- 男性看護師って最近増えたけど、どうなの?
- 看護師自体が激務ってよく聞くけど…
- お給料は良さそうなイメージだけど、実際は?
近年、「男性看護師」の存在が注目されているのをご存知でしょうか。
ひと昔前までは看護師は女性の職業と思われがちでしたが、
最近では男性の看護師も増えつつあります。
しかし、「男性看護師はやめとけ」といった意見を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では現役の男性看護師として働いている私が、
男性看護師のリアルな実態と向き不向きについて解説します。
今男性看護師を目指している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
「男性看護師はやめとけ」と言われてしまう理由
男性看護師が仕事を辞めたくなるのはどのような時か、実態を紹介します。
1. 女性社会で辛い
「男性看護師はやめとけ」と言われる1つ目の理由は、
そもそも看護師という職業が女性社会だからです。
世間的にも、看護師は女性が多いというイメージがあると思います。
以前と比べると男性看護師も増えてきてはいますが、
厚生労働省の調査では現在の看護師の男女比はおおむね1:9という割合です。
(参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/18/dl/kekka1.pdf)
看護師は女性がほとんどで、男性看護師が一人もいない職場も決して珍しくはありません。
私の職場もほとんどが女性看護師です。
女性社会に馴染めない男性はやりづらさを感じることもあるでしょう。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
2. 時間外手当がつかなくても、残業、委員会、自己研鑽があって辛い。
2つ目の理由は、残業手当がないのに様々な業務があるという点です。
看護師の仕事には、通常のシフト時間を終えてからも様々な業務があります。
例えば、
- 患者の記録
- 委員会
- 勉強
などが該当します。
職場にもよりますが定時通りに退勤できる職場は少なく、
本来の退勤時間から2〜3時間は残業する看護師が多いです。
残業代の支給は職場にもよりますが、
業務にかかる時間の全てが残業代に反映される職場はほとんどありません。
私の同僚でいくつもの職場を経験してきた方々の話を聞いても、
「時間どおりに残業代が支払われる職場はない」という現状が一般的です。
3. 患者や家族からの理不尽な言いがかり、クレームが多くて辛い。
3つ目の理由は、理不尽な言いがかりやクレームが多い、という点です。
多くの患者や家族は看護師に優しく接してくれますが、中にはそうではない人もいます。
実際に私の同僚にも、
「ベッドの上に置いてあったものが無くなっている。お前が盗んだんだろ。」
といった言いがかりをつけられたことのある看護師がいます。
一部の心無い人々からの理不尽な言いがかりやクレームが続いてしまうと、
看護師として働く意味を見いだせなくなってしまいますよね。
男性看護師に限らず看護師が「やめとけ」と言われてしまうのは、
理不尽な言いがかりやクレームによるところも大きいのです。
看護師の平均年収の実態
看護師の年収は、キャリアだけでなく病院の規模や夜勤の有無等によって異なります。
厚生労働省の調査によれば、看護師の平均年収は約499万円とされています。
(参考:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429)
もちろんこの数字は平均年収のため、
看護師になったからといってすぐにこの金額を受け取れるとは限りません。
実際のところ、看護師の給料には基本給以外の各種手当が大きく影響しています。
私の場合、看護師としての給料の内訳は以下の通りです。
- 基本給18万円
- 住宅手当2万円
- 残業代4〜6万円
- 職務手当2万円
私の職場は夜勤がないので、夜勤をしている看護師と比べると年収が低いです。
夜勤には手当がつくため、夜勤をしている看護師の方が年収は高くなる傾向にあります。
また総合病院などの規模が大きな病院の方が給料が良く、小さなクリニックでは給料が低い傾向にあります。
総合病院では夜勤がありますが、小さなクリニックでは夜勤がないからです。
また、夜勤手当の額には職場によってかなり差があります。
1回の夜勤につき数千円しか夜勤手当が出ない病院もあれば、
1回の夜勤につき2万円の夜勤手当がつく病院もあります。
病院の規模や夜勤の有無によって、同じ看護師でも給料に大きく差が出るのが実情です。
