
退職代行を使った場合の転職活動はどうする?
- 退職代行を使う場合の転職活動はどうしたらいい?
- 退職から転職までにはどんな手続きをすればいい?
- 退職代行を使うと転職に不利?
退職代行を使うと、会社と直接やり取りすることなく簡単に退職できますが、
その後の転職活動はどうしたらいいのか?影響はあるのか?
↑このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
結論から言うと、退職代行を使うことは転職活動に影響はほぼありませんし、
退職代行を使って退職することによって、
転職活動をスムーズに進めることができます。
この記事では、退職代行を使って退職した場合の、
退職から次の会社への転職までの流れを詳しく解説します。
必要な手続きについても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
退職代行を使って次の会社に転職するまでの流れ

退職代行でスムーズに転職しよう
1. 転職サイトに登録(転職活動をする)
社会人になってからの転職活動は、退職意思を会社に伝える前に、
次の会社(転職先)の内定をとっておくのが理想です。
会社を辞める前に、転職先を見つけておくべき理由としては以下のようなことが挙げられます。
- 計画性がないと見られる
- 仕事を途中で投げ出す可能性があると見られる
- 給料の面で足元を見られる(低い金額でオファーされる)
もちろん、「今すぐにでも会社を辞めたい…」と悩んでいる方や、
激務で転職活動ができる状況ではない方の場合、
退職を会社に伝える前に内定を得ておくのは難しいケースもあるでしょう。
そういった状況の人も、次の会社ではどういう仕事をしたいのか?
というイメージは持っておいた方が良いです。
具体的には、転職サイトに登録していろいろと求人検索してみるのがおすすめです。
世の中にはこんなにたくさんの仕事がある!とポジティブな気持ちになれるはずですよ。
特に、社会人になってからの転職活動というのは、学生時代と違って非常に自由度が高いんですね。
社会人としての経験が1年〜3年程度ある人であれば、
業界を代表するような大手企業でも第二新卒として未経験採用を積極的に行なっているケースもあります。
無職期間が少しでも短くなるようにモチベーションを維持しよう
無職の期間が長くなってしまうと、どうしても社会人としてのセンスが鈍ってしまいます。
収入も貯金の取り崩しになるとモチベーションが下がってしまう人が多いでしょう。
なので、「次はこういう仕事がしたい!」とポジティブな気持ちを持ち続ける意味でも、
転職サイトを使って次の会社の情報収集をたくさん行なってみてください。
後回しにしがちな作業ですが、在職中のなるべく早いタイミングで登録だけでもやっておくのがおすすめですよ。
なお、退職代行の中には、転職エージェントと連携している会社もあります。
転職エージェントのサービス内容は、
- 求人紹介
- 書類作成アドバイス
- 面接対策
などです。
キャリアアドバイザーがあなたに合わせたサポートをしてくれるので、
転職がスムーズに進められますよ。
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2. 退職代行に無料相談
内定がとれたら退職代行の無料相談を受けましょう。
退職代行の無料相談は以下の方法で受けられます。
- 電話
- LINE
- 対面
この中で特におすすめなのが、LINEでの無料相談です。
多くの会社ではLINEでの相談は24時間受け付けており、
仕事が忙しく時間がない方でも、
自分の好きな時間に気軽に連絡できるというメリットがあります。
退職代行に無料相談をする際には、自分が退職代行に求めることを明確にしておきましょう。
この会社は自分の求めていることを全て代行してくれるのか、
代行できる場合、追加料金はかかるのかどうかなど、
無料相談でしっかり聞いておくと、
後から「思っていたサービスと違った!」となるのを防げます。
3. 退職手続き(退職代行がすべてやってくれる)
無料相談が終わったら、退職代行と契約し、退職手続きをおこないます。
退職したいことを伝えると、料金を振り込むように説明されます。
この時、振り込みの証明が必要になることがあるので、振込後の明細は必ずとっておきましょう。
振り込みの完了を伝えると、ヒアリングシートの記入をします。
ヒアリングシートの項目は下記のようなものです。
- 退職希望日
- 会社への連絡希望日時
- 貸与物の有無
- 有休消化を希望するか
他にも項目はありますがシートに沿って答えていくだけなので、簡単に書けますよ。
ヒアリングシートを提出後、会社への連絡希望日時に退職代行が連絡します。
退職代行と会社が交渉し、退職が決まると退職届を書くように連絡が来ます。
退職の手続きは全て退職代行が行ってくれますが、
退職届の作成は自分で行わなければいけないので、注意が必要です。
退職代行によっては退職届のテンプレートが用意されていることもあるので、
書き方が分からない場合は聞いてみるといいでしょう。
退職届と貸与品を郵送して、特に不備がなければ退職完了です。
退職後、保険料の支払いがあるので忘れないようにしてくださいね。
4. 離職票を受け取る
1度無職になるなら、離職票を受け取りましょう。
なぜなら離職票は、ハローワークでの失業保険の受給手続きに必要だからです。
離職票はこちらがなにも言わなくても退職後に会社から郵送される場合もありますが、
申請しないと離職票を発行しない会社もあります。
離職票が届かない場合は、退職代行に連絡すれば、
会社に郵送してくれるように頼んでくれるので、直接会社とやり取りをする必要はありません。
5. 無職になる場合、失業保険受給の手続きを行う
退職後、すぐに転職せずに一旦無職になる場合は失業保険の受給手続きを行いましょう。
失業保険の受給手続きはハローワークでできます。
以下のものが必要になるので、用意しましょう。
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 自身の住所・名前・年齢が確認できる本人確認書類
- 写真(たて3cm×よこ2.5cm)×2
- 郵便局以外の本人名義の普通預金通帳
- 印鑑
- 求職申込書
- 個人番号が確認できる書類
ハローワークでの手続き
必要なものが用意出来たら、現住所がある市町村を管轄するハローワークで手続きをします。
受給までの流れは以下の通りです。
- 求職申し込み
- 7日間の待機期間
- 雇用保険受給説明会
- 失業認定日の決定
初回の失業認定日の後は、4週間ごとにハローワークで失業認定を受けることで、
失業保険が給付されます。
失業保険の給付時期は退職理由によって違うので注意が必要です。
会社都合退職:受給資格決定日から約1ヶ月後に入金
自己都合退職:受給資格決定日から7日(待機期間)+2ヶ月後に入金
退職代行を使って退職した場合、自己都合退職になると思われがちですが、
会社都合退職が認められるケースもあります。
例えば、会社からセクハラ・パワハラなど嫌がらせを受けて退職した場合などがこれに当たります。
退職代行を利用すれば、退職理由についても相談できるので心強いですね。
6. 次の会社へ転職
退職が完了したら、転職先に入社して転職完了です。
退職後に転職活動を始める場合は、
なるべく失業保険の受給期間中に内定を取れるようにしたいですね。
退職代行の使用が、次の会社にバレるのではないかと、心配になる人もいると思います。
結論から言うと、退職代行の使用がバレることはほぼありません。
なぜなら、転職先の会社が前職調査をすることは個人情報保護法違反になるからです。
自分から話さない限りバレることはないので、安心してください。
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