- 転職エージェントに連絡をしてもちっとも返事をしてこない…。
- 自分たちの営業成績のためだけに働いている感じがする。
- 非公開求人があります!というけど、実際に提案されるのはどこかでみたような求人ばかり…。
- 応募書類添削や面接対策といっても形だけ。転職ノウハウ本を読んだほうが役に立つ。
- 年収交渉って本当にやってくれてる?求人ページの条件と同じなんだけど…。
↑転職エージェントを使って転職活動している人の中には、こんな不満を感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
こういうことがあると、「転職エージェントなんて、結局は役に立たないんでは?」と感じてしまいますよね。
実際に現役のエージェントとして働いている私としても、「この人はダメだな…」と感じる同業者に出会うこともときどきあるのが正直なところです。
なんでこんなことになるのか?というと、この業界で働いている人は、はっきりいって離職率がとても高いことが考えられます(5年以上働いていたら「ベテラン」と言われる世界です)
なので、必然的に「エージェントとしてペーペーの人たち」と「ベテランのエージェント」とでは非常に実力の差がついてしまうのです。
求職者(あなた)の側にとって重要なことは、「転職エージェントだからといって無条件に信用するのではなく、信頼できるかどうかをあらかじめ見極めて、信頼できる人だけに相談すること」です。
この記事では、「役に立たない転職エージェントの特徴」を4つを紹介しますので、相談する転職エージェントを見きわめる際の参考にしてみてください。
おすすめの転職サイト
- パソナキャリア
取り扱い求人16000社(!)の大手転職会社です。
ここを使えば「応募できる求人が1件もない」という状況になることはまずないです。
転職活動は初めて…という人はここを使うのがおすすめ。 マイナビエージェント
20代向けの求人が豊富な転職支援会社です。
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これから社会人としてキャリアスタート!という方はここを使いましょう。- MSジャパン
経理や人事など「営業以外の仕事」の求人が専門の転職会社です。
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役に立たない転職エージェントの特徴4つと見分ける方法

(役に立たない転職エージェントの特徴4つ)
↓同業者のことをあまり悪くいうのもちょっと気が引けるのですが、役に立たない転職エージェントには以下のような特徴があります。
役に立たないエージェントの特徴
- ゴール設定を共有できていない
- 面談内容がいい加減
- 連絡が遅い
- 企業側担当者との交渉ができない
転職活動の成功・失敗は、良い転職エージェントに出会えるかどうか?によって決まってしまうところも少なくありません。
転職エージェントの中には、役に立たないエージェントもいますから、そうした人に相談してしまわないように注意しましょう。
以下、それぞれの特徴について順番に解説していきます。
【次の項目へジャンプ】転職エージェントを120%使いこなす!現役エージェントが教える上手な活用方法
ゴール設定を共有できていない
ダメな転職エージェントは、求職者(あなた)とのゴール設定の共有ができていません。
例えば、あなたは「給料はそんなに上がらなくてもいいから、ワークライフバランスのとれる仕事に転職したい」と考えているのに、転職エージェントは「ちょっとでも年収の高い仕事を探しましょう!」とやってしまうケースは少なく無いのです。
転職エージェントは、あなたと二人三脚で転職活動を進めていく伴走者です。
ときにはあなたの方向性の間違いを正してくれることも必要ですが、最終的なゴール地点については共有できていないと、希望通りの転職を実現することなどできません。
私自身、長年エージェントとして活動している中で求職者様からでるクレームの99%はこのゴール地点の共有ができていないことが原因です。
②面談内容がいい加減→「魔法の質問」で見分けよう
役に立たないエージェントの特徴として、面談内容がいいかげんなことが挙げられます。
なんとなく雰囲気で面談をしている転職エージェントがものすごく多いです。
具体的には、求職者側の「給料が低い」「仕事が面白くない」などのざっくりとした悩みを悩みをうのみにしてしまうことが挙げられます。
せっかく時間をとってエージェントとの面談を行うなら、1秒たりとも無駄な時間は過ごしたくありませんよね。
そんなあなたのために、「有能なエージェントか判別できる魔法の言葉」をお教えしましょう。