これに当てはまる人は絶対やめとけ!看護師に向いてない男性の特徴
「男性看護師はやめとけ」と一概に言われますが、実際のところ向き不向きもあります。
ここでは、看護師に向いていない男性の特徴を紹介します。
1. 無意識に女性に対して苦手意識や差別意識がある方
女性に対して苦手意識や差別意識がある方は、看護師に向いていません。
看護師は女性社会のため、同僚の看護師はほとんどが女性です。
潜在的に女性に対して苦手意識や差別意識がある男性だと、
職場でうまく仕事をしていくのは難しいでしょう。
2. 出世と ワークライフバランスを両立させたい方
出世とワークライフバランスとの両立を目指したい男性も、看護師には向いていません。
私の知る限り、仕事をすすんでする看護師ほど出世していく傾向にあります。
私の病院の管理職たちも無給で遅くまで働いており、
プライベートを犠牲にしている人が多いです。
残業をしたくない看護師は出世しにくい、というのが今の看護師の実情なのです。
3. 夜勤をしたくない方
昼間だけ働いて高収入を得たい人には看護師はあまり向いていません。
看護師は給料が良いというイメージがあるかもしれませんが、
夜勤手当があって初めて平均以上の給料をもらえます。
夜勤を行わない看護師の給料は、決して良いとは言えません。
夜勤を避け、昼間だけ働きたいという方が高収入を得るのは難しいでしょう。
まとめ
この記事では、男性看護師の実態と向き不向きについて解説しました。
看護師は、無給での残業や理不尽なことも多い仕事です。
男性によっては、看護師として働くのに向いていない方もいるでしょう。
もちろん看護師はやりがいのある仕事でもあります。
ですが看護師として働くことを目指している男性は、
辛いことも多いということを覚悟しておかなければなりません。
2024年に転職活動を始めるが注意すべきたった1つのこと
2024年現在、コロナも明けてブラック企業とホワイト企業の労働環境の差はますます広がっています。
これから転職活動を始める人は、
ブラック企業の求人にまちがえて応募しないように注意して下さい。
↓まったく同じ職歴や年齢でも、
- ブラック企業で働く人たち
安い給料で誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。
新人は「利益を生み出さないお荷物」みたいな扱いで放置され、ひたすらに搾取の対象として酷使され、遅かれ早かれ退職を余儀なくされキャリア(職歴書や履歴書)にも傷がついてしまう…。 - ホワイト企業で働く人たち
最初から平均より高い給料が設定され、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境で、残業も少ないのでワークライフバランスを実現できる人たち。
↑この2種類の働き方をしている人がいるのが現実です。
職歴もスキルも年齢も同じなのに、なんでこんな差がついてしまうのか?ですが、
これはあなたがこれから働く会社が、
ちゃんともうかっている会社かどうか?
(ちゃんと利益を出せている会社か?)によって生まれる違いなんです。
利益の出ていない会社は常に人手不足で余裕がありません。
利益が出ていませんから当然お給料も安くなりますし、
みんなイライラと不満を持ちながら働くことになるので、
必然的に職場環境が劣悪になりがちなんです。
(これがブラック企業が生まれる仕組み)
どんなに優秀で、やる気のある人であったとしても、
入社する会社をまちがえるとブラックな働き方になってしまうということですね。
なので転職活動のやり方ってたいせつなんです。
- 「採用される可能性が高そうな求人なら、とりあえずどこでもいい」
- 「とりあえず希望職種や希望業界に入れるならどこでもいい…」
- 「入社時はお給料が安くても、がんばって結果を出せばアップしていくはず…」
↑みたいな感じではなく、
最初からしっかりとホワイト企業の求人だけにしぼりこんで応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
入社後になってからものすごく後悔することになってしまいますよ。
会社って、入社後にはお給料や残業時間の交渉とかしてくれませんからね。
こちらの希望を伝えられるのって、基本的に入社前だけです。
これ、実は私もやってしまったミスなんですが、
当時無職ニートだった私は、
「とりあえず採用してもらえるなら、どこでもいいや…」
↑みたいな感じで適当に転職活動していました。
(ハローワークやリクナビの「おすすめ求人」みたいなやつに、
