- 大学職員は穴場のホワイト職種って本当?
- 人気職種だから求人倍率が高くて激戦?
- 中堅以上の私大から採用合格もらうには?
大学職員は事務系職種の中では比較的給料が高いです。
また、日本では大学がつぶれることはほぼありません。
(どうしても経営がなりたたない場合も、
よその大学に吸収合併されることが多い)
なので、大学職員は雇用も安定しているホワイト職種といえるでしょう。
私は現在、都内の私大職員として働いています。
その前は大手の税理士法人で働いていたのですが、
転職してワークライフバランスはかなり良くなりましたよ。
私の転職の体験談をくわしく書きますので、参考にしてみてください。
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この記事の目次
人気の大学職員が「穴場」といえる理由
大学職員はとても人気職種です。
募集人員が非常に少なく高倍率であり、なかなか簡単には採用されません。
↓とはいえ、大学職員は次のような理由で穴場だと考えます。
1. 全国に600校超あってチャンスが多い
少子化時代にも関わらず、
設置認可された4年制の私立大学法人が全国に多くあります。
(数としては600校を超えています)
エントリーが多くできる環境ですので、穴場といえるでしょう。
私が勤務する大学では、専任教職員250名(教員200名、職員150名。なお学生数は5500名ほどの中規模学校法人です)の規模ですが、
新卒採用なら通常どおり4月採用です。
中途採用は基本的に都度採用ではあるものの、
実際には6月~12月に多く募集が生じます。
理由は、退職者が生じることから中途採用でその穴を埋めるケースが多くあるからです。
そうなってしまうわけは、
ボーナスの時期を跨いで転職する方が多いことがあります。
中途の場合には夏前あたりから募集があるかチェックすることをお勧めします。
2. 優秀な応募者は意外に少ない(ライバルが弱い)
大学職員が「穴場」といえるもう1つの理由がこちら。
大学職員って応募者数そのものはかなり多いので、
ハードルが高く感じるかと思います。
ただ、実際に応募してくる人たちの実態を見ると
「意外にライバルは弱い」という感想を持たれる人が多いでしょう。
例えば、高卒と大卒では最初からかなり大きな差がつくのが現実です。
大学職員の応募者の中には高卒者や大学中退者もかなり多いので、
大卒者というだけでもかなり数がしぼられます。
また、大卒者の中でも「この人大丈夫かな?」みたいな人ってものすごく多いです。
大学職員は安定で給料高い!
↑ネットの口コミでこういうの見ただけでなんとなく応募してくる人が多いんですね。
そんな中で「大学という教育機関で働くこと」の意義をしっかりと考え、
それを志望動機というかたちでアピールできれば頭ひとつ抜け出すことは可能です。
ちなみに、大学職員の求人って
↓次のような応募条件を記載していることが多いです。
- 教務事務がわかる人
- 補助金業務に精通している人
- 科研費対応が可能な方
↑未経験で大学職員の仕事に挑戦したい人にとって、
「こりゃ無理だ…」っていう感じですよね。
ただ、これって基本的に大学職員の実務経験者採用の要件です。
未経験者の場合には、書類や面接での人物評価でほぼ決まるといって良いと考えてください。
「大学職員=採用倍率の高い激戦職種」でも採用されるコツ
私自身の体験や周りの体験談を聞いていますと、
次のような要件をが備わっていると採用されやすいように思います。
1. 何らかの資格取得者
その他に、例えば語学系(TOEICや英検。英語に限りませんが)や、
教員免許取得者というのが非常に多い印象ですね。
グローバルな業務への対応や、教育原理をある程度かじった人材を採用することで、スムーズな業務を意識しているのでしょう。
2. 教育について熱い気持ちを持っている人
教育機関の職員として、大学行政に携わりたいという熱意は重要です。
先にも見た通り、大学職員は人気の職種とは言え、
応募者の多くは「なんとなく良さそう」ぐらいの気持ちです。
そんな中で、大学という教育現場で働きたい!という熱い気持ちを持っている人は、
それだけでも頭ひとつ抜け出せるのです。
ポイントは応募先の大学の「建学の精神」と「中長期の事業計画」を理解すること。
少子化による人口減少等、
社会情勢を踏まえて自分なりの言葉で課題を語ることができるよう訓練すれば理事者からは有望な人材と映るはずです。
こうした内容も志望理由書や履歴書に、しっかり記載するようにしましょう。
