- 経営企画の仕事ってどんなもの?
- 仕事をしていて「つらい・辞めたい」と感じるのはどんなとき?
- 経営企画職に向いている人の特徴や性格は?

(経営企画の仕事内容でつらい・辞めたいと感じるのはどんなとき?)
経営企画は、会社全体を見渡しながら経営者の支援をする仕事です。
かっこよくいえば「経営者の懐刀(ふところがたな)」のような仕事なのですが、
負担も大きい仕事であることは間違いありません。
正直、仕事をしていて「つらい・辞めたい」と感じてしまう瞬間も多いですね。
もちろん、その分だけやりがいも大きい仕事といえます。

この記事では、中小規模の食品メーカーで経営企画課長をやっている私が、
経営企画の仕事のつらい部分・楽しい部分を紹介します。
「経営企画に向いているのはこういう人」という情報もお伝えしますので、
ぜひ参考にしてみてください。
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経営企画の仕事をしていて「つらい」と感じる瞬間
↓経営企画の仕事をしていて「つらい」と感じる瞬間としては、以下のような場面があります。
- 仕事の規模が大きく、会社全体の業務を把握する必要がある
- 経営陣と現場メンバーからの期待に対するプレッシャーがある
- 自分の専門外についても学ぶ必要がある
1.仕事の規模が大きく、会社全体の業務を把握する必要がある
会社全体のあらゆる部署の現状を知ることが大切になるので、業務範囲の広いところがハードな部分です。
営業や製造などの現場作業、人事や経理、情報システム部門などといったサポート業務まで幅広く業務を知る必要があり、それぞれの部門での課題を拾い上げることが求められます。
2.経営陣と現場メンバーからの期待に対するプレッシャーがある
経営企画には「現場の課題」をしっかりと吸い上げて経営者に報告することと、
それに対しての対策案を提案することが求められます。
↓例えば、日常的なやりとりとしてこんな感じでやりとりが生まれます。
- 経営者
「今の製造現場の課題ってどんなことが考えられる?」 - 私
「事前にターゲットを定めないで商品づくりをしているのが気になります。事後評価もできていないためコンスタントにヒット商品を生み出せていません」 - 経営者
「なるほどね。で、それに対策を打ててないのってどうして?」 - 私
「企画部のデザイナーさんとのやり取りに時間とコストがかかっています。対策としては、マーケティングができるメンバーを含めた商品開発チームの組織作りが急務です」 - 経営者
「それ、どのぐらいコストかかる?」 - 私
「かしこまりました。ただちに試算して報告します。」
もちろん、現場のニーズをそのまま伝えているだけでは経営企画の存在意義がありません。
(それなら経営者が自分で現場の担当者を呼んで聞けばいいですから)
現場のニーズをそのまま実現しようとしたらどういう問題が生じるか?
競合他社などの外部環境や自社の内部環境まで分析したうえで、効果的な提案を求められます。
現場メンバーとの「板ばさみ」になることも…
経営企画の部署にいると、現場メンバーと経営者との「板ばさみ」状態になることも少なくありません。
現場メンバーは、経営企画のことを「現場のクレームを経営層にあげてくれる人たち」と認識している人も多いんですよね。
必ずしも現場のニーズと経営陣のニーズは一致しませんから、調整や説得もときには必要となります。
↓※例えばこんな感じで、現場との意識のすり合わせも我々の仕事になります。
- 現場メンバー
「ターゲットなんてどうでも良くて、売れたらいいんだよ、現に売れてるし。」 - 私
「売れるのはいいですが、数字を見るとかなりロスが出ているようなんですよ」 - 現場メンバー
「うーん。でもデザインのできる人が社内にいないからね…」 - 私:
「社内にいたらもっと早く制作できますし、コストも抑えられるのはまちがいないわけですか?」 - 現場メンバー
「今は忙しくてそれどころじゃないよ」 - 私:
「なるほど。今すぐ解決というわけにはいかない問題ですね。長期課題として社長に提案としてあげてみますので、一緒に対策を検討してもらえませんか?」 - 現場メンバー
「次の納期まであんまり時間ないんだけどなあ…。わかったよ。」
3.自分の専門外についても学ぶ必要がある
それぞれの部門で一定の知識がないと、打ち合わせなどの議論の内容が理解できません。
経理であれば、財務諸表を読み込むことや原価について議論できず、ちんぷんかんぷんです。
製造であれば、設備についての知識や作業工数などどれくらいかかるかなどを知っておかないと現場の人に怒られます。
苦手だからといって避けて通れるものではありません。
経営企画の仕事に向いている人の特徴
ここまで経営企画の仕事内容について大まかにお伝えしましたが、
この仕事に「向いてる人」ってどんな人でしょうか。
↓私の経験からいうと、経営企画に向いているのは
以下のような特徴(適正)を持った人だと思います。

