- 不動産の売買営業は未経験でも採用される?
- 年齢30代でも転職できる?
- 年収は初年度どのぐらい稼げる?ノルマは厳しい?
不動産営業マンは、まったくの未経験で転職してくる人が多い仕事です。
特に売買の営業マンは「仕事きついけど年収は高い」というイメージがあるせいか、
年齢高めの人(30代〜40代)でも未経験で挑戦する方が多いですね。
実際、私が働いている会社でも
20代後半〜30代で入社してくる未経験の方は多いです。
他の業界で営業経験のある人から、
ずっとフリーターをしていて正社員の仕事は初めてという人まで、
職歴はいろいろですね。
この記事では、不動産売買営業の正社員として採用されやすくなるコツや、
年収や仕事内容(ノルマやクレーム…)の実態をお話しします。
これから30代未経験で不動産売買営業マンへの転職を目指す人は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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この記事の目次
30代未経験で不動産売買営業に転職!採用されやすくなるコツ
不動産売買の営業マンは、
基本的に未経験者も大歓迎!という感じで人材募集している会社がほとんどです。
理由は、どこの会社も常に人手不足だからです。
不動産業界というのははっきりいってしんどい業界です。
結果を出せればものすごくお金を稼げますが(年収1000万円とかザラです)
そうでない人は1年以内にどんどん辞めていく…みたいな世界ですからね。
不動産売買営業マンの離職率が高い理由とは?
不動産営業マンの離職率が高い理由としては、
↓以下のようなことが挙げられます。
- 勉強することが多い(法律や税金・対人スキルなど)
- 予測不能なできごとやトラブルが起こりやすい
- 不動産は売ったら終わりではなくフォローが必要
- とにかくノルマがきつい
- 成果を出せないと低年収
↑こうしたストレスが積み重なって辞めてしまう人が多いのです。
契約後に土壌汚染の恐れがあると発覚したケースや、
土地の境界のことで解決していない問題が出てきたケースなど、
不測の事態が起きるごとに営業マンはいつもヒヤヒヤしていました。
電話が鳴るたびに神経をすり減らしている彼らを見ていてとても気の毒でした。
こんな人もいたよ!私の職場の未経験不動産営業マンたち
離職率が高く未経験者大歓迎の不動産営業マンですが、
私の職場では不動産とつながりのある金融関係や建築関係、
法律関係の仕事から転職してくる20代~40代の人が多かったですね。
↓私が一番印象的だった人はズバリこの人です。
- 年齢59歳
- 元アパレル営業マン
- 不動産未経験(もちろん宅建なし)
- リストラによる転職
- 性格はかなり図々しく、気に入らないことがあると誰かれ構わずキレる
実は、この人は入社当時、誰からも期待されておらず、
3ヶ月で辞めるだろうと言われていた人でした。
新人と言えど、周囲からすればプロの不動産業者です。
彼は不動産調査で関わった役所の人や弁護士などに思い切りバカにされ、
見下されて帰ってきました。
そして彼が帰社するころには彼と関わった取引先関係者から電話が入って、「担当を変えてくれ。」と言われる始末。
彼は一体何をしたのだろうと思ったのですが、彼と接していて分かりました。
彼は自分が納得するまで絶対に後に引かないタイプなのです。
新人なら、自分の立場をわきまえて一旦会社に戻って先輩に聞くなり自分で調べるなりすると思うのですが、彼は違いましたね。
その場でネットと本を広げ、納得する答えが得られるまで帰らなかったそうです。
初めは周囲も彼の人格を疑い、会社も彼を3ヶ月の研修期間で辞めさせようか迷っていました。
そこにタイミングよく彼の粘り強さと図々しさが功を奏し、会社で一番大きな額の取引を成功させたのでした。
そして、見事正社員採用され、半年後には会社で一番の売上成績を残すまでの営業マンにのぼりつめたのでした。
ちなみに、彼は日ごろの努力の甲斐なく、入社から10か月後に行われた宅建試験には落ちてしまいました。
しかし、不動産の知識は誰よりも上でしたね。
【ブラックに入社すると地獄…】不動産業界への転職で注意すべき1つのこと
不動産売買の営業マンは宅建資格なしでも転職できる?
上記の例の通り、宅建の資格なしでも転職できます。
そして、やる気と図太い神経があれば活躍できる可能性は十分あります。
入社後、不動産全般の知識だけでなく、建物が売られる背景やそこに潜む危険性などを察知して調査するなど本当にやることはたくさんあります。
宅建の勉強と並行してその都度上司や先輩に聞いて、
経験を重ねて力をつけていきます。
30代・未経験で転職した場合の平均年収は?
