- なぜ大学職員になりたいのか?と面接で聞かれたらなんと回答する?
- 大学職員の志望動機はどう答えるのが高評価?
- 第一志望でない場合はどう回答すべき?
大学職員の面接や書類選考ではなぜ大学職員になりたいのか?が必ず質問されます。
一般企業でいう志望動機ですが、
これへの答え方が悪いとまず採用されないので注意して下さい。
この記事では、大学職員を目指す人向けに志望動機の答え方を解説します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事を書いた人
新卒で電気メーカー就職→国立大学職員に転職(教務課で3年)
その後、私立大に転職し経理・研究支援・補助金業務を担当。転職時には国立大2校と私大1校で内定。大学職員の転職方法を解説します。
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なぜ大学職員になりたいのか?と聞かれた場合の答え方
なぜ大学職員になりたいのですか?
↑この質問には、本当に熱意を持って大学職員を目指しているのか?を確かめたいという面接官側の意図があります。
大学職員には「仕事がラクで高給まったり」
というイメージがあります。
なんとなく大学職員…という志願者を振り分けたいのです。
したがって「一般企業への就職から逃げたいという気持ちから志望している」と思われないことが重要です。
↓以下では答え方の具体例をいくつか紹介します。
1. 教育・研究を通じて社会貢献したいと考えています
「未来を担う人材を育て、人生100年時代に寄り添う教育を通じて社会貢献したいです。」
「社会の発展、人々の暮らしやすさに寄与する研究を通じて社会貢献したいです。」
大学の最も重要な役割である教育または研究に価値を感じていることをアピールしましょう。
なぜ一般企業ではダメなのかと突っ込まれたら、大学の公共性に着目しましょう。
大学は一般企業と異なり利益を一番に追求するのではなく、社会一般の利益に貢献する義務があります。
大学の収入の多くが税金による補助金に支えられていることが理由の一つです。
利益最優先ではなく一般社会に利益を還元するようなフィールドで働けることが大学の特徴でしょう。
2. 大学時代の経験から大学職員に魅力を感じています
「大学時代、キャリアセンターの職員にお世話になった経験から、自分も学生をサポートする仕事に就きたいです。」
「大学時代の研究室での経験がその後の人生にも活きており、そのような環境を支える仕事をしたいです。」
自身の実体験と絡めて語る志望動機ほど強く訴えるものはありません。
誰しも大学に関する良い体験を持ち合わせているはずです。
そのような経験をストーリーにして、志望動機として伝えると大学職員への本気度が伝わります。
3. 前職での経験から大学職員に魅力を感じています
「前職でも教育に携わり、人の成長を支える教育に関わることがやりがいのある仕事だと感じています。」
教育業界や教員からの転職を考えている人は、その経験から教育への熱意を訴えると説得力があるでしょう。
大学時代の教育実習や教育に関わるアルバイトの経験でも有効です。
それなら一般企業や公務員で良いのでは?と言われないように、
↓例えば以下のような大学の特徴を添えて伝えましょう。
・大学では、教務、研究支援、産学連携、入試広報等、様々な視点から教育に携われる。
・少子化が進み大学の競争が激しくなる中、キャリア教育や国際化、受験生の確保等の大学改革というチャレンジングな課題を通じて教育に関わりたい。
なぜこの大学を志望されますか?への答え方(第一志望でない場合は?)
この質問には、その大学への志望度の高さを確かめる意図があります。
大学職員になれればどこでも良いのでは?と思われないために、第一志望であることを伝えることが重要です。
第一志望への熱意が伝わる具体例を紹介します。
1. 建学の理念に共感しました
「〇〇という建学の理念は私のモットーに通ずるところがあり、またそれに基づく貴学の取組に魅力を感じました。」
建学の理念は大学にとって全ての教育・研究の基礎となる大変重要な精神です。
一般企業でいう企業理念ですね。
大学の創設者がどのような人材を育成したいかという願いを込めた理念をしっかりと理解することで、志望度を強く伝えることができます。
ここでも自分の経験や信念と紐付けて、理念への共感を伝えることが鍵です。
また、入職後も建学の理念に基づいて、大学改革や業務改善を推進する職員として期待されるでしょう。
2. 大学の特色に魅力を感じました
「積極的な留学支援やオンライン留学等の国際化への取組に将来性を感じています。」
「貴学の産学連携により社会に貢献する取組に魅力を感じ、また現職での経験を活かせると感じました。」
その大学ならではの強みに着目しましょう。
志望度を伝えるだけでなく、その大学のことをリサーチし、よく勉強してきたことをアピールできます。
大学の強みはホームページにいくらでも載っています。
しっかりと目を通し、自身の経験や能力とリンクする強みを探しストーリーを作りましょう。
「大学職員の求人がなかなか見つからない…」という人へ
大学職員の求人ってなかなか見つけにくいですよね。
もちろん、「とりあえず大学職員になれるならどこでもいいや…」みたいな感じで探すならたくさん見つかるとは思うんですが、
こういう探し方で見つかるのって、
たいていはブラック環境な大学職員の求人だったりします。
大学職員とひとくちにいっても、
実際に働く環境はさまざまなので注意してください。
大学職員といってもすべてがホワイトではありません。
同じ「大学職員」でも、
↓こんな感じで二極化しているのが2024年現在の実情ですね。
- ブラックな大学で働く大学職員たち
安い給料で新人研修もなくいきなり現場に放り込まれ、恥をかきながら仕事を覚えさせられ、やる気のない学生相手に誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。 - ホワイトな大学で働く大学職員たち
最初から平均より高い給料で、しっかりとした新人教育を受けることができ、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境。
残業も少ないのでワークライフバランスを実現できている人たち。
↑同じ大学職員なのに、
なぜこういう差がついてしまうのか?ですが、理由は簡単です。
毎年入学者が殺到するような人気大学と、
学生にぜんぜん人気のない定員割れの過疎大学…では、
大学職員として働く環境がまったく違うからです。
大学は、学生さんたちが納めてくれる学費によって成り立っている組織です。
大学職員の給料もそこから出ています。
なので、学生に人気がなくて学費をちゃんと集められていない大学では、
経営は苦しくなり、大学職員の給料も安くなってしまうのです。
しかも、こういう不人気大学では、
人件費を少しでも安くするために、
最低限のスタッフ数しか雇用しない傾向があります。
結果的に、職員は限界ギリギリの状況で現場をまわすことになり、
土日出勤やサービス残業の横行する、
激務ブラックな雇用環境になりがちなんですね。
「偏差値高い大学 = ホワイト職場」ではない(2023年の学生数ランキング参照)
注意していただきたいのは、
必ずしも「偏差値の高い大学=大学職員にとってホワイトな雇用環境」ではないことです。
高偏差値大学の職員になれた!