内容も見ずにかたっぱしから応募してました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
これやってしまうと、本当に地獄を見ることになります。
一度入った会社は、そう簡単には辞められない(数ヶ月〜1年は拘束される)
一度入った会社って、そう簡単には辞められないんです。
いろいろ理由をつけて退職日って引き延ばされますし、
たとえ正式に退職願いを出しても、
少なくとも数ヶ月〜1年間は気まずい職場でがまんすることになってしまいます。
どうせ辞めることを決めているどうでもいい会社のために、
自分の人生の貴重な時間をささげるとか最悪ですよね…。
でも、もう嫌だから明日でいきなり仕事辞める!とかやってしまうと、
自分の履歴書が汚れることになるので、これも簡単にはできません。
私もまちがえてブラック企業の求人に応募してしまい、
最悪な労働環境の職場に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の職場に転職したんですが、
今から思うと、本当に人生で無駄な時間でした…。
(最初からホワイト企業にしぼって転職活動すればよかった)
ブラックな職場にまちがえて入ってしまうと、
本当に貴重な人生の時間をドブに捨てて、無意味な時間を過ごすことになります。
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転職活動を「すべて自力でやろうとする」のは完全に無理ゲー
この記事を書いている2023年現在、
転職活動をすべて自力でやる…というのは、
完全に無理ゲーになっています(難易度が高すぎるという意味です)
もちろん、ルール的には自力でやってもいいんですよ。
ですが、現在はほとんどの人が転職エージェントを使って転職活動してますから、
自力で頑張ってもまず勝てない状態なのが現実なんですよね…。
受験や資格の勉強でみんなが予備校や資格スクールに通って
高確率で受かるテクニックみたいなものを知っているのに、
自分だけが手探りで独学でやってる…みたいな感じです。
これだと、書類選考すら通らない可能性が高いので注意して下さい。
今どきないとは思いますが、
自分で考えた手書きの履歴書や職歴書…とかは、
どんなに一生懸命書いても見づらくて、
採用担当者にうざがられるだけなんで注意して下さいね。
書類選考は転職エージェント経由で応募するのがごく普通になっています。
転職活動では、独学や自力でがんばろうとするタイプの人って絶対に損しちゃうんで注意して下さい。
大学入試や資格の勉強とかでもときどきみかけますが、
自分で成功法則を見つけよう!
…みたいに頑張っちゃうタイプの人ってだいたい落ちるんですよね。
(集中すべきなのはそこじゃない)
受験も転職も、一番大事なのは合格することです。
それ以外のことは、転職活動が終わってしまえば二度とかえりみることもありません。
そもそも、転職活動なんて人生でそう何度もやることではないんで、
成功法則やテクニックなんて見つけても、あとで使う場所がありませんしね…。
成功法則やテクニック!とかは転職のプロに任せて、
採用を勝ち取ることだけに集中しましょう。
次はこういう仕事やってみたい!って、
進路がなんとなく決まってる人はなおさらですね。
採用確率を確実にアップさせるためにも、
とりあえず転職エージェントの無料相談を受けることから始めましょう。
(リモートでもできますよ)
↓転職エージェントは以下のようなことを代わりにやってくれます。
なお、転職エージェントに報酬を払っているのは採用側だけですから、
私たち転職活動する側は完全無料で使うことができますよ。
- 書類選考対策(履歴書や職歴書などの添削)
- 面接のアポイント取りや日程調整の代行
- 希望する年収や勤務地に合わせた求人候補の提案
- 年収交渉の代行(面接への同席を含む)
↑特に最後の「年収交渉」は、やるかやらないか?で、
年収が100万円単位で変わってくることもあるので絶対利用した方が良いです。
むずかしい年収交渉を自力でできる人なんてほぼいません。
ただでさえ緊張する採用面接の場で、
給料これだけ下さい…!とか交渉するなんて現実的ではないですしね。
転職エージェントは完全無料なので、使わない理由はありません。
↓個人的におすすめの転職エージェント会社はこちらです。
私も転職活動がうまくいかず苦しんでいた時に相談し、
無事に現在の仕事に転職することができました。
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