30代・未経験で不動産売買営業へ転職した場合、
初年度の平均年収は300万~500万円前後です。
なお、これは固定給なので成果を出せばそれに応じてボーナスが支給されます。
他業界の営業マン経験者で、
どんどん売れる人なら初年度から年収1000万円近く稼ぐケースもありますね。
逆にいうと、成果を出せなければ経験年数が長くても、
上の固定給部分しか給料は稼げません。
住宅の建売営業や用地仕入営業など種類は様々ありますが、
平均年収にほぼ変わりありません。
不動産売買営業は契約実績に応じて給与もアップするため、
能力次第ではもっと高い給与を目指せる仕事です。
【ブラックに入社すると地獄…】不動産業界への転職で注意すべき1つのこと
不動産売買営業マンの仕事内容は3種類ある
ひとくちに「不動産売買の営業」とはいっても、
↓大きく分けて以下の3種類の営業マンがいることを知っておいて下さい。
1. 住宅営業
居住用の不動産を販売する仕事で、
新築・中古のマンションや戸建てを主に取り扱います。
未経験者は大抵ここからスタートします。
不動産を学びながら成長していくのですが、
とにかく不動産全般の知識や人との関わり方を学んでいかなければいけません。
不動産の所有者はひとりひとり違い、状況も異なるため、
臨機応変な対応が苦にならない人や、常に学び続けられる人が生き残れる仕事ですね。
2. 投資用不動産営業
投資用不動産の販売がメインの仕事です。
居住用と違って投資用不動産は他人に貸して、
家賃収入を得る(または高値で再度売る)ことが買主の最終目的になります。
利回りの良い物件の情報を手に入れれば、自然に顧客の方からやってくるので、
いかに良い情報を得られるかがカギとなります。
こういった物件は世に出る前に売買されてしまうため、
仲介業者など不動産関係者同士のネットワークを持って、いかに情報交換ができるかが鍵となります。
私の職場では、人当たりが良い人(外面が良い人)や要領の良い人、
ギラギラしたお金が好きな派手な人が活躍している印象がありますね。
3. 買取営業
自社で土地や建物を安く買い取って、高く売る仕事です。
転売するためには当然、市場価格よりも安く買う必要があります。
ただ、安くなるタイミングを待つばかりではなく、
自ら相手を説得して安く買えるような交渉術と、
重箱の隅をつついて買い叩くくらいの精神がある人が活躍している印象ですね。
【ブラックに入社すると地獄…】不動産業界への転職で注意すべき1つのこと
これから不動産業界を目指す人は、
応募する求人をまちがえないように注意してください。
↓まったく同じ職歴や年齢でも、
- ブラックな職場で働く人たち
安い給料で誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。
新人は「利益を生み出さないお荷物」みたいな扱いで放置され、ひたすらに搾取の対象として酷使され、遅かれ早かれ退職を余儀なくされキャリア(職歴書や履歴書)にも傷がついてしまう…。 - ホワイトな職場で働く人たち
最初から平均より高い給料が設定され、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境で、残業も少ないのでワークライフバランスを実現できる人たち。
↑この2種類の働き方をしている人がいるのが現実です。
職歴もスキルも年齢も同じなのに、なんでこんな差がついてしまうのか?ですが、
これはあなたがこれから働く会社が、
ちゃんともうかっている会社かどうか?