大学職員の採用は、書類・書面上での選考が中心的といえますから、こうした選考過程を理解しておくことをお勧めします。
大学職員は穴場なホワイト職種。私が転職した理由がこれ
私は次の3つの理由で大手税理士法人を辞め、大学職員に転職しました。
- 激務からの解放されたいと思ったこと
- 大学職員としての仕事内容を理解していたこと
- 採用の可能性があることを理解していたこと
1. 激務からの解放されたいと思ったこと
私は限りある人生の大切な時間を、激務が横行する会計事務所のようなところに使いたくないと思うようになって、大学職員への転職を果たしました。
転職前は、実労1日8時間、残業もほぼ毎日平均して4時間程度行っていましたから、およそ1日12時間労働をしていました。
毎週土曜日も研修会が開催されていましたから、それを含めると、月に270時間を超えるような状況でした。
もちろん、それなりに税務や会計業務の知識は身に付き、当時は良い経験と考えていましたが、こうした激務は長続きしません。
大学職員になってからは実労1日7時間ですし、残業もほぼありません。
土曜日は隔週で勤務していますが、それは夏休みや春休みに振替えられるため、例えば8月などは丸1か月お休みできるのです。
2. 大学職員としての仕事内容を理解していたこと
大学で働くということは、自分もかつて学生の立場で経験していることですが、若い人が集まり、知識の泉としての発想が豊かですよね。
私はそのような大学組織に魅力を感じ、転職するなら大学職員だなと思っていました。
また、自分自身が大学院を修了しているというのも大きな決め手でした。
普通に学部卒のみで終わらず、大学院まで修了したことで、大学に通常より長く在籍したこと、またティーチングアシスタントなどの仕事を経験したことも大きかったように感じます。
3. 採用の可能性があることを理解していたこと
ティーチングアシスタントに就くと、大学教職員との関係が密になり、大学という職場の雰囲気を当時から味わっていたことが大きかったように思います。
私自身は、大学という場所へ戻っても、仕事内容を少し理解できているという自信がありましたので、志望理由書の作成や面接でもきっと有利に働くなと考えていました。
「大学職員の求人がなかなか見つからない…」という人へ
大学職員の求人ってなかなか見つけにくいですよね。
もちろん、「とりあえず大学職員になれるならどこでもいいや…」みたいな感じで探すならたくさん見つかるとは思うんですが、
こういう探し方で見つかるのって、
たいていはブラック環境な大学職員の求人だったりします。
大学職員とひとくちにいっても、
実際に働く環境はさまざまなので注意してください。
大学職員といってもすべてがホワイトではありません。
同じ「大学職員」でも、
↓こんな感じで二極化しているのが2024年現在の実情ですね。
- ブラックな大学で働く大学職員たち
安い給料で新人研修もなくいきなり現場に放り込まれ、恥をかきながら仕事を覚えさせられ、やる気のない学生相手に誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。 - ホワイトな大学で働く大学職員たち
最初から平均より高い給料で、しっかりとした新人教育を受けることができ、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境。
残業も少ないのでワークライフバランスを実現できている人たち。
↑同じ大学職員なのに、
なぜこういう差がついてしまうのか?ですが、理由は簡単です。
毎年入学者が殺到するような人気大学と、
学生にぜんぜん人気のない定員割れの過疎大学…では、
大学職員として働く環境がまったく違うからです。
大学は、学生さんたちが納めてくれる学費によって成り立っている組織です。
大学職員の給料もそこから出ています。
なので、学生に人気がなくて学費をちゃんと集められていない大学では、
経営は苦しくなり、大学職員の給料も安くなってしまうのです。
しかも、こういう不人気大学では、
人件費を少しでも安くするために、
最低限のスタッフ数しか雇用しない傾向があります。
結果的に、職員は限界ギリギリの状況で現場をまわすことになり、
土日出勤やサービス残業の横行する、
激務ブラックな雇用環境になりがちなんですね。
「偏差値高い大学 = ホワイト職場」ではない(2023年の学生数ランキング参照)
注意していただきたいのは、
必ずしも「偏差値の高い大学=大学職員にとってホワイトな雇用環境」ではないことです。
高偏差値大学の職員になれた!
