスのとれる仕事に転職したい」と考えているのに、転職エージェントは「ちょっとでも年収の高い仕事を探しましょう!」とやってしまうケースは少なく無いのです。
転職エージェントは、あなたと二人三脚で転職活動を進めていく伴走者です。
ときにはあなたの方向性の間違いを正してくれることも必要ですが、最終的なゴール地点については共有できていないと、希望通りの転職を実現することなどできません。
私自身、長年エージェントとして活動している中で求職者様からでるクレームの99%はこのゴール地点の共有ができていないことが原因です。
②面談内容がいい加減→「魔法の質問」で見分けよう
役に立たないエージェントの特徴として、面談内容がいいかげんなことが挙げられます。
なんとなく雰囲気で面談をしている転職エージェントがものすごく多いです。
具体的には、求職者側の「給料が低い」「仕事が面白くない」などのざっくりとした悩みを悩みをうのみにしてしまうことが挙げられます。
せっかく時間をとってエージェントとの面談を行うなら、1秒たりとも無駄な時間は過ごしたくありませんよね。
そんなあなたのために、「有能なエージェントか判別できる魔法の言葉」をお教えしましょう。
面談が終了した時点でエージェントに「私の問題点はどこだとおもいますか」と逆質問してみてください。
ロジカルに分析してくれるエージェントであれば、あなたの問題点を細かく砕き、なにが問題点なのか、どうすれば転職が成功するのかをしっかりと話してくれます、
この質問に対してあいまいな回答や、誰にでも当てはまるような回答しかできない担当者は今後も同じような対応しか期待できません。
早いタイミングで担当者を変えることをおすすめします。
③連絡が遅い
役に立たないエージェントの典型的な特徴として、「とにかく連絡が遅いこと」が挙げられます。
転職エージェントというのは「情報の世界」で生きている人間です。
いつどこでどの企業からどういう内容の求人が出て、求職者のニーズに合致するかどうかを見極めた上で提案ができなくてはなりません。
企業側の採用状況は半日単位で変化しますから、必要なタイミングで必要な連絡が取れないことは致命的です。
もちろん、ある程度の幅(翌日に連絡がくる)は仕方ないですし、エージェントにも休みがあるので考慮は必要です。
しかし、なんの連絡もなしで2~3日連絡がない場合はすぐに担当者変更を申し出ましょう。
こまめな連絡ができないエージェントというのは、業務すべてにおいて質が悪いと認識してください。
担当変更を申し出るのは正直言いづらいですよね。
しかし、転職はあなたの今後の将来を決める重要な判断になりますから、役に立たないエージェントとの関係はすっぱりと絶たないといけません。
企業側担当者との交渉ができない
転職エージェントにとって最大の「ウデの見せどころ」になるのが、採用企業との年収交渉です。
正直にいって、これができるエージェントというのは少数派です。
役に立たないエージェントは「ご希望の年収を伝えては見たのですが…」と、のらりくらりと提案をはぐらかしてきます。
この点でのエージェントの見分け方は、あなたの条件や職歴で考えた場合の「年収相場」をきちんと把握しているかどうかです。
年収相場からかけ離れた金額を年収交渉しても、それはさすがにうまくいきません。
一方で、相場内であれば年収アップの交渉はエージェントの腕次第で成功する可能性があるのです。
ここでも面談でエージェントに「私の年収相場ってどのぐらいなんですか?」と質問してみてください。
明確に「〜万円が相場です」と答えてくれるならそのエージェントは有望です。
あいまいにはぐらかすようならダメエージェントと判断しましょう。
年収交渉を成功させるために重要なことは、企業との面接に行く前にしっかりと前方にこちらの希望給与を伝えてもらうことです。
採用企業側もあなたの希望年収が事前に分かっていれば、それをベースで面接を進めてくれますから、最終的に希望が通る可能性も高くなります。
こうした「面接直前の段取り」がきちんとしているかどうかも、良いエージェントと役に立たないエージェントを見分けるポイントです。
転職エージェントを120%使いこなす!現役エージェントが教える上手な活用方法
大前提ですが、転職活動においてエージェントは必ず使用するべきツールです。
しかし、上で見たように役に立たないエージェントもいますから、「エージェントの言っていることだから大丈夫だろう」とアドバイスをうのみにするのではなく、エージェントを「使いこなす」という視点を持つことです。
利用の仕方を工夫してさらに有効に活用することが転職成功への第一歩となります。
以下では、実際にエージェントとして働いている人間(私です)の目線から、上手にエージェントを使いこなす方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
エージェントには悩みを正直にありのままに話す
面談では必ず自分の心境をありのままに話してください。
エージェントにかっこつけても意味がないです。あくまでも目的はあなたの希望条件で転職を成功させることです。
エージェント側としても困ってしまうのが、求職者さんが自分をよくみせようとして、本当の悩みを打ち明けてくれないことです。
例えば給与が低くて転職希望しているのに、転職理由を上司とそりが合わないにするなどです。
エージェントは転職を成功させるために使うものですので、必ず本音の悩みを伝えるようにしましょう。
もっとも簡単で効果的な使いこなし方法は「2社以上のエージェントの複数同時利用」
応募後に自分の紹介優先度を上げてもらう方法
エージェントは常に何十人と求職者を抱えています。
なので、どうしても「この人は最優先で求人紹介」というように優先順位がついてしまいます。
この優先順位を上げてもらうためには、あなたの側もメール返信や電話返信などのレスポンスをスピーディに行うことが大切です。
というのも、エージェントというのはこの「レスポンスの良さ」で転職意思の強さ弱さを判断するケースが多いからです。
転職意思が弱い人をいくらプッシュしても転職は決まりませんから、まずはここをクリアしてくれないと、エージェントとしてもあなたの優先順位を上げたくても上げられないのです。
エージェントに紹介の優先度を上げてもらうなら、あなたの側も「転職への本気度が高いこと」を伝えないといけません。
メールが来たらその日のうちには返信する、電話を返してもつながらないならとりあえず留守電に返答を伝えておくなど、そんなに難しいことではありませんから、ぜひやってみてください。
エージェントは2社以上を同時進行で使う
最後に、これはもっとも効果的な方法なのですが、エージェント会社は1社だけに入れ込むのではなく、2社〜3社を同時進行で使うようにしてください。
エージェント側もビジネスですから、自分の会社経由で採用が決まらないと自分の成績にはなりません。
あなたが別のエージェント会社も同時に使っていることを知ったエージェントとしては、「こまめに求人紹介を出さないとよそにとられてしまう」という意識が働きます。
こうなると必然的に、あなたの紹介の優先度を上げることにつながるのです。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
のリサーチから始めてみるのがおすすめです。
具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
転職サイトは今すぐ転職する気がない人も気軽に使うことができますよ。
マイナビエージェント
高年収な優良求人が絶対見つかる!(無料転職サイト)
マイナビエージェントは個人的に最もおすすめな転職サイトです。
未経験から高年収を目指せる求人から、
実務経験者限定のクローズド求人まで、
好条件なホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
無料で使える鉄板の大手転職サイトなので、転職活動が初めてな人も安心です。
転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
あなたにマッチする求人が出てくるたびにメール自動通知してもらうえます。
気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

転職サイトは完全無料で使うことができます。
いつでも利用をやめられますし、
変な連絡が来ることもないのでリスクはゼロです。
今すぐは転職できない人も、転職サイトを活用して情報収集から始めましょう。
転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
\ 高年収な求人多数あり!/
転職サイトに無料登録すると、
↓こんな感じで最新の求人情報にいつでもアクセスできるようになります。

↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。