
(退職代行はどうやって退職完了まで導いてくれる?)
- 退職代行はどうやって退職手続きやってくれるの?
- 労働者本人は連絡しないでいい?
- 退職後に必要書類はちゃんともらえる?
- 損害賠償などのトラブルはない?
退職代行サービスって最近使う人が増えてきていますね。
(新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました)
退職代行そのものは昔からあるものなのですが、
最近では料金がとても安くなってきたのもあって注目されているようです。
この記事では、実際に退職代行サービスに依頼した場合、
どうやって退職まで手続きを完了してくれるのか?
を実体験ベースでまとめてみました。
参考にしてみてください。
【体験談】退職代行はどうやって退職完了まで導いてくれる?

(退職代行を実際に使ってみたらこんな感じでした)
1. 退職代行会社へ無料相談
当時私は、訪問看護ステーションで看護師として働いていました。
そこは、私が家庭や育児との両立を求めて入社した会社です。
しかし、実際に働いてみると、毎月60時間以上の残業が当たり前の環境だったのです。
コロナ禍の影響もあって仕方ない部分もありましたが、次第に私は心身共に疲労していきました。
そこで、私は退職を決意しました。
ですが、上司に伝えても、新しい人材の確保が難しいとの理由で一向に退職させてもらえませんでした。
悩みに悩んだ私は、テレビで耳にしたことがある退職代行を利用しようと考えました。
↓※ 当時の私の退職体験談はこちら。
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フォーゲル綜合法律事務所【円満退職代行の口コミ評判】看護師の体験談
フォーゲル綜合法律事務所の円満退職ってどう?実際に利用した人の口コミ評判を見ておきたい!この記事では、弁護士事務所「フォーゲル綜合法律事務所」で実際に退職代行サービスを利用したい看護師さんの口コミ体験談を掲載しています。参考にしてみてください。
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まず、私はインターネットで退職代行業者を検索し、無料相談から始めました。
実際に相談したのはフォーゲル総合法律事務所という弁護士事務所さんです。
退職代行といっても、実際に私の周りで利用した人は誰もいなかったので、最初は怪しさしかありませんでした。
退職代行を利用しても失敗に終わらないように、私は3社へ相談をしました。
いずれも24時間、LINEでの無料相談ができる業者を選びました。
LINEだと一番馴染みがあり、思い立った時にすぐにでも相談できる24時間対応は心強いと思ったのです。
3社に相談した中から、私はレスポンスの早さと信頼性における面で、フォーゲル綜合法律事務所の退職代行を選択しています。
私がフォーゲル綜合法律事務所へLINE相談したのも深夜でした。
そして弁護士からの回答は翌日の午前中に来ています。
他の2社と比較すると早い返信でした。
私は、急に退職することで、会社から損害賠償を請求されることを心配していました。
そのため、損害賠償を請求される可能性について相談しています。
弁護士の回答は、以下2点でした。
・損害賠償を請求される事例もあるが、請求するしないは気質的な部分が影響していることが多い
・会社に損害を与えないよう、メモでも会社のパソコンでも良いので、引継ぎ内容を残すことでリスクを防ぐことができる
損害賠償の可能性や回避方法についても回答してあり、私は信頼感が持て依頼するに至りました。
2. 退職希望日や会社への連絡日時の決定
退職代行の費用を払い、依頼を確定させます。
そうすると、退職の希望日や会社への連絡日時の詳細について打ち合わせを行ないます。
打ち合わせも全てLINEでのやり取りで完結できるので、楽でした。
有休を消化してから退職するのか否かも含めて退職日は決めていきました。
退職の連絡当日は、弁護士が会社に退職の旨を電話連絡してくれます。
なので、何時から何時の間に、誰宛に連絡を入れてほしいのかも
含めて弁護士へ伝えておきました。
これらの決めごとは、全てヒアリングシートの項目の中に含まれています。
ヒアリングシートに沿って希望を書いていくだけなので、初めての利用でも安心でした。
3. 実行当日
