- 退職代行を使えば即日仕事を辞められる!
- 会社の誰にも会わず辞められる!
- 明日からもう会社に行かなくていい…!
↑ネットの広告でこう言うの見かけて、
「いやむしろ不安なんだけど…」
ってなってしまった人、きっと多いのではないでしょうか。
あれもできます!これもできます…!って言われると、逆にウソくさくなりますよね。
とはいえ、退職代行サービスそのものは決して怪しいものではありません。
「退職代行」と言う名前こそ最近になって出てきた名称ですが、
もともとは弁護士さんや労働組合などがずっと昔からやっているサービスですからね。
(法律事務のサービスとして新しいものでもなんでもない)
どういうしくみのサービスなのか?について、
基本的なことをしっかり理解しておきましょう。
この記事では、退職代行の「即日退職」の仕組みについて法律的な側面から説明します。
退職代行に興味があるけど、なんか不安…と感じている方の参考になれば幸いです。
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この記事の目次
退職代行で即日退職できる仕組み
退職代行を使うと依頼した即日で退職することが可能です。
↓仕組みとしては、こんな感じですね。
- 退職代行に依頼したその日のうちに「退職意思」を勤務先会社に伝達してもらいます。
- 法律上は「退職意思を表示した日から2週間」で退職手続きは完了します(民法627条1項)
- その2週間は有休消化や体調不良による休暇とすることで、今後1日も出社することなく(つまり即日)会社を辞めることが可能になります。
↑この「退職意思を表示した日から2週間」のルールについては、
会社の就業規則その他で「1ヶ月」や「3ヶ月」のように延長されているようなケースもあります。
しかし、結論から言うとこれら「労働者側にとって不利益になるルール変更」は認められず、無効になります(なので無視して問題ありません)
なお、根拠としては「広告代理店A社元従業員事件」という裁判所の判例があります。
(福岡高判平成28年10月14日労判1155号37頁)
退職意思を表示したあとは、有給休暇の消化などのかたちで会社への出社を断れば、実質的に即日退社が完了することになります。
有給休暇は入社してから6ヶ月が経過しないと発生しないので、入社してすぐの人は有休消化はできませんが、
その場合も「給料は減ってもいいので仕事を休む」というかたちをとれば、上の「即日で退職」と同じ効果を得ることが可能になるでしょう。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
退職代行は「即日対応」が基本
退職代行サービスは、基本的に相談をしたその日のうちに会社に対して退職願を出してくれます。
(もちろん、ゆっくり考えたい場合はもっとじっくり時間をかけて退職手続きを進めることも可能です)
これを「即日対応」と呼んでいます。
会社側が「退職なんて認めるか!」と言ってきたら…?
退職を伝えても勤務先会社が「そんなの認めるか!」と言ってきたらどうするの…?と気になる方も多いでしょう。
この場合、退職代行サービスは「内容証明郵便で退職願を提出する」という手段をとってくれます。
内容証明郵便とは「この日にこういう法律行為を正式に行いましたよ」という履歴を、郵便局という公的サービス(政府)が保証してくれるものです。
勤務先会社側が応じようが応じまいが、
内容証明郵便を出した日付からスタートして2週間後に退職が自動的に完了します。
そもそも会社側に「労働者の退職意思を否定する」権利なんてありません。
仕事や職場を自由に選ぶことができるのは、憲法で認められた労働者の権利です。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
本当に「誰にも会わず」退職できる?