面談が終了した時点でエージェントに「私の問題点はどこだとおもいますか」と逆質問してみてください。
ロジカルに分析してくれるエージェントであれば、あなたの問題点を細かく砕き、なにが問題点なのか、どうすれば転職が成功するのかをしっかりと話してくれます、
この質問に対してあいまいな回答や、誰にでも当てはまるような回答しかできない担当者は今後も同じような対応しか期待できません。
早いタイミングで担当者を変えることをおすすめします。
③連絡が遅い
役に立たないエージェントの典型的な特徴として、「とにかく連絡が遅いこと」が挙げられます。
転職エージェントというのは「情報の世界」で生きている人間です。
いつどこでどの企業からどういう内容の求人が出て、求職者のニーズに合致するかどうかを見極めた上で提案ができなくてはなりません。
企業側の採用状況は半日単位で変化しますから、必要なタイミングで必要な連絡が取れないことは致命的です。
もちろん、ある程度の幅(翌日に連絡がくる)は仕方ないですし、エージェントにも休みがあるので考慮は必要です。
しかし、なんの連絡もなしで2~3日連絡がない場合はすぐに担当者変更を申し出ましょう。
こまめな連絡ができないエージェントというのは、業務すべてにおいて質が悪いと認識してください。
担当変更を申し出るのは正直言いづらいですよね。
しかし、転職はあなたの今後の将来を決める重要な判断になりますから、役に立たないエージェントとの関係はすっぱりと絶たないといけません。
企業側担当者との交渉ができない
転職エージェントにとって最大の「ウデの見せどころ」になるのが、採用企業との年収交渉です。
正直にいって、これができるエージェントというのは少数派です。
役に立たないエージェントは「ご希望の年収を伝えては見たのですが…」と、のらりくらりと提案をはぐらかしてきます。
この点でのエージェントの見分け方は、あなたの条件や職歴で考えた場合の「年収相場」をきちんと把握しているかどうかです。
年収相場からかけ離れた金額を年収交渉しても、それはさすがにうまくいきません。
一方で、相場内であれば年収アップの交渉はエージェントの腕次第で成功する可能性があるのです。
ここでも面談でエージェントに「私の年収相場ってどのぐらいなんですか?」と質問してみてください。
明確に「〜万円が相場です」と答えてくれるならそのエージェントは有望です。
あいまいにはぐらかすようならダメエージェントと判断しましょう。
年収交渉を成功させるために重要なことは、企業との面接に行く前にしっかりと前方にこちらの希望給与を伝えてもらうことです。
採用企業側もあなたの希望年収が事前に分かっていれば、それをベースで面接を進めてくれますから、最終的に希望が通る可能性も高くなります。
こうした「面接直前の段取り」がきちんとしているかどうかも、良いエージェントと役に立たないエージェントを見分けるポイントです。
転職エージェントを120%使いこなす!現役エージェントが教える上手な活用方法
大前提ですが、転職活動においてエージェントは必ず使用するべきツールです。
しかし、上で見たように役に立たないエージェントもいますから、「エージェントの言っていることだから大丈夫だろう」とアドバイスをうのみにするのではなく、エージェントを「使いこなす」という視点を持つことです。
利用の仕方を工夫してさらに有効に活用することが転職成功への第一歩となります。
以下では、実際にエージェントとして働いている人間(私です)の目線から、上手にエージェントを使いこなす方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
エージェントには悩みを正直にありのままに話す
面談では必ず自分の心境をありのままに話してください。
エージェントにかっこつけても意味がないです。あくまでも目的はあなたの希望条件で転職を成功させることです。
エージェント側としても困ってしまうのが、求職者さんが自分をよくみせようとして、本当の悩みを打ち明けてくれないことです。
例えば給与が低くて転職希望しているのに、転職理由を上司とそりが合わないにするなどです。
エージェントは転職を成功させるために使うものですので、必ず本音の悩みを伝えるようにしましょう。
もっとも簡単で効果的な使いこなし方法は「2社以上のエージェントの複数同時利用」
応募後に自分の紹介優先度を上げてもらう方法
エージェントは常に何十人と求職者を抱えています。
なので、どうしても「この人は最優先で求人紹介」というように優先順位がついてしまいます。
この優先順位を上げてもらうためには、あなたの側もメール返信や電話返信などのレスポンスをスピーディに行うことが大切です。
というのも、エージェントというのはこの「レスポンスの良さ」で転職意思の強さ弱さを判断するケースが多いからです。