- 未来のことを考えられる人
- 会社全体の視点を持って働ける人
- 期待に応えることにやりがいを感じられる人
- 過度にプレッシャーを受けずに確実に業務ができる人
- 情報を共有し、上司に対して素直に悩みを相談できる人
ちょっと抽象的な話になりますが、
仕事を選んでいく上で「向き不向き」ってとても重要です。参考にしてみてください。
1.未来のことを考えられる人
将来の社会はこうなっているのでは?と考えることが楽しいと感じられる人。
これから会社を「良くしたい」「変えていきたい」と、未来の会社を想像できる人は、ワクワクできるはずです。
他部署では、その中の業務の範疇を越えた改革を進めることはなかなか難しいです。
一方経営企画では、会社全体を考えることが必要になるので、自分の理想の会社に変えることも可能になります。
2.会社全体の視点を持って働ける人
会社にとって一番効果の高いのは何かを判断できる人。
部門別にみるとベストでないことは少なくありません。
要するに全体最適を目指す必要があるので、どこか特定の部署だけが楽になるとか、負担が減るといった判断では不十分です。
一部分の効果だけを見るのではなく、全体を俯瞰した効果を見る力が必要です。
3.期待に応えることにやりがいを感じられる人
頼られると嬉しいタイプの人が向いています。
頼りにしてくる人は、どうしても何とかしてくれるのではないかと期待をしてしまいます。
その期待をエネルギーに変えられる人は、大きなやりがいになることでしょう。
経営陣と現場の期待も大きいだけに、結果を出すと大変感謝されますので、感謝の言葉も次の課題への力に変えられるでしょう。
4.過度にプレッシャーを受けずに確実に業務ができる人
どんな状況でも臆することなく普段通りの力を発揮できる人。
特に経営陣からの要求は、規模が大きい、問題が多い、複雑化している、スピードを求められることが多いのですが、解決できるかはそれほど期待していません。
それよりも、難しい問題に対して逃げずに立ち向かえる人を求めています。
経営陣は、一般の部署単位で解決が難しい部分を経営企画部門に求めています。
そこにアプローチしていくことを最も重要視しているので、まずは行動すること。
本当に重要だと判断されれば、プロジェクトチームが立ち上がったり、人員を補強してくれます。
ですので、チャレンジし精神があるだけで十分だと考えています。
実際のところ、プレッシャーを楽しめるくらいの人が活躍しています。
5.情報を共有し、上司に対して素直に悩みを相談できる人
こまめにホウレンソウができて、進捗をしっかりと共有できる人。
経営陣は朝令暮改も少なくありません。
方向性をガラッと変えることもあるので、上司にこまめに状況を共有しましょう。
会社全体の課題は一人では到底解決できません。
自分ひとりで頑張ろうとせず、少しでも不安がある場合は、必ず相談しましょう。
もちろん順調なときも、「ここまで進んだので、次はここに取り掛かります」といった、進捗報告はかかせません。
【損失がでかすぎ】向いてない仕事で人生を浪費するな

(合わない仕事で人生を浪費するのは損失がでかすぎます)
- この仕事、自分には向いてないと感じる…。
- やりがいをまったく感じない。毎日何も楽しくない。
- 職場の人たちがぜんぜん好きになれない…。
↑こんなふうにモヤモヤしながら働いている方、
きっと多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは「自分に合ってない仕事や職場で、人生の貴重な時間を浪費するのは、本当にもったいない」ということです。
20代で年齢的にうちはまだいいかもしれません。
何ごとも経験だから…。
でがまんできる人もいるでしょう。

