
(転職エージェントに相手にされない人の特徴とは?)
- 転職サイトに登録したのに何の連絡も来ない…。
- 面談後に「紹介できる求人が今のところない」と断られた。
- ひょっとして転職エージェントに相手にされてない?
- 転職エージェントに相手にされない人と、求人紹介してもらえる人の違いってあるの?
↑こういったお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。
せっかく転職活動を進める気になっているのに、エージェントに相手にされないなんて腹が立ちますよね。
しかし、転職エージェントは数十人単位で求職者を担当していますから、すべての求職者に平等に対応することは難しいのが実情です。
私自身もエージェントとして働いているのですが、
「この人にはちょっと求人紹介をしづらいな…」という人がいるのもの事実です。
以下では、転職エージェントに相手にされない傾向がある人の特徴についてお教えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
転職成功のために重要なことは、転職エージェントの嫌がることをあらかじめ知っておき、彼らをうまく使いこなすことです。
転職エージェントに相手にされない人の特徴
↓転職エージェントから見て、求人紹介の優先順位が低くなってしまう人には、以下のような特徴があります。
求人紹介の優先順位が下がる人
- 転職したい時期が3ヶ月以上先
- 離職中(失業中)の人
- メールや電話の返信が遅い人
- 最低限のビジネスマナーができていない人
以下、順番に見ていきましょう。
転職したい時期が3ヶ月以上先
転職エージェントは、基本的に3か月単位で仕事をしています。
つまり、転職エージェントと初めて面談をした日から数えて、3ヶ月以内に内定をもらうことを目標にして動いているということですね。
「だいたいいつごろまでに転職したいと考えていますか?」とエージェントから聞かれたときに、
「半年~1年先」と答えてしまうと、急ぎではないと判断され優先順位を下げられてしまう可能性があります。
エージェント会社によっては、3か月で転職支援が打ち切りとなるところも多いです。
エージェントを使うなら、短期集中で転職活動を進めていることをアピールしておくのが無難です。
離職中(失業中)の人
離職中の人(失業中の人)は、在職中の人と比較すると、どうしても転職成功率が低くなります。
また、離職中の人の場合は結果的に年収条件を引き下げて内定受諾となるケースが多いですから、エージェントとしても売上が低くなってしまうという事情もあります。
(エージェントの売上は、「求職者の年収×紹介料率」で決まります。なお、エージェントに紹介料を払うのは採用活動を行う企業だけですので、求職者は無料で使えます)
場合によっては、離職中の人の紹介を受け付けていないエージェント会社もあります。
こういうところを選んでしまうと、いわば「門前払い」で相手にされないことがありますから、注意してください。
こういったエージェント会社とは逆に、離職中の人やフリーターの方を専門に求人紹介してくれるエージェントもありますので、こういうところに相談してみるのも1つの手です。
離職中・フリーターから正社員になるためには、エージェントのプッシュが必須なことが多いですから、活用しましょう。
メールや電話の返信が遅い人
レスポンスが遅い人、返さない人はエージェントから見た場合の優先順位はどうしても下がります。
レスポンスの良さ=転職への意欲ととらえるエージェントが多いためです。
どんな連絡にせよ必ずその日のうちにアクションを返すようにしましょう。
電話がかかってきたときには、メールでは話しにくい内容を伝えたがっている可能性が高いですから、必ず電話で返すようにしてください。
最低限のビジネスマナーができていない人
転職エージェントでは面談やヒアリングを通して、求職者のビジネスマナーがしっかりしているかどうかを見ています。
最低限のビジネスマナーができていない人は必然的に応募先企業からも悪い評価を受けがちですから、エージェントとしても優先順位を下げる可能性があります。
私が対応した方の例を挙げると、面談中貧乏ゆすりが激しい方がいました。
ご本人は無意識だったと思うのですが、「相手の第一印象を理解できない方」という印象を持ってしまい、企業側に提案してもいいのかためらってしまったことがありました。
また、面談時の服装も非常に重要です。
面談は「私服でもOK」と言われることが多いと思いますが、だぼだぼの服だったり、よれた服装は相手の印象がよくないの注意してください。
エージェントに「この人ならいける」と思ってもらえないと、求人紹介のステップに進むことができません。
転職エージェントとの面談は、採用企業の面接に進むための最初の一歩と考えておく必要があります。
