
製造業技術職の実態は?
- 製造業の技術職って大変そう
- 給料も安いんじゃない?
- 実際どんな仕事をしているんだろう?
製造業の技術職がどのような仕事をしているのか、
あまりご存知ない方も多いのではないでしょうか。
新規事業の開発から設備の修理など、製造技術職の業務は多岐にわたります。
覚えることも多い仕事ですが、やりがいのある仕事でもあります。
それでも辛いと思う時や「製造業はやめとけ」と感じる時はあるものです。
ここでは製造業の技術職で10年働いた経験を元に、
「製造業の技術職はやめとけ」と言われる理由と辛いと感じる瞬間について解説します。
製造技術職を目指している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
製造業の技術職はやめとけ?仕事内容の実態と辛いと感じる瞬間

技術職には辛い瞬間も…
1. 技術職は結果が出るまで仕事が終わらない
結果が出るまで仕事が終わらないことが、「技術職はやめとけ」と思う理由の1つです。
製造業の技術職は、会社の技術発展において重要な役割を担っています。
技術発展こそが会社の明暗を分けることにもなるので、
新しい技術に果敢に挑戦していかなければいけません。
しかし、必ずしも上手くいく仕事ばかりではありませんし、
「無理だからできない」が通用しないのが技術職の仕事です。
私自身も夜中まで仕事が長引いてしまい、徹夜で作業して結果をだすこともあります。
難しい仕事にもチャレンジして結果を出さなければならないという点が、
「製造業の技術職はやめとけ」と思ってしまう瞬間です。
しかし技術職は、辛い作業を乗り越えれば大きな達成感を得られる仕事でもあります。
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2. 技術職はスキルを磨き続けないといけない
技術職の仕事は常にスキルを磨かないといけないため、日々辛く感じることもあります。
技術職の仕事にはトラブルがつきものです。
例えば、日常的に次のようなトラブルがあります。
- 納期が迫っているのに終わらない
- 設備が壊れたから早く直して欲しい
- 不具合が多いからもっと改善してほしい
トラブルのおかげで会社に大きな損害が出てしまうこともあるため、
必ず解決しなければいけません。
「生産ラインを止めることができないから1秒でも早く復帰させてほしい」と言われ、
プレッシャーのかかる仕事に挑まなければいけないこともありました。
トラブルを解決するために必要なのが、スキルと経験です。
会社に大きな損害を出してしまったり仕事が終わらなかったりと、
スキル不足を理由に技術職を挫折してしまう方も沢山います。
スキルを磨き続けなければならない技術職は、向上心のある人に向いている仕事でもあります。
3. 技術職は納期に追われる
納期に追われるのも、技術職が辛い瞬間の1つです。
技術職の仕事はトライ&エラーの繰り返しなので、
製品テストや試作業務を何度も繰り返さなければいけません。
しかし納期は決まっているので、時間に追われながら作業することになります。
実際に私が今担当している事業も上手くいかないことばかりで、
毎日とても焦りながら作業をしています。
失敗が続いてもなんとか納期に間に合わせないといけないという点が、
技術職が辛いと思う理由の1つです。
4. 地道な調査が必要
地道な作業が多いのも、「技術職はやめとけ」と思う理由の1つです。
技術職では、地道な調査を行わなければ結果を出すことができません。
地道な調査や試作を繰り返さなければいけないので、
「こんな仕事はつまらないからやめとけ」と言う方も少なくはありません。
しかし、地道な調査は成果だけでなく、自身の経験値やスキルにもつながります。
地道な調査によって自身のスキルアップが実現できるのは、技術職の魅力の1つでもあります。
5. 効率を上げることが必要
効率化が必要になる時も、技術職が辛いと感じる瞬間の1つです。
技術職は地道な作業を納期を考えて担当しなければならないため、効率化が必要な仕事でもあります。
効率を上げるには結局自身のスキルをレベルアップさせないといけないため、
技術職は強い向上心が必要な仕事でもあります。
製造技術職の平均年収の実態

製造業技術職はキャリア次第で高収入に
製造技術職では、10年以上働くと500万円以上の年収を得ることも可能です。
実際に私が働いている工場では初任給こそ手取り16万ほどでしたが、
スキルアップによって平社員でも月給で手取り30万円以上もらうことができています。
担当できる業務が増えることで、基本給が上がりステップアップできるのです。
新しい知識やスキルをどんどん吸収できる方ならば、
自然と給料も上がりやすくなるでしょう。
大きなミスをなくしたり生産の改善業務を積極的に行うことで、評価されることもあります。
高く評価してもらえれば自身の給料にも反映されるため、
新しい仕事や改善業務には積極的にチャレンジすることが大切です。
製造技術色が向いていない人の特徴

製造業技術職に向いていない人の特徴
新しい知識を積極的に学ぶ姿勢がない人
新しい技術を学ぶ姿勢がないと、技術職の仕事は難しいでしょう。
技術職は、会社の技術発展を目指してスキルアップしていかなければならない仕事です。
最初に学んだ技術や知っている技術だけで満足してしまう方は、
技術職としてキャリアを積むことはできないでしょう。
業務の改善に消極的な人
現状の業務改善に取り組まない方も、技術職には向いていません。
技術職は業務の効率化が求められる仕事です。
日々の業務をより効率的にこなせるような仕組みを考える姿勢がないと、
周囲からの評価も得られません。
資格の取得にチャレンジできない人
技術職には、資格の取得も重要です。
資格の勉強によって新しいスキルを身に付けられたり、
担当できる業務の幅が広がったりといったメリットがあります。
資格の取得などにチャレンジせずに現状に満足しているようでは、
技術職としてキャリアアップを図るのは難しいでしょう。
まとめ

製造業技術職はやりがいも大きい仕事
この記事では、製造技術職が「やめとけ」と言われる理由と実態について解説してきました。
技術職は長時間の作業や納期など、大変なことが多い仕事です。
そのため、「技術職はやめとけ」と思う瞬間もたしかにあります。
しかし技術職は、スキルアップによって確実に業務の幅が広がるなど、やりがいのある仕事です。
技術職を目指す方は、強い向上心を持って仕事に取り組む覚悟を持たなければなりません。
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