でも、これがこの先30年以上ずっと続く…と考えた場合どうでしょうか。
例えば、いま25歳の人なら定年が65歳として、
あと40年(…!)は仕事人生は続きます。
つまり、仕事って人生のほとんどの時間をかけてやっていくものなんですよね。
どうせならやりがいを感じられる仕事の方がいいと思います。
自分に向いていない仕事で、
毎日苦痛を感じながら生きていくなんて、
いったいなんのために生まれてきたんだ…。
って感じても不思議はありません。
(むしろ自然な感情でしょう)
ですが、残念ながらほとんどの人が
「みんながまんしてるんだから…」
で自分も我慢してしまうのが現実です。
どんな仕事でも「向いてる/向いてない」が絶対にある

(営業職も事務職も「向き不向き」が必ずあります)
これはすべての種類の仕事についていえることですが、
仕事って向いてる/向いてないが絶対にあります。
例えば営業マンの仕事。
ものすごくまじめに頑張ってるけど、
なぜか成果が出ない人っているんですね。
その一方で、毎日テキトーに仕事してても、
キャラや見た目の良さでポンポン成果を出してしまう人っています。
事務職でもこれは共通です。
毎日、一生懸命やってるのになぜか職場で嫌われたり、
足を引っ張られたりする人がいる一方で、
どんなにミスをしてもなぜか許されちゃうみたいな人っていますよね。
私も新卒入社した会社で営業配属だったのですが、
ダメダメでした。
本当に嫌で嫌でしょうがなくて、
毎日やめたい…と感じながら働いてましたね。
↑当然ながらこんな働き方で成果なんて出ません。
私がモタモタしているうちに、
楽しみながら仕事をしていた
同期たちにはどんどん差をつけられました。

同期入社の連中はどんどん成果を出し、
役職付きになって昇給していくのに、
自分だけずっとヒラ社員の安月給…。
まわりからも「あいつは仕事ができない」と見下され、
自分でもそんな自分がどんどん嫌いになっていく…。
↑これめっちゃつらいです。
その後どうしても耐えられなくなって
事務系の仕事に転職をしたのですが、
こちらは自分に合っていたのか、
割とすぐに成果を出すことができました。
営業マン時代は完全に「無能」あつかいされていた自分が信じられないぐらい、
すんなりと仕事内容を覚えられたんですね。
仕事には「向き不向き」があるのを痛感した瞬間でした。
仕事がちゃんとできると、職場内での人間関係もスムーズになります。
一緒に働く人たちも「あいつは役に立つ」と認めてくれますから、
仲間として受け入れてもらえるんですね。
「向いてない仕事でがんばる」のは損失が大きすぎる

(どんな仕事にも向き不向きがあります)
「好きこそものの上手なれ」ってことわざがありますが、
仕事に関してはこれほんと真理だと思います。
本当はもっと力を発揮できる仕事があるのに、
たまたま自分に合わない仕事を選んでしまったばっかりに、
苦しい思いをして働いている…。
↑こういう損してる人が多すぎます。
仕事なんて実際に現場に出てみるまでは
向いてる/向いてないなんてわからないので、しかたないんですけどね。
逆に言えば、いまうまくいっていない人にも必ず
「これならやれる」って思える仕事はあります。

ただし、まったく未経験の仕事に転職するのって、
年齢が高くなるほど難しくなるのにも注意です。
今の仕事が合ってないと感じている人は、少しでも早く対策をとりましょう。
自分に向いてる仕事を見つける方法(ハロワは使うな)

