小売業の店長って大変?仕事は辛い?
この記事では、過去に15の店舗で店長職を経験してきた私が、
店長の仕事内容の実態をお話しします。

これから店長職を目指す人は未経験の方や、
すでに小売りの店長をやってるけどなかなかうまくいかない…
と感じている人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
店長の仕事量は「ものすごく多い」
店長の仕事が「辛い」と言われる最大の理由は、体力面・精神面でハードワークを強いられるからです。
野球で例えると、店長職はみんなプレイングマネージャー(選手兼監督)になります。
イオンや大型スーパーなどの小売店を除いてすべてこういう働き方ですね。
自ら動き、指示を出し、お客さんの接客もします。
↓他にもこんなことも店長がやらないといけません(想像するだけで、汗が出て来そうですよね)
- 突破的に発生する事故やクレームの対応
- パソコンに向かって事務作業
- 学生や主婦層のパート社員の心のケア
- 上司や本部からの急な指示への対応
店で起こる全てのトラブルは店長の責任です。
店長の最大のストレスは人間関係
店長の仕事をしていて、もっともストレスを感じるのが人間関係ですね。
店長=お店のトップなんだから、人間関係の悩みなんかないんじゃないの?
と思われるかもしれませんがまったくそんなことはありません。
パート社員・上司・お客などなど、日常的に円滑にコミュニケーションをしていかないといけない相手はたくさんいます。
特にパート社員から受ける人間関係でのストレスは大きいですね。
店長の仕事は、全て従業員との共同作業で成り立っています。
日常的にやりとりする回数はパート社員がもっとも多いので、
彼らの協力を得られる人間関係を築いていないと、とても辛い思いをすることになります。
(上手に人の手を借りなければ、店舗運営はうまく行かないのです)
ここに、店長職の最大の難しさがあるのです。
副店長時代は活躍していたのに、店長に昇格するとダメダメ…になる理由
良くあるのが、副店長時代は活躍して高い評価を得ていた若手社員が、
「君なら店長も出来る!」と会社からいわれて店長に昇格したものの、
いざ店長として売場に立った時に、
副店長時代とのギャップに愕然とする…というケースです。
これは従業員との関係がうまくいっていないのが原因であることが多いですね。
小売店長は「人を動かす立場」への転換が必須
伝わらないもどかしさ、次第に悪くなる店の雰囲気。
上司や会社の評価に怯える日々。
副店長時代の自信は、一瞬で失われます。
それでも、お客や従業員は待ってくれません。
四方八方から、問合せや指示を求める声が店長へ飛んできます。
必ずしも、従業員って店長の味方ではないんですよね。
私の主観ですが小売店長に協力的なパート社員は少数です。
パート社員は、主婦の片手間で働きに来ている割引が多く、様々な人格のパート社員が働いています。
店舗へのモチベーションは、必ずしも高くはないんです。
にもかからず、人件費の都合上、社員よりパート社員の割引が圧倒的に多いのです。
これもまた、店長を苦しめている要因の1つですね。
店長には「自分が売る・売場を作る立場」から、
「他人に売らせる・作らせる立場」への転換が求められるのです。
つまり、人を動かす立場にならないといけないわけです。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
のリサーチから始めてみるのがおすすめです。
具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
転職サイトは今すぐ転職する気がない人も気軽に使うことができますよ。
マイナビエージェント
高年収な優良求人が絶対見つかる!(無料転職サイト)
マイナビエージェントは個人的に最もおすすめな転職サイトです。
未経験から高年収を目指せる求人から、
実務経験者限定のクローズド求人まで、
好条件なホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
無料で使える鉄板の大手転職サイトなので、転職活動が初めてな人も安心です。
転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
あなたにマッチする求人が出てくるたびにメール自動通知してもらうえます。
気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

転職サイトは完全無料で使うことができます。
いつでも利用をやめられますし、
変な連絡が来ることもないのでリスクはゼロです。
今すぐは転職できない人も、転職サイトを活用して情報収集から始めましょう。
転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
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↓こんな感じで最新の求人情報にいつでもアクセスできるようになります。

↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。