結論から言うとこれは本当です。
本来、退職という手続きを「書類上のみで行うこと」になんの問題もありません。
なので、その手続きを法律家や労働組合、
退職代行会社に代わりにやってもらうことに問題は何もないです。
退職代行サービスに依頼すると当日、遅くとも翌日には勤務先に退職の意志を伝達してくれます。
事前に相談やヒアリングは必要ですが自分の代わりに退職の意志をすぐに伝えてくれる事により、翌日からの出社は不要となります。
よって退職代行に依頼したら自分自身は一切出社せずに退職する事が出来ます。
書類のやり取りのみで退職完結
具体的にどういった流れで退職手続きが進むか気になる人も多いでしょう。
まず、退職の意志を伝える為に退職届を勤務先に提出します。
これには主に退職代行サービスから直接勤務先に郵送するパターンと退職代行サービスが用意したテンプレートに沿って自分で記入した退職届を郵送するパターンがあります。
いずれにしろ退職届が届いたら退職の意思表示は完了します。
また、退職するにあたって必要な書類は全て勤務先から自宅に郵送するように退職代行サービスが手配をしてくれます。
大まかには以下のような流れで退職代行による手続きが行われます。
>>2024年に転職活動を始める人が注意すべきたった1つのこと
実際に依頼してみた。退職代行に依頼した後の流れ
実際に私が退職代行サービスを利用した時の流れを紹介します。
- 週末の仕事終わりに、退職代行サービスに依頼のTELをしました。
- 即日で勤務先に退職の意志表示(退職代行が退職届をFAXで送信)
- 翌週の月曜から出社しないでOKになりました。
- その後、書類の郵送によるやり取りのみを行いました。
退職手続き完了してから1〜2週間程で離職票等の必要書類が手元にそろしました。
本当に使って大丈夫?即日退職によるトラブルは?
基本的に退職代行サービスを利用してトラブルになる事は滅多にありません。
ただ、ごくまれに勤務先から脅迫めいた事を言われるケースはあるようです。
(この時点で完全にブラック企業ですが…)
このような状況になる可能性が高いケースでは、
弁護士事務所が提供している退職代行サービスを選択するのが良いでしょう。
公的な資格を持った弁護士があなたの代わりに会社とのやりとりのすべてをやってくれますので、最悪訴訟になっても対応できます。
(そして、労働訴訟で労働者側が敗訴するケースはほとんどありません)
弁護士事務所に退職代行を依頼するメリット・デメリット
弁護士事務所の退職代行のデメリットはなんといっても料金が高いことです。
上のように「安心をお金で買う」という側面はありますが、
これから仕事を辞める=収入が減るわけですから、コストはなるべく抑えたい人が多いでしょう。
会社とのトラブルまでは発展しない可能性が高い人は、
一般的な民間の退職代行サービスを利用するのが良いです。
通常の退職手続きを行うだけであれば、弁護士事務所でなくても十分に対応可能です。
民間の退職代行サービスなら3万円程度の料金が相場ですよ。
2024年に転職活動を始めるが注意すべきたった1つのこと
2024年現在、コロナも明けてブラック企業とホワイト企業の労働環境の差はますます広がっています。
これから転職活動を始める人は、
ブラック企業の求人にまちがえて応募しないように注意して下さい。
↓まったく同じ職歴や年齢でも、
- ブラック企業で働く人たち
安い給料で誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。
新人は「利益を生み出さないお荷物」みたいな扱いで放置され、ひたすらに搾取の対象として酷使され、遅かれ早かれ退職を余儀なくされキャリア(職歴書や履歴書)にも傷がついてしまう…。 - ホワイト企業で働く人たち
最初から平均より高い給料が設定され、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境で、残業も少ないのでワークライフバランスを実現できる人たち。
↑この2種類の働き方をしている人がいるのが現実です。
職歴もスキルも年齢も同じなのに、なんでこんな差がついてしまうのか?ですが、
これはあなたがこれから働く会社が、
ちゃんともうかっている会社かどうか?