(ちゃんと利益を出せている会社か?)によって生まれる違いなんです。
利益の出ていない会社は常に人手不足で余裕がありません。
利益が出ていませんから当然お給料も安くなりますし、
みんなイライラと不満を持ちながら働くことになるので、
必然的に職場環境が劣悪になりがちなんです。
(これがブラック企業が生まれる仕組み)
どんなに優秀で、やる気のある人であったとしても、
入社する会社をまちがえるとブラックな働き方になってしまうということですね。
なので転職活動のやり方ってたいせつなんです。
- 「採用される可能性が高そうな求人なら、とりあえずどこでもいい」
- 「とりあえず希望職種や希望業界に入れるならどこでもいい…」
- 「入社時はお給料が安くても、がんばって結果を出せばアップしていくはず…」
↑みたいな感じではなく、
最初からしっかりとホワイト企業の求人だけにしぼりこんで応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
入社後になってからものすごく後悔することになってしまいますよ。
会社って、入社後にはお給料や残業時間の交渉とかしてくれませんからね。
こちらの希望を伝えられるのって、基本的に入社前だけです。
これ、実は私もやってしまったミスなんですが、
当時無職ニートだった私は、
「とりあえず採用してもらえるなら、どこでもいいや…」
↑みたいな感じで適当に転職活動していました。
(ハローワークやリクナビの「おすすめ求人」みたいなやつに、
内容も見ずにかたっぱしから応募してました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
これやってしまうと、本当に地獄を見ることになります。
一度入った会社って、そう簡単には辞められないんです。
いろいろ理由をつけて退職日って引き延ばされますし、
たとえ正式に退職願いを出しても、
そこから1ヶ月間は働き続けないといけないのが法律のルールです。
入社後に「思ってたのと違うんだけど…」って思っても、
少なくとも数ヶ月〜数年間はがまんすることになってしまいます。
どうせ辞めることを決めているどうでもいい会社のために、
自分の人生の貴重な時間をささげるとか最悪ですよね…。
でも、もう嫌だから明日でいきなり仕事辞める!とかやってしまうと、
職歴書(履歴書)が汚れることになるので、これもできません。
私もまちがえてブラック企業の求人に応募してしまい、
最悪な労働環境の職場に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の職場に転職したんですが、
今から思うと、本当に人生で無駄な時間でした…。
(最初からホワイト企業にしぼって転職活動すればよかった)
特に、未経験で新しい仕事を始める人は注意して下さい。
ブラックな職場って「新人は使い捨て」みたいな感じなので、
徹底的に搾取されてしまう可能性があります。
せっかく転職するなら、
ワークライフバランスが良くお給料も平均より高い職場で働きましょう。
これから転職活動を始める人は、ここだけは絶対にこだわってください。
くりかえしになりますが、
ブラックな職場にまちがえて入ってしまうと、
あなたの貴重な人生の時間をドブに捨てることになりますよ。
本当に本当に後悔することになりますから、くれぐれも注意して下さいね。
「不動産業界の求人に強い転職サイト」で求人を探すのがコツ
年収高めで、しかも働きやすいホワイト職場で働きたい人は、
特定の業種業界の求人に強い転職サイトを使って求人を探すようにして下さい。
転職サイトってものすごくたくさん種類がありますが、
それぞれ得意分野が違うので注意しておきましょう。
実際に求人リサーチしてみました。
この記事を書いている現在ですが、
↓例えば以下のような求人が登録されています。
(なお、無料アカウント登録だけで使えるサイトなので、お金がかかるようなことはいっさいありません)
不動産業界「営業職」の求人例
不動産業界「事務職」の求人例
転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さい。
こちらの求人サイトでは、
↓他にも以下のような求人を見つけることができましたよ。
- 20代で年収1000万円を狙える不動産売買営業の求人
- 宅建士などの不動産資格が高く評価される求人
- 在宅もOK、ワークライフバランス重視で働ける不動産事務の求人
- だれもが名前を聞いたことのある大手不動産企業の求人
- 最初から幹部候補で入社できる経験者むけ求人
- フリーターやニートから挑戦できる未経験OK求人
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今すぐは転職活動できない人もやっておくべきこと
いろいろ事情があって、今すぐは転職活動を始められない…という人も、
転職サイトの無料アカウントは精神的に余裕のあるうちに作っておきましょう。
日々の疲労やストレスが限界になると、
転職サイトに登録するという作業すらやる気がなくなるものです。
疲れて仕事から帰ってきたら、
転職サイト見るのすらめんどくさい…ってなるのが自然ですからね。
転職サイトで無料アカウントを作り、
希望年収や志望職種などを入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえて便利です。
(優良求人が出てきた時に見落としがなくなります)
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存して情報としてストックしておきましょう。
普段から転職サイトから送られてくる求人情報をこまめにチェックするくせをつけておくと、
この業界の年収や福利厚生の相場が自然にわかってきます。
(「ここはちょっとやばいかも…」みたいにブラック求人を自然に見分けられるようになります)
あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら転職もあると気づけるのも重要ですね。
いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
転職サイトっていろんなところがありますが、
絶対にブラックな職場に入りたくない人は、
ホワイト求人に強い転職サイトで求人を探すようにしてください。
特に未経験で転職する人は要注意です。
求人を探す場所をまちがえてしまうと、
地獄のような環境のブラック職場で搾取されることになります。
私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますからね…。
今すぐは転職活動を始められない人も、
まずは情報リサーチから始めましょう。
↓下記の転職サイトは誰でも無料で使うことができますよ。
(無料アカウント登録で実際の年収もみられます)
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