…と思って実際に職場に入ってみたら、
地獄のような職場環境で体調を崩し、
退職を余儀なくされた…。
なんてことは珍しくないので、注意して下さい。
例えば、2023年の学生数ランキング(私立大学)がこちらなんですが、
↓学生数で1位は日本大学です。
↑早稲田(2位)や立命館(3位)、慶應(6位)など、
偏差値トップクラスの私大もランキングに入っていますが、
4位に近畿大学、5位に明治大学、7位に東洋大学…と、
偏差値的にはあまり有名でないところも、
学生数ではランキング入りしている「人気大学」だったりするんですね。
先にもお伝えしたように、
大学職員の給料は学生さんの納める学費から出ています。
少しでも良い環境の大学で働きたいなら、
学費をしっかり集められている人気大学で働くことが必須になります。
大学職員として「自分の職場を選ぶ」という視点で見る場合、
見るべきなのはその大学の偏差値ではなく、
学生をたくさん集められている人気大学かどうか?であることを知っておいてください。
学校法人は「大学運営だけ」で利益を出しているわけではない
また、あまり名前の通っていない大学であっても、
ホワイトな大学職員として働けるケースもあります。
大学経営そのものがうまくいっているケースがあるからです。
大学というのは「学校法人」という組織が運営しているんですが、
学校法人は大学運営だけで利益を出しているわけではありません。
なかには大学付属の保育園〜高校の一環運営などで、
しっかりと利益を出しているところもあったりするんです。
大学を「自分が働く職場」として考える場合、
見るべきなのは有名大学かどうか?ではなく、
きちんと利益を出していて、
職員の給料や雇用環境の良い大学か?
であることに注意しましょう。
私も「とりあえず大学職員になれるならどこでも…」で転職活動し、地獄に落ちました
- 大学職員になれるならどこでもいい。
- 最初はお給料が安くても、年功序列で給料アップしていくはず。
- なので、大学職員の求人を見つけたら、とりあえずかたっぱしから応募する!…
↑これ、実は私がやってしまったミスなんですが、
「大学職員ってホワイトらしいので、
とりあえず採用してもらえるならどこの大学でもいいや…」
みたいな感じで、テキトーに転職活動していました。
(大学のサイトの採用ページを毎日チェックして、
かたっぱしから応募していました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
結果的にブラックな大学職員求人に応募してしまい、
最悪な労働環境に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の大学に転職したんですが、
今から思うと、ブラック大学で働いていた期間って本当に人生で無駄な時間でした…。
これから転職活動を始める人は、
どういう大学職員の求人を狙って応募するか?
には絶対にこだわってしぼりこんだ方が良いです。
ブラックな大学にまちがえて応募してしまうと、
貴重な人生の時間をドブに捨てることになります。
ホワイトな大学職員になりたいなら、
しっかりとホワイト大学の求人を狙って応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
あとでものすごく後悔することになるのでくれぐれも注意してください。
せっかく大学職員に転職するなら、
ワークライフバランスが良いホワイト環境で働きましょう。
お給料も高い方が良いに決まってますからね。
「大学職員の求人に特化した転職サイト」で求人を探すのがコツ
年収高めで、しかも働きやすいホワイト職場で働きたい人は、
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それぞれ得意分野が違うので注意しておきましょう。
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この記事を書いている現在ですが、
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(なお、無料アカウント登録だけで使えるサイトなので、お金がかかるようなことはいっさいありません)
>>大学職員の実際の求人を見てみる
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転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さい。
こちらの求人サイトでは、
↓他にも以下のような求人を見つけることができましたよ。
- 未経験OKで年収450万円スタートの求人
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↓利用者の口コミ評判についてはこちらを参考にしてください。
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doda転職エージェントの口コミ評判(体験談14件あり)
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今すぐは転職できない…という人もやっておくべきこと
いろいろ事情があって、今すぐは転職活動を始められない…という人も、
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良さげな求人が見つかったら、
ブックマーク保存して情報としてストックしておきましょう。
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(「ここはちょっとやばいかも…」みたいにブラック求人を自然に見分けられるようになります)
あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
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いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
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大学職員の求人に強い転職サイトで求人を探すようにしてください。
特に未経験で転職する人は要注意です。
求人を探す場所をまちがえてしまうと、
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私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますからね…。
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