(自分に合った仕事を見つける方法とは?)
どうすれば自分に合った仕事を見つけられるのか?ですが、
まずは情報収集から始めましょう。
- いま現在、世の中にはどんな仕事があるのか?
- 自分の性格で向いている仕事ってどういうものなのか?
- どういう仕事をしている人が給料高いのか?
- どういう業種にニーズが集まっているのか?
- どういう業界が今後も伸びていくのか?
↑こういったことについての現状把握から始めることがたいせつです。
なお、求人はハロワとかでも一応は探すことができますが、
正直ブラック求人が多いので避けた方が良いですね。
ハロワって政府が「本当に本当に仕事がなくてどうしようもない状態の失業者」向けに提供しているサービスです。
はっきりいって生活保護と同じレベルの最低限のサービスなので、
最後の手段ぐらいに考えておきましょう。
普通に高校や大学出てて、
普通にネット使える環境の人は転職サイトを使いましょう。
転職サイトは無料サイトなので、お金がかかることはありません。
自分の年齢・職歴に合った転職サイトを使うのが重要(じゃないと門前払いを食らう)

(20代は「20代にあった転職サービス」を使うのが大切)
転職サイトを使う場合には、1つだけ注意点があります。
それは、自分の年齢や職歴に合った転職サイトを使うことです。
転職サイトっていろんな種類があって、
↓こんな感じでそれぞれ利用者層が違うんですね。
- 30代〜40代のベテラン向け求人をメインであつかう転職サイト
- 20代若手向けの求人だけをあつかう転職サイト
- 金融業界の求人だけを専門であつかう転職サイト
- 経理職の求人だけを専門であつかう転職サイト
- 薬剤師や看護師など特定の資格を持つ人向けの転職サイト
例えば、20代若手の人が30代〜40代のベテラン向けの転職サイトとか使っても、
まず応募できる求人なんて出てこないです。
自分に合っていない転職サービスで仕事を探してしまうと、
マッチする求人件数0件…みたいな状態になってしまうので注意してください。
(いわゆる「門前払い」です。これってまじで絶望的な気分になります)

\ 未経験OK!20代向け求人多数あり/
↑無料アカウント登録で求人検索機能を使えます。
(年収や残業時間などのくわしい情報を指定して検索できます)
転職支援サービスは、
自分の状況に合ったところを使う。
(20代は20代向け、未経験者は未経験むけのところ)
↑これは転職活動のコツというか鉄則です。
ネット使い慣れている人でも、
意外に見落としがちなポイントなので注意してください。
自分にマッチする求人は「探す場所」さえまちがえなければ、
誰でもちゃんと見つけることができますよ。

無料アカウントを作っておくと、
自分にマッチする求人が出た時に最速で通知してもらえたり、
「こんな職種もありかも?」的な情報メールが定期的に受け取れます。
自分ではまず思いつかないような
意外な仕事の選択肢を知れたりしますよ。
未経験の職種に挑戦する場合、
はば広い選択肢の中から仕事を選ぶのが大切ですからね。
世の中で不況で「若い人は仕事なんてどこにもない…」とかとんでもないウソです

(探す場所さえ間違えなければ、仕事なんてたくさん見つかります)
日本の若年失業率はたったの3.7%です(世界平均は13.6%)
仕事は探す場所さえまちがえなければ山ほどあるんです。
あと、学生時代の就活ってある程度は選択肢がしぼられてましたよね。
(ある程度の大手企業に行こうと思ったら営業マンしかない…など)
でも、いったん社会人になった後の転職活動って、
選択肢がものすごく多いんです。
人事やマーケティングといった人気職種も、
未経験OKの求人がたくさんありますし、
最初から「将来の幹部候補」などのかたちで募集されている求人も多いですよ。
いざというときの選択肢を確保しておくのが重要

(いざとなったときの選択肢を準備しておくのが大切です)
転職支援サイトで無料アカウントを作ったら、
自分の年齢や職歴・希望年収などを入力しておきましょう。
条件にマッチする求人を定期的にメールで配信してもらうことができます。
自力で探していたらまず気づけなかった選択肢にも気づけますよ。
↑日常的に送られてくる求人メールをチェックしておいて、
気になったものを情報としてストックしておくのがコツです。
これやっておくと、
「今の仕事がどうしても辛くなったら転職もある」
という選択肢を持てるのが大きいです。
疲労とストレスで倒れる前に転職という対策を打てます。

転職サイトは誰でも無料で使うことができます。
↓20代若手層の人がマッチする求人を見つけやすい転職サイトはこちらです。
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