
(退職代行はやめとけ?実際に利用してデメリットに感じた部分を解説)
- 退職代行はなんだか危険だからやめとけ
- 退職代行なんて使わなくても退職はできる
- 社会人なら、会社に退職を伝えるぐらい自分でやるべき…
↑こんな声を聞いたことがあるかもしれません。
確かに、退職代行って最近新く出てきたサービスなので不安に感じる部分って多いと思います。
実際に退職代行を使って退職した私がいうのはなんですが、
はっきり言って使わないで良いなら、使わない方が良いものです。
ただ、世の中には「本当は退職代行なんて使いたくないんだけど、
どうしても使わざるをえない人」もいるんです。
過去の私がそうでした。
当時、私は訪問看護ステーションで看護師として働いていました。
↓※ 私が実際に利用した退職代行サービスの口コミ体験談はこちらです。
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フォーゲル綜合法律事務所【円満退職代行の口コミ評判】看護師の体験談
フォーゲル綜合法律事務所の円満退職ってどう?実際に利用した人の口コミ評判を見ておきたい!この記事では、弁護士事務所「フォーゲル綜合法律事務所」で実際に退職代行サービスを利用したい看護師さんの口コミ体験談を掲載しています。参考にしてみてください。
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たび重なる残業に私は心身共に疲労して、退職を決意したのです。
しかし、上司へ退職の旨を伝えてものらりくらりと話をかわされます。
もともとモラハラ・パワハラが普通の業界なので、
どこからか退職を伝えたことが同僚にばれてしまい、
職場のいごこちはどんどん悪くなっていきました。
それでもまったく退職手続きの話はすすまず、私は困り果てました。
最終的には思い切って退職代行を利用してみることにしたのですが、
結果的には無事に予定した日に退職することができました。
退職できた当日は安堵と嬉しさでいっぱいでした。
もちろん、さっきもお伝えしたように
退職代行って使わなくていいなら使わない方がよいものだと思います。
まだそんなに深刻な状況でないなら「退職代行はやめとけ」と私も言うかもしれません。
以下では、実際に退職代行を使ったことで感じたデメリットをお伝えしたいと思います。
退職代行の利用によってどういうデメリットやリスクがあるのか?
気になる方は参考にしてみてください。
退職代行サービスはやめとけ?私が後悔しているポイント

(退職代行を利用してデメリットに感じた部分)
1. お金がかかる…
退職代行を使う上での最大のデメリットはこれです。
退職代行を使わずに、自分と会社との間で退職交渉ができれば費用はかかりません。
退職代行を利用すると3万円前後はかかります。
私の場合は弁護士事務所でトラブル対応までカバーしてくれるサービスを利用したので、
総額で55,870円の費用がかかってしまいました。
内訳は、退職代行費用55,000円と、
その他、会社との郵便物のやり取りで使用したレターパック代870円(510円と360円の2枚)です。
私の選んだ弁護士事務所の退職代行は、相場より高めでした。
しかし、万が一会社から損害賠償を請求されたとしても、
追加料金なしで訴訟まで対応してくれる保証がついており、
私にとっては安心度が高いものでした。
その他、未払い賃金の支払い督促や退職金請求なども法律に基づいて対応してくれるので、
人によっては、退職代行の費用を差し引いてもお釣りが返ってくる場合もあります。
このように、退職代行の利用では、数万単位の費用がかかります。
ですが、いろんなサービスがあるので、
自分に合った業者や必要なコースを見極めて選択することで、
無駄や損がなく、退職代行を利用することが可能です。
2. 後味が悪い
どんな理由があるにせよ、ある日から突然出勤せず、
そのまま会社を辞めてしまうといった行動自体に、
後ろめたさや自己険悪を感じないことは無いかと思います。
少なからず、お世話になった先輩や同僚、
関係者などもいるわけですから、申し訳なさももちろん感じます。
とくに退職できた今となっては、
職場の人とどこかで出くわしてしまわないかと外出時はドキドキしてしまうことが多々あります。
退職で自由を手に入れたはずなのに、どこか窮屈な気持ちです。
また、職場の人の立場に立ってみても、
私が急に退職代行を使って辞めてしまったのですから、心証は良くないでしょう。
そのため、退職できたとしても、気持ちの面では、円満退職にはなりません。
しかし、後味が悪い面もありますが、
退職の話を有耶無耶にするような酷い会社に対しては、退職代行が自分を助けてくれる救世主でもあります。
さらに、今後も会社で働く同僚にとっては、
労働条件の見直しや業務改善の一つのきっかけとしてプラスに働くこともあり得るのです。
本来、仕事を選ぶのも退職するのも、
労働者の当然な権利なのですから、退職代行を利用したことで自分を過剰に責める必要は無いのです。
3. 退職代行業者とのやり取りが面倒
私が利用した弁護士事務所の退職代行では、弁護士とのやり取りは全てLINEのみでした。
依頼を含め、弁護士とのすり合わせや会社への通知書の確認なども、全てLINEを通して弁護士とのやり取りを繰り返します。
このやり取り自体は15回程度のラリーでしたが、1日で完結するものではないので、少し面倒に感じます。
弁護士とのやり取りは面倒でしたが、職場とは一切連絡をとらないで済むので、精神的にはストレス無く全てのやり取りが終えられました。
会社へ足を運ぶ必要も無いので、めんどくさい引き止めも無く、嫌味を職場の人から言われることもありませんでした。
4. 次の就職へのハードルが上がる
退職代行を利用したことが、他社へ知られることはまず無いため、
次の就職で支障がないか心配する必要はありません。
しかし、退職代行を利用したことで、
自分自身が次に就職先を探す際に、慎重になり過ぎたり、
過剰に構えてしまう部分はあるかと思います。
現に、私がそうでした。
また、退職代行を利用したときと同じようなブラック会社に入ってしまったらどうしようと怖気づくこともありました。
そういった意味では、就職先へ求める条件も高くなり、就職へのハードルも上がります。
そうすると、中々次の就職先が見つからないということになりかねません。
そういった状況に陥らない為にも、退職代行の利用と同時に、
転職活動も行なっておいた方が、円滑に次の就職先も見つかるでしょう。
ただ、どうしても現状が辛いのであれば、現会社を退職してからでも転職活動はなんとかなります。
失業保険も利用できる人はうまく利用し、
自分のライフスタイルや希望に沿った悔いのない職場を見つけて欲しいと思います。