(ちゃんと利益を出せている会社か?)によって生まれる違いなんです。
利益の出ていない会社は常に人手不足で余裕がありません。
利益が出ていませんから当然お給料も安くなりますし、
みんなイライラと不満を持ちながら働くことになるので、
必然的に職場環境が劣悪になりがちなんです。
(これがブラック企業が生まれる仕組み)
どんなに優秀で、やる気のある人であったとしても、
入社する会社をまちがえるとブラックな働き方になってしまうということですね。
なので転職活動のやり方ってたいせつなんです。
- 「採用される可能性が高そうな求人なら、とりあえずどこでもいい」
- 「とりあえず希望職種や希望業界に入れるならどこでもいい…」
- 「入社時はお給料が安くても、がんばって結果を出せばアップしていくはず…」
↑みたいな感じではなく、
最初からしっかりとホワイト企業の求人だけにしぼりこんで応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
入社後になってからものすごく後悔することになってしまいますよ。
会社って、入社後にはお給料や残業時間の交渉とかしてくれませんからね。
こちらの希望を伝えられるのって、基本的に入社前だけです。
これ、実は私もやってしまったミスなんですが、
当時無職ニートだった私は、
「とりあえず採用してもらえるなら、どこでもいいや…」
↑みたいな感じで適当に転職活動していました。
(ハローワークやリクナビの「おすすめ求人」みたいなやつに、
内容も見ずにかたっぱしから応募してました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
これやってしまうと、本当に地獄を見ることになります。
一度入った会社は、そう簡単には辞められない(数ヶ月〜1年は拘束される)
一度入った会社って、そう簡単には辞められないんです。
いろいろ理由をつけて退職日って引き延ばされますし、
たとえ正式に退職願いを出しても、
少なくとも数ヶ月〜1年間は気まずい職場でがまんすることになってしまいます。
どうせ辞めることを決めているどうでもいい会社のために、
自分の人生の貴重な時間をささげるとか最悪ですよね…。
でも、もう嫌だから明日でいきなり仕事辞める!とかやってしまうと、
自分の履歴書が汚れることになるので、これも簡単にはできません。
私もまちがえてブラック企業の求人に応募してしまい、
最悪な労働環境の職場に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の職場に転職したんですが、
今から思うと、本当に人生で無駄な時間でした…。
(最初からホワイト企業にしぼって転職活動すればよかった)
ブラックな職場にまちがえて入ってしまうと、
本当に貴重な人生の時間をドブに捨てて、無意味な時間を過ごすことになります。
めちゃくちゃ後悔することになりますから、くれぐれも注意して下さいね。
「ホワイト求人に強い転職サイト」で求人を探すのがコツ
最初から年収高めで、しかも働きやすい職場で働きたい人は、
ホワイト求人に強い転職サイトを使って求人を探すようにして下さい。
ブラック企業の求人は最初から排除されているサイトなので、
リクナビやハロワより圧倒的に好条件な求人を見つけることができますよ。
↓例えば、以下のような優良ホワイト求人もたくさんあります。
転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さいね。
(ハロワとかで探すとブラックに入ってしまう可能性大です)
- 20代未経験で年収450万円〜の求人
- 最短1週間〜2週間で入社の急募求人
- 年収1000万円も狙える高年収求人
- 人事や経営企画など人気職種になれる未経験OK求人
- 誰もが名前を知っているプライム上場大手求人
- 新規立ち上げメンバー募集など入りやすい職場の求人
- 第二新卒・フリーター歓迎の正社員求人
- 将来の幹部候補として入社できる求人
- 在宅OK・残業なし等ワークライフバランス型の求人
- 営業マン経験者なら年収650万円〜の求人
>>現在募集中のホワイト求人を見てみる
(無料登録で実際の年収を見られます)
今すぐは転職活動できない人もやっておくべきこと
いろいろ事情があって、今すぐは転職活動を始められない…という人も、
転職サイトの無料アカウントは精神的に余裕のあるうちに作っておきましょう。
日々の疲労やストレスが限界になると、
転職サイトに登録するという作業すらやる気がなくなるものです。
疲れて仕事から帰ってきたら、
転職サイト見るのすらめんどくさい…ってなるのが自然ですからね。
転職サイトで無料アカウントを作り、
希望年収や志望職種などを入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえて便利です。
(優良求人が出てきた時に見落としがなくなります)
良さげな求人が見つかったら、ブックマーク保存して情報としてストックしておきましょう。
普段から転職サイトから送られてくる求人情報をこまめにチェックするくせをつけておくと、
この業界の年収や福利厚生の相場が自然にわかってきます。
(「ここはちょっとやばいかも…」みたいにブラック求人を自然に見分けられるようになります)
あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら転職もあると気づけるのも重要ですね。
いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
転職サイトっていろんなところがありますが、
絶対にブラックな職場に入りたくない人は、
↓ホワイト求人に強い転職サイトで求人を探すようにしてください。
マイナビエージェント(おすすめの無料転職サイト)
20代がホワイト求人探すならここ!