転職意思が弱い人をいくらプッシュしても転職は決まりませんから、まずはここをクリアしてくれないと、エージェントとしてもあなたの優先順位を上げたくても上げられないのです。
エージェントに紹介の優先度を上げてもらうなら、あなたの側も「転職への本気度が高いこと」を伝えないといけません。
メールが来たらその日のうちには返信する、電話を返してもつながらないならとりあえず留守電に返答を伝えておくなど、そんなに難しいことではありませんから、ぜひやってみてください。
エージェントは2社以上を同時進行で使う
最後に、これはもっとも効果的な方法なのですが、エージェント会社は1社だけに入れ込むのではなく、2社〜3社を同時進行で使うようにしてください。
エージェント側もビジネスですから、自分の会社経由で採用が決まらないと自分の成績にはなりません。
あなたが別のエージェント会社も同時に使っていることを知ったエージェントとしては、「こまめに求人紹介を出さないとよそにとられてしまう」という意識が働きます。
こうなると必然的に、あなたの紹介の優先度を上げることにつながるのです。
「大手エージェントと特化エージェントの平行利用」がおすすめ
特に効果的なのが、「大手エージェントと特化エージェントの平行利用」です。
転職エージェントには大きく分けて「大手エージェント」と「特化エージェント」の2種類があります。
↓前者の大手エージェントとしては、以下の3社を使えばまず求人のとりこぼしがありません。
代表的な大手エージェント3社
こちらの特徴は「圧倒的に多くの求人数があること」です。
まずは大手エージェントに相談して、「とにかく可能性がある求人を全部見させてください」というスタンスで相談してみてください。
これであなたが採用される可能性がある求人のレベルや傾向を知ることができます。
次に、特化エージェントに相談しましょう。
特化エージェントとは、コンサル業界特化型とか、会計職特化型・IT業界特化型とかいったように、「特定の業界や職種に特化して求人を紹介してくれるエージェント会社」です。
特化型エージェント
- アクシスコンサルティング
コンサル業界特化型の転職エージェント - MSジャパン
経理財務などの管理部門特化型の転職エージェント - レバテックキャリア
ITエンジニアの求人特化型の転職エージェント - ハタラクティブ
第二新卒・既卒者専門の転職エージェント
大手エージェントで相談した段階で、おおよその志望業界・職種の傾向は見えてきますので、これらをさらに深掘りしていくイメージですね。
特化エージェントは、特定の業界については大手エージェントよりもさらに条件のよい非公開求人を多数持っています。
大手エージェントで可能性のある求人をとりこぼしなく把握して、おおよその方向性が決まったら、より条件のよい特化型エージェントに非公開求人を出してもらうというわけですね。
もちろん、大手エージェントでも条件が良い求人を持ってきてくれることがありますから、その場合は大手エージェントを使ってさしつかえありません。
重要なことは、1つのエージェント会社に依存することなく、いろんなところに相談して、あなたにとってもっとも良い条件の求人を持ってきてくれるところをメインで使うことです。
終わりに
「今すぐは転職するかどうかわからない」という人も、
転職サイトへの登録は今やっておきましょう(無料でできます)
転職活動は、あなたの人生に大きな影響を与える重要な決断ですから、
「今の職場で追い込まれてしまい、どうしようもなくなって転職」ではなく、
「精神的に余裕があるときに、長期的な視点で転職活動を始める」というのが理想です。

仕事のストレスが限界に達してしまうと、
新しい行動を起こすのがとても苦しくなります。
辛い気持ちをそのままずるずると放置してしまうと、深刻な事態になる可能性が高いです。
あなたの職歴や希望年収にマッチした最新の求人がメールで送られてきます。
気になった求人情報をブックマークしておくだけでも、
「今の職場がどうしても嫌になったら転職すればいい」という選択肢を持つことができます。
転職サイトは無料で使うことができますので、まずは、
「自分はどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
の情報リサーチから初めて見るのが良いですよ。
↓おすすめの転職サイトはこちらです。

- パソナキャリア
取り扱い求人16000社(!)の大手転職会社です。
ここを使えば「応募できる求人が1件もない」という状況になることはまずないです。
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