
華やかそうに見えて実はキツイ証券営業の仕事
- 証券営業の仕事が辛い理由って?
- ノルマはどのくらいある?
- 人間関係がきついって本当?
証券会社の営業マンというと給与が高く、華やかな仕事というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
しかし、それと同時に「ノルマがきつそう」「仕事が多そう」といったイメージもありますよね。
実際、証券営業は頑張った分だけ成績に反映されるやりがいのある仕事ではありますが、
仕事はきつい部分もあり、辛いと感じる人も多くいます。
この記事では、証券営業として勤務経験のある私が、
証券営業の仕事が辛いと感じる瞬間について解説します。
証券営業を志望している方や、実際に仕事を辛いと感じている方は参考にしてみてください。
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この記事の目次
証券営業で「辛い」と感じる瞬間5個

証券営業が辛い5つの理由を解説
1. 新規開拓その他のノルマが辛い
誰もが知る大手証券会社に勤務し、リテール営業を7年経験した私が一番辛いと感じることは、
新規開拓やその他に課されるノルマの達成です。
私の配属支店は都会の大店で、会社の中でも重要な立ち位置である支店だったので、
同期が30人程同じ支店に配属されました。
新規開拓の件数は30人全員で競わされ、なかなか開拓ができなかった同期は毎日のように
「○○は今日も新規開拓をしてきたのに、何故お前はできないんだ!」
「そんなんじゃ年次があがってもいい客はつけないからな!」
と叱責されていました…。
またそれだけでなく、投資信託の純増額や、株の手数料、保険の契約数、ソリューション獲得数など、
毎日こなしていかなければいけないノルマがたくさんあります。
上司によっては、今日の数字を達成するまで退社できないという厳しい課もあるほどです。
ただ、そんなノルマをこなして『できる営業員』であるとアピールできれば、
後々いいお客さんを引き継ぐことに繋がります。
その結果、営業成績が上がり、自分のボーナスに跳ね返ってきますよね。
これが、辛くても証券会社を辞めることができない罠だと私は思っています。(笑)
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2. ボーナスに差が出るのが辛い
証券会社はほとんどの会社が、営業成績に応じてボーナスを支払うという仕組みをとっており、
営業成績が上がれば上がる程、その結果はボーナスに反映されます。
そのため、ボーナスの額が個人間で大きく差が出てしまうのです。
数字を上げられる営業員にとってはとてもいい仕組みですが、
成績があまり良くない営業員にとっては辛いですよね。
同じ年代でもできる営業員とできない営業員では、手取りで200万~500万の差はざらにあります。
また、配属された支店の規模や地域によってお客様の層もかなり変わってきますので、
自分の努力だけではどうにもならないこともあります。
ボーナスの額という目に見える形で周りと差がついてしまうのは精神的に辛いですね。
3. お客さんとのやりとりが辛い
営業の仕事はお客さんとの関わりが重要ですが、そのやりとりが辛いと感じる時もあります。
証券会社で営業をしていると、担当しているお客様ととても仲良くなれることが多いです。
ただ、仲良くなればなるほど、損をさせてしまった時が非常に辛く感じます。
相場は毎日変動していますし、自分がいいと思って勧めたものが必ず上がる保証はありません。
実は、仲良くなったお客様のほとんどは、商品が本当にいいと思って買うという人は少なく、
『担当者のあなたが言うことだから信じて買うわ』という人が多いんです。
自分を信じて買ってくれた方に損をさせてしまい謝罪をする時は、この上なく心が痛みますよね。
できる営業員は、損をさせてしまっても、しっかりとリカバリーの提案ができる人だと言われています。
自分にとっても、お客様にとっても大切なことですよね。
4. 出社が早く退社が遅くて辛い
証券営業員は、朝の出社時間が早く夜の退社が遅い為、会社での拘束時間が長いです。
相場は9時からですが7時半には会社へ出社し、
朝会や新聞の読み合わせ、前日夜中のアメリカのマーケット情報などを把握します。
日中はお客様への連絡や訪問に徹し、
夕方帰社後は不足しているノルマの確認や事務作業、翌日のアポイントの資料準備や数字の計画などを立てます。
数字ができていない時は20時くらいまで営業の電話や訪問が続くので、
残業が多く、12時間以上会社にいる日も少なくありませんね。
ただ、休みの制度などは整っており、土日祝はもちろん休みですし、有給日数は他の業界に比べてもかなり多い方です。
平日と休日でオンオフを切り替えたい方には向いている仕事ですよ!
5. 自己主張が強い人が多く人間関係が難しくて辛い
競争が激しく、毎日辛いことが多い業界ですので、のし上がっていく為にメンタル・自己主張が強い人が非常に多いです!
そのため、そういった雰囲気が合わない人は辛いと感じてしまうでしょう。
自分のアピールをするのは悪いことではありませんが、主張が激しい人が多いと社内での衝突も少なくありません。
「このお客さんは自分が担当したい!」
「自分はこれだけ数字をやったんだからこの数字はあなたがやってよ!」
などは頻繁に耳にする会話です。
また、同期の中でも出世して管理職になっている人もいれば、現役で営業をしている人もいますので、差が出てきてしまう分ギクシャクしてしまうこともありますよね。
良くも悪くも実力主義の業界と言えます。
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