
(転職後半年で辞めた人は転職活動で「無責任な人」という評価をされないようにすることが大切です)
- 転職して半年で仕事を辞めてしまった…。
- 入社前は良さそうな会社だったのに、実際に入社してみたらブラック企業だった。
- 仕事そのものは悪くなかったけど、人間関係が最悪だったので辞めた。
転職後半年で退職せざるを得ない状況に追い込まれてしまった…という方は少なくないでしょう。
↓転職後短い期間での退職については、次のように言われることが多いですから、あなたもつらい気持ちになったこともあるかもしれません。
- 「仕事は3年間は続けないといけない」
- 「根気のない人間だと思われたら終わり」
- 「ジョブホッパー認定されたらもう転職できない」
しかし、結論から言うと心配はありません。
転職後半年で辞めてしまった人であっても、そこからさらに転職先を見つけることは普通に可能です。
転職前は何をやってもダメで、人生に絶望していた…という人であっても、
適切な転職先を選ぶことができたことによって業界で注目されるような人材になっていった人はたくさんいるのです。
むしろ、やりたくもない仕事をがまんして続けてもあなたの将来のためにはならないと断言できます。
人は得意な分野、大好きな分野でこそ力を発揮することができるからです。
今後10年間で、AIが人間の単純作業的な仕事をどんどん代わりにやるようになるのは間違いありません。
自分が得意なことに特化してスキルをみがいていくことが重要になっていくのです。
ただし、転職後半年で前職を退職している人は、転職活動のやり方については注意しなくてはなりません。
退職理由や志望動機の伝え方を間違えてしまうと、
- つらいことがあったらすぐ辞めてしまう根気のない人。
- 人生についてちゃんと考えていないいい加減な人。
- 自分のことばかり考えている無責任な人…。
↑こういうマイナスの評価を受けてしまうからです。
(当然ながら転職活動ではあなたのライバルに負けてしまうことになるでしょう)
比較的短期間で前職を辞めている人が転職活動を成功させるためには、絶対に外してはいけない重要なポイントがあるのです。
具体的には、応募書類や面接で退職理由や志望動機をどう伝えるか?が重要なポイントとなります。
以下では、転職半年以内に辞めた(または辞めたいと考えている)人のための転職活動のポイントについて具体的に解説いたします。
転職半年で辞めた場合の退職理由・志望動機

(転職後半年で辞めた人は、退職理由と志望動機の伝え方に工夫が必要です)
転職活動を成功させるために最も重要なことは、退職理由と志望動機を採用担当者にプラスの評価をしてもらうことです。
↓というのも、退職理由・志望動機とは以下のようなことを伝える情報だからです。
退職理由・志望動機とは?
- 退職理由:なぜ前職を辞めたのか・どのような形で退職という選択をしたのか?
- 志望動機:今後のあなたがどのような気持ちで働いていこうと考えているのか?
これらの情報を通して、あなたが採用担当者に伝えるべきことは、たった1つだけです。
それは、採用担当者に「無責任な人」という印象を与えないことです。
↓具体的には、以下の2点に注意しておくことが大切です。
- ①短期間での退職については反省する気持ちがあり、結果的にポジティブな形で退職できたことをアピールする
- ②志望先企業ならあなたの求める仕事が経験できることをアピールする
以下では、これらのポイントを押さえた退職理由・志望動機について、具体的な例文で解説します。
退職理由や志望動機は、応募書類に記載するとともに、面接でも質問されることがありますから、しっかりと事前準備をしておくようにしましょう。
ポジティブな形で退職できたことをアピールする
退職理由の伝え方としては、以下のような形を参考にしてください。
↓※質問「なぜ前職を退職されることになったのですか?」への回答例
退職理由の記載例
前職での仕事を経験するうちに、〜(今回の募集職種)に関するより専門的な知識を深め、実務を経験したいと考えるようになりました。
半年という短期間で退職を選択し、会社に迷惑をかけてしまうことには私自身深く悩みました。
当時の上司にも相談し、慰留も受けましたが、最後には自分のやりたい仕事で頑張るよう、背中を押していただきました。
ここで重要なことは、前職への不満は書かないことです(あなたが前職でどれだけ辛い目にあわされていたとしても、です)
職場を退職することは、あなた自身に責任がない状況であったとしても、まわりの人に一定程度の迷惑がかかります。
あなたがそのことをしっかりと認識しており、反省して繰り返さない人であることをアピールすることが大切です。
そして、多少こじつけがあってもOKですので、
応募した企業の募集職種への強い関心があったということをアピールしてください。
例えば、「事務→営業職」への転職を考えている人であれば、
「お客様のニーズをくみ取り、そのニーズに対しての解決策を提案する営業の仕事に強い関心を抱くようになった」
といった具合です。
経理への転職を考える人なら、
「企業活動を数字で記録し、その結果として得られるデータを経営に生かすという経理という職種に強い関心を抱くようになりました」
といった具合ですね。
転職先の業界への関心をアピールするのであれば、
「日本の中心産業である機械産業において、土台としての役割を担っている鉄鋼業という業界に強い関心を持つようになりました」
というように、応募先企業が所属する業界の、といういう点に魅力を感じたのか?を伝えるようにしてみてください。
ただし、業界の知識ということになると、実際にその業界で働いている採用担当者にはまずかないませんから、よく業界研究をした上で謙虚にアピールの仕方を考える必要があります。
志望先企業ならあなたの求める仕事が経験できることをアピールする
志望動機の記載例
御社の求人を拝見し、〜(あなたの希望する職種)として活躍できる道が開かれていることを知り、まさに私が目指している仕事だと実感いたしました。
目標に向け着実に知識と実務経験を身につけながら、御社での仕事に貢献したいと考えております。
企業側は、あなたの長期的なキャリアプランから見て、自社での仕事がどのようにつながっているのか?を見ています。
あなたが場当たり的に転職をしているのではないことを確かめたいからです。
ただし、「自分の長期的なキャリアプランと合致したので御社を志望しました」というアピールだけでは、利己的な印象になってしまいますから注意が必要です。
長期的なキャリアプランと志望先企業での仕事が合致し、しかも「志望先企業と顧客に貢献したい」という気持ちをしっかり持っていることもアピールしましょう。
次の転職では絶対に失敗しないために!

(転職半年で辞めた人のために、具体的な転職活動の進め方・ステップを解説します)
この記事を読んでいるあなたはきっとまじめな方でしょう。
「転職半年で辞めたら次の転職が難しくなることはわかっているけど、どうしても今の職場にはい続けることができない…」
と考えて退職を決意されたのだと思います。
次の転職活動では、絶対に失敗しないためにも、上でお伝えした退職理由や志望動機の伝え方を押さえておいてください。
終わりに
「今すぐは転職するかどうかわからない」という人も、転職サイトへの無料登録は早めにやっておく方が良いです。
仕事のストレスが限界に達してしまうと「新しい行動を起こす」ということができない心理状態になっていくからです。
そのまま放置すると深刻な事態になってしまいますよ。
(私は冗談抜きでこれで命を落としかけました)
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