今回はリクルートエージェントを使い、
経理としての転職活動を3度経験されている方に
体験談を投稿していただきました。
経理は実務経験がとても重要視される職種ですので、
転職活動にあたっては「過去の職歴の中で具体的にどのような経験を積んできたのか?」のアピールが重要になります。
経理の実務経験者として転職することを目指している方にとって、
今回の方の転職体験談はとても参考になると思いますよ。
この記事の目次
経理経験者がリクルートエージェントを使って転職活動してみた体験談
この記事を書いてくれた人
大学卒業後に簿記資格を取得し、経理職として勤務。
現在は東証一部上場企業に所属し、
子会社の経理を担当するチームのマネージャーをしています。
これまでにリクルートエージェントを使って3度転職を経験しました(いずれも経理としての転職)
- リクルートエージェントを使って、経理として転職活動してみて感じたこと
- 転職エージェントを利用する場合に、経理が転職成功するためのコツ
↑この記事では、私自身の経験にもとづいてこういった内容をお伝えします。
ぜひ参考にして見てください。
私が経理転職にリクルートエージェントを利用した理由
私は未経験で始めた経理の仕事から、4年目で転職を決心しました。
転職に使う転職エージェントにはいくつか候補がありましたが、
↓その中からリクルートエージェントを選択した理由は以下の通りです。
- 大手のリクルートが運営している
- 求人の数がとても多い
- 転職活動に使っている人がいちばん多い
当時、私は経理職としての知識や経験にまだ自信がありませんでした。
そこで、最大手のエージェント会社なら紹介してもらえる求人があるかもしれないという期待を持っていたのです。
(当時は転職エージェントに対して敷居が高いというイメージがあり、自分の知識や経験では登録を嫌がられるのではないかと勝手に思い込んでいました)
働きながら自分一人で転職活動をするのはとても大変
はじめは自分で転職サイトを利用して活動をスタートさせたものの、
働きながらの転職活動は思った以上に大変でした。
応募先の企業とのやり取りや、応募書類の発送など、
対応する時間を確保するのに本当に苦労したからです。
そんな状況で転職活動に先が見えず、不安はあったものの、転職エージェントを利用して、転職活動をリスタートする決心をしました。
結果的には複数の求人を紹介してもらうことができ、その中から内定をいただくことができました。
単に求人を紹介してもらうだけではなく、第三者が自分の経験を評価してアドバイスしてもらえるのは貴重な経験だと思います。
リクルートエージェントは経理の転職にも使えると思いますよ。
経理専門の転職エージェントとリクルートエージェントの違いは?
その後、転職してから5年経過したころ、
本社移転の影響で通勤時間が2倍以上になってしまい、再び転職活動を始める事になりました。
1回目の転職ではリクルートエージェントのみを利用しましたが、
前回の転職から欲が出てきて「リクルートエージェントよりも良い転職エージェントがあるかもしれない」という期待から、
経理求人を専門であつかう転職エージェント会社にも登録してみました。
↓私が感じた「経理専門の転職エージェントとリクルートエージェントとの違い」は以下のようなことです。
紹介された求人の数はリクルートエージェントの方が多い
求人の取り扱いが最も多いリクルートエージェントと比較して、経理専門エージェントは紹介が少なかったというのが率直な感想です。
一方で良かった点は、有価証券報告書の作成業務や、
上場準備の経験者など、経理の中でも経験者が少ないであろう特殊な業務の求人をいくつか紹介してもらったことです。
全体的に紹介される求人数は少ないですが、
経理に本格的に特化した求人を狙うならやはり経理職専門の転職エージェントの方が有利かもしれませんね。
担当エージェントとのやり取りはリクルートエージェントの方が多い
リクルートエージェントでは、担当エージェントと2〜3回は職務経歴書の見直しなどをしてもらうことができましたが、
経理専門エージェントの方ではその様なやりとりは特にありませんでした。
(私が経理として2回目の転職だったので、職務経歴書についてはあまり見直す必要がないと思われたのかもしれませんが)
結局2回目の転職についても、リクルートエージェントに紹介してもらった企業に就職することになりました。
ただ、職種特化型の転職エージェントは求人の質が濃いという特徴があります。
なので、経理の実務経験者としてさらなるキャリアアップ転職を目指す人や、
情報を収集するという目的で使いたい人は、
経理職特化型の転職エージェントを利用するのも有意義だと思います。
経理がリクルートエージェントで転職を成功させるために必要なこと
経理として転職に必要な経験が何か?を問われると、
決算や税務申告などを思い浮かべるかもしれません。
私はその経験がなかったため、リクルートエージェントへの登録に迷っていたほどです。
しかし、私が転職活動をしたうえで、この経験がないと転職できないということはほとんどありませんでした。
経理としてどんな経験をアピールするべきか悩んでいた時に、リクルートエージェントの担当エージェントさんから受けたアドバイスは、
「過去に自主的に取り組んだ経験を整理すること」でした。
経理の仕事を経験した方ならわかると思いますが、
経理の仕事は多岐にわたり、毎月同じことを繰り返す仕事も多いのが特徴です。
毎月同じことを繰り返していると、周りの変化に対応できず、いつの間にか無理や無駄が出てきてしまいます。
それらを改善できるような人物を採用したいと考えている企業は多いようで、
実際に私も面接において「改善してほしい」とか「変化を促してほしい」というような話を何度も聞きました。
経理としてのキャリアプランから応募する企業を決めるのが大切
転職によってステップアップしたいという思いはあるものの、具体的にどうすればいいのか迷いますよね
そんな時、リクルートエージェントから「自分の将来を見据えて方向性を決めることが重要」とアドバイスを受けました。
経理の仕事といっても幅が広く、
上場しているような大企業でないとかなわない経験もあります。
一方で広い裁量を持って仕事がしたいのであれば、
大企業でなく中小企業が向いているかもしれません。
つまり、自分の将来を見据えることで、どこで・どんな仕事をするべきなのかが、ある程度見えてくると思います。
次にそれを面接でいかにして伝えるかです。
私は初めての転職で決算や税務経験が積みたいと思い転職を決意しました。
そのため、面接では必ずその業務を将来だとしても自分が経験することができるのか、必ず確認していました。
後から聞いた話ですが、面接官だった方から「キャリアが明確になっていて、この人物なら活躍できると感じた」と評価されていたそうです。
経理は経験スキルによって転職エージェントをこう使い分けるべし
リクルートエージェントを利用してよかったこと(メリット)としては、
紹介された求人数がダントツに多かった点です。
もちろん、経理としてかなりレベルが高い(年収も高い)求人については、
経理職専門の転職エージェントの方が優れています。
しかし、当時の私はまだそういったハイレベルな経理求人に応募できるだけのスキルがありませんでした。
なので結局は、リクルートエージェントに紹介された求人で内定をもらうかたちになりました。
経理としてのキャリアに十分な自信がある方(管理職として転職できる人や、上場企業経理の経験がすでにある人)は、
経理職専門のエージェントを優先して使うのが良いでしょう。
年収が非常に高い求人を紹介してもらえると思います。
一方で、まだ経理未経験の人や、
中小企業の経理スタッフとして2年以内といった職歴の方はリクルートエージェントの豊富な求人数をあてにするのが良いです。