マイナビエージェントはホワイト求人が非常に見つかりやすい転職サイトです。
20代未経験で年収400万円〜の求人や、
在宅勤務OKのリモートワーク求人、
将来の幹部候補として入社できる求人など好条件な求人が多数ありますよ。
↑こちらはホワイト企業の求人に強い転職サイトです。
無料で使えるサイトですので、情報リサーチに活用しましょう。
転職活動を「すべて自力でやろうとする」のは完全に無理ゲー
この記事を書いている2023年現在、
転職活動をすべて自力でやる…というのは、
完全に無理ゲーになっています(難易度が高すぎるという意味です)
もちろん、ルール的には自力でやってもいいんですよ。
ですが、現在はほとんどの人が転職エージェントを使って転職活動してますから、
自力で頑張ってもまず勝てない状態なのが現実なんですよね…。
受験や資格の勉強でみんなが予備校や資格スクールに通って
高確率で受かるテクニックみたいなものを知っているのに、
自分だけが手探りで独学でやってる…みたいな感じです。
これだと、書類選考すら通らない可能性が高いので注意して下さい。
今どきないとは思いますが、
自分で考えた手書きの履歴書や職歴書…とかは、
どんなに一生懸命書いても見づらくて、
採用担当者にうざがられるだけなんで注意して下さいね。
書類選考は転職エージェント経由で応募するのがごく普通になっています。
転職活動では、独学や自力でがんばろうとするタイプの人って絶対に損しちゃうんで注意して下さい。
大学入試や資格の勉強とかでもときどきみかけますが、
自分で成功法則を見つけよう!
…みたいに頑張っちゃうタイプの人ってだいたい落ちるんですよね。
(集中すべきなのはそこじゃない)
受験も転職も、一番大事なのは合格することです。
それ以外のことは、転職活動が終わってしまえば二度とかえりみることもありません。
そもそも、転職活動なんて人生でそう何度もやることではないんで、
成功法則やテクニックなんて見つけても、あとで使う場所がありませんしね…。
成功法則やテクニック!とかは転職のプロに任せて、
採用を勝ち取ることだけに集中しましょう。
次はこういう仕事やってみたい!って、
進路がなんとなく決まってる人はなおさらですね。
採用確率を確実にアップさせるためにも、
とりあえず転職エージェントの無料相談を受けることから始めましょう。
(リモートでもできますよ)
↓転職エージェントは以下のようなことを代わりにやってくれます。
なお、転職エージェントに報酬を払っているのは採用側だけですから、
私たち転職活動する側は完全無料で使うことができますよ。
- 書類選考対策(履歴書や職歴書などの添削)
- 面接のアポイント取りや日程調整の代行
- 希望する年収や勤務地に合わせた求人候補の提案
- 年収交渉の代行(面接への同席を含む)
↑特に最後の「年収交渉」は、やるかやらないか?で、
年収が100万円単位で変わってくることもあるので絶対利用した方が良いです。
むずかしい年収交渉を自力でできる人なんてほぼいません。
ただでさえ緊張する採用面接の場で、
給料これだけ下さい…!とか交渉するなんて現実的ではないですしね。
転職エージェントは完全無料なので、使わない理由はありません。
↓個人的におすすめの転職エージェント会社はこちらです。
私も転職活動がうまくいかず苦しんでいた時に相談し、
無事に現在の仕事に転職することができました。
とても親身に相談に乗ってくれますのでおすすめです。
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