…と思って実際に職場に入ってみたら、
地獄のような職場環境で体調を崩し、
退職を余儀なくされた…。
なんてことは珍しくないので、注意して下さい。
例えば、2023年の学生数ランキング(私立大学)がこちらなんですが、
↓学生数で1位は日本大学です。
↑早稲田(2位)や立命館(3位)、慶應(6位)など、
偏差値トップクラスの私大もランキングに入っていますが、
4位に近畿大学、5位に明治大学、7位に東洋大学…と、
偏差値的にはあまり有名でないところも、
学生数ではランキング入りしている「人気大学」だったりするんですね。
先にもお伝えしたように、
大学職員の給料は学生さんの納める学費から出ています。
少しでも良い環境の大学で働きたいなら、
学費をしっかり集められている人気大学で働くことが必須になります。
大学職員として「自分の職場を選ぶ」という視点で見る場合、
見るべきなのはその大学の偏差値ではなく、
学生をたくさん集められている人気大学かどうか?であることを知っておいてください。
学校法人は「大学運営だけ」で利益を出しているわけではない
また、あまり名前の通っていない大学であっても、
ホワイトな大学職員として働けるケースもあります。
大学経営そのものがうまくいっているケースがあるからです。
大学というのは「学校法人」という組織が運営しているんですが、
学校法人は大学運営だけで利益を出しているわけではありません。
なかには大学付属の保育園〜高校の一環運営などで、
しっかりと利益を出しているところもあったりするんです。
大学を「自分が働く職場」として考える場合、
見るべきなのは有名大学かどうか?ではなく、
きちんと利益を出していて、
職員の給料や雇用環境の良い大学か?
であることに注意しましょう。
私も「とりあえず大学職員になれるならどこでも…」で転職活動し、地獄に落ちました
- 大学職員になれるならどこでもいい。
- 最初はお給料が安くても、年功序列で給料アップしていくはず。
- なので、大学職員の求人を見つけたら、とりあえずかたっぱしから応募する!…
↑これ、実は私がやってしまったミスなんですが、
「大学職員ってホワイトらしいので、
とりあえず採用してもらえるならどこの大学でもいいや…」
みたいな感じで、テキトーに転職活動していました。
(大学のサイトの採用ページを毎日チェックして、
かたっぱしから応募していました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
結果的にブラックな大学職員求人に応募してしまい、
最悪な労働環境に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の大学に転職したんですが、
今から思うと、ブラック大学で働いていた期間って本当に人生で無駄な時間でした…。
これから転職活動を始める人は、
どういう大学職員の求人を狙って応募するか?
には絶対にこだわってしぼりこんだ方が良いです。
ブラックな大学にまちがえて応募してしまうと、
貴重な人生の時間をドブに捨てることになります。
ホワイトな大学職員になりたいなら、
しっかりとホワイト大学の求人を狙って応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
あとでものすごく後悔することになるのでくれぐれも注意してください。
せっかく大学職員に転職するなら、
ワークライフバランスが良いホワイト環境で働きましょう。
お給料も高い方が良いに決まってますからね。
「大学職員の求人に特化した転職サイト」で求人を探すのがコツ
年収高めで、しかも働きやすいホワイト職場で働きたい人は、
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転職サイトってものすごくたくさん種類がありますが、
それぞれ得意分野が違うので注意しておきましょう。
実際に求人リサーチしてみました。
この記事を書いている現在ですが、
↓例えば以下のような求人が登録されています。
(なお、無料アカウント登録だけで使えるサイトなので、お金がかかるようなことはいっさいありません)
>>大学職員の実際の求人を見てみる
(無料アカウントで求人検索できます)
転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さい。
こちらの求人サイトでは、
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↓利用者の口コミ評判についてはこちらを参考にしてください。
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doda転職エージェントの口コミ評判(体験談14件あり)
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今すぐは転職できない…という人もやっておくべきこと
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転職サイト見るのすらめんどくさい…ってなるのが自然ですからね。
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ブックマーク保存して情報としてストックしておきましょう。
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あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら転職もあると気づけるのも重要ですね。
いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
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絶対にブラックな職場に入りたくない人は、
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特に未経験で転職する人は要注意です。
求人を探す場所をまちがえてしまうと、
地獄のような環境のブラック職場で搾取されることになります。
私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますからね…。
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