打ち合わせで指定した時間内に、弁護士が会社へ退職の旨の連絡を入れます。
また、書面でも退職希望がある旨を会社へファックスしてくれます。
会社への連絡が済むと、「先ほど、会社の〇〇様に退職の願いを伝えました。会社からの返答は通常数日から1週間程度のお時間をいただきます」と、弁護士からのLINEが入ります。
私たち依頼者側がやることは基本的にありません。
弁護士が会社へ連絡を入れる当日は、いつでもLINEが確認できるような状態で待機しておくよう事前に弁護士から指示があります。
私も当日は、ドキドキしながら、弁護士からの連絡を待っていました。
依頼者が当日することは、この会社への連絡が無事終了したかを確認することのみでした。
無事、弁護士から会社への連絡が済んだ報告をLINEで受けると、当日依頼者がすることは終了です。
4. 退職決定
私の場合でいうと、弁護士に退職の連絡を入れてもらったのが、7月4日でした。
そして、弁護士を通じて、会社から退職を受理する旨の連絡が来たのは、7月8日でした。
また、希望した退職日は、連絡日と同じ7月4日だったのですが、希望通り4日付で無事退職できています。
5. 会社への引継ぎ
会社への引継ぎは、事前にメモや記録に残し、会社においてきました。
引継ぎメモの件は、弁護士からも会社へ書面を通じて伝えてくれています。
この書面の内容自体も、事前に弁護士とやり取りをして確認しておきます。
6. 会社への返却物の郵送
退職が決定した連絡が弁護士から入ると、すぐに返却物の郵送作業に取り掛かりました。
なるべく返却するものがある場合は、早めに郵送した方が良いとのことでした。
また、会社へきちんと返却したことが確認できるように、追跡ができる形で返却するよう弁護士からの指示もありました。
私は退職決定の連絡を受けた当日に、保険証などの返却物をゆうパックで会社に郵送しています。
また、退職前に事前に返却できるものは、会社においてきたので、郵送で送るものは最低限に済ませられました。
7. 退職願の記載・郵送
退職決定の連絡と共に、退職願いを会社が希望しているとの連絡も弁護士からLINEで受けています。
弁護士からは、退職願いを書く必要は必須でないと伝えられました。
しかし、スムーズに事務処理を進めるためには、会社の指定通り書いて送る方が良いとのことでした。
また、もし書きたくない場合には、弁護士が間に入ってくれるとのことでした。
私は、退職願いを書きたくない理由が特になかったため、記載し会社へ追跡付きで郵送しています。
8. 退職後に必要な書類が会社から届いているか確認
私は、以下の書類を事前に弁護士を通して希望しました。
・離職票
・雇用保険被保険者証
・源泉徴収票
退職の決定後、2週間程度で上記の書類は全て郵便で手元に届きました。
合わせて、当月分の給料明細書も届いています。
退職代行サービスについてのよくある質問

(退職代行はどうやって退職手続きやってくれる?よくある質問)
1. 退職代行はどうやって有給取得をさせてくれるの?
依頼後のヒアリングシートに、有休が何日残っているのか、また、消化の希望はあるか記載する箇所があります。
その希望に基づいて、弁護士が有給消化の申請を担ってくれます。
2. 退職代行はどうやって会社側に連絡するの?
直接、電話連絡で会社に連絡してくれます。
また、口頭だけでなく、書面も使用し、会社とのやり取りを行なってくれます。
書類のやり取りは、FAXで送信されていました。
3. 退職代行にどうやってお金を払うの?
クレジット決済や銀行振り込みがあります。
基本的に料金は前払いですね。
相談料は無料ですが、初回だけ無料で2回目以降は有料、
というかたちになっているケースもあるようなので、注意してください。
4. 退職代行はどうやって「即日退職」を実現してくれるの?
法律に基づいて、会社と交渉することで、即日の退職も可能とのこと。
また、即日の退職でなくても、弁護士が会社に退職希望の連絡を入れた日から、出勤する必要もありません。
5. 退職代行はどうやって「誰とも会わずに退職」を実現してくれるの?
会社との全てのやり取りは、弁護士が担ってくれます。
また、弁護士の方から依頼者に直接連絡は入れないよう、会社に重々伝えてくれるので安心です。
万が一、会社から自分宛てに電話が来たとしても、必要なやり取りは弁護士が行なってくれているので、とる必要もありません。