転職エージェント優良求人を紹介してもらうための対処法
最近では、「転職エージェントに優先的に求人紹介をしてもらえるか」が転職成功のカギといっても過言ではありません。
エージェントと良好な信頼関係を築くことが転職成功の近道になるでしょう。
↓具体的には、以下のような対処法を参考に、エージェントとコミュニケーションをとってみてください。
転職エージェントにやる気を出させるポイント
エージェントにやる気を出してもらう(条件の良い求人を積極的に紹介してもらう)ためには、エージェントに「あなたを企業側に紹介したい」と思ってもらわないといけません。
↓私の場合、以下の3つに該当する求職者さんは紹介の優先順位を上げるようにしています。
優先順位が上がりやすい人の特徴
- 特筆すべき職歴があること
- 転職希望度が高いこと
- 自社のサービスを優先的に利用してくれること
「1.特筆すべき職歴があること」については転職活動をしているタイミングではどうしようもない部分がありますので、ここでは省きましょう。
一方で、「2.転職希望度が高いこと」と「3.自社のサービスを優先的に利用してくれること」の2つについては、あなたの気持ち次第で決めることができることですね。
2.転職希望度については「遅くとも3ヶ月以内には転職したい」と伝えておきましょう。
3.サービス利用については「別のエージェント会社は一応登録だけしていますが、御社をメインで使っています」と伝えておくと良いです。
転職エージェントも大きく分類すれば営業マンですから、今月の営業ノルマを達成することをいつでも考えているものです。
短期間で転職を成功させることができれば、エージェントとしては自分の成績になります。営業マンとは良くも悪くもそういうものです。
「2.転職希望度が高いこと」と「3.相談する転職エージェント会社のサービスを優先的に利用すること」
この2点を積極的にアピールするだけで、あなたの担当エージェントの目の色が変わります。ぜひ実践してみてください。
転職活動を始めるタイミングはいつがベスト?
転職活動を始めるタイミングは、できれば在職中がベストです。
この点については、「今の仕事を辞めてから転職活動を始めたほうが、時間もあるし精神的に余裕をもって転職活動が行える。失業保険もあるし」という人もいるでしょう。
しかし、これは正しくありません。
職がない状態で新しい仕事を探すというのは大変な精神的なストレスを伴うものです。
失業手当ての支給は自己都合退職の場合は3ヶ月間の待機期間がありますし、
支給が始まってもたったの90日で終わってしまいます(働いた期間が10年未満の人の場合)
(※なお、2020年度中に、失業保険の待機期間については現状の3ヶ月から2ヶ月への短縮が行われる予定です)
在職中に転職活動を始めるメリット
転職活動を始めるなら、「離職してからではなく在職中」が鉄則です。
お給料をもらいながら転職活動できるというのもメリットですが、
それよりも最大のメリットは転職の目的がぶれにくいことです。
私も離職中の方の転職支援を担当したことがありますが、活動が半年を超えると生活が苦しくなり、
ほとんどのケースで「なんでもいいからとにかく就職すること」が目的となってしまいます。
もともと営業が嫌で転職するという目的があったはずなのに、就職先が見つからなかったために結局また営業職で就職した方もいます。
これでは何をやっているかわかりません。
こうした事態を避けるためにも、転職活動は在職中に余裕を持って始めるようにしましょう。
できれば、次の転職先から内定が出てから、現在の勤務先に退職の意思を伝えるようにするのがベストです。
終わりに
「今すぐは転職するかどうかわからない」という人も、転職サイトへの無料登録は早めにやっておく方が良いです。
仕事のストレスが限界に達してしまうと「新しい行動を起こす」ということができない心理状態になっていくからです。
そのまま放置すると深刻な事態になってしまいますよ。
(私は冗談抜きでこれで命を落としかけました)
転職サイトに登録して、気になった求人情報をブックマークしておくだけでも「いざとなったら転職すればいい」という選択肢を持つことができます。
転職サイトへの登録は無料で5分もあればできる作業です。
登録したメールアドレスにあなたの条件に合う新規求人やおすすめ求人が届きますので、今すぐは転職する気がない人も登録しておきましょう。
↓優良求人が多数あるおすすめの転職サイトはこちら。
おすすめの転職サイト
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経理や人事など「営業以外の仕事」の求人を専門で扱っている転職サイトです。営業は絶対嫌だ!という人はここ。 マイナビエージェント
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