
(精神的に限界…を退職理由にするのはNG?)
- 退職理由で「精神的に疲れた・心身ともに限界」と伝えるのはまずい?
- 再就職するときに低評価を受けない伝え方って?
人間関係や過酷な仕事内容など、ストレスの大きすぎる職場で働くのって本当につらいですよね。
仕事を辞めるときの退職理由として「精神的にもう疲れました。限界です」などの伝え方を検討している方もおられると思いますが、
結論から言うとこの退職理由はおすすめしません。
退職理由に精神的な原因を持ってくるのはリスクが大きすぎます。
わざわざ正直に退職理由を伝えて
キャリアにダメージを負ってしまう…。
↑こんな損なことをする必要はまったくありません。

あなたの現在の状況にもよると思いますが、
いまの仕事を辞めたら、遅かれ早かれ再就職のために就活をする必要があります。
そのときに「精神的理由で仕事を辞めた」という履歴が残っていることにはデメリットしかないんです。
こんな損な辞め方をしなくても「スムーズに退職→もっと環境の良い職場へ再就職」を決める方法はありますよ。
この記事の目次
退職理由で「精神的に疲れました・心身ともに限界です」がNGな理由3つ

(精神的なストレスを退職理由にしてはいけない理由)
退職理由で「精神的に限界」がNGな理由について、
↓もう少し掘り下げて説明すると、以下の3つの理由があります。
- ひきとめられる可能性大
退職を告げられる側(あなたの上司)としては「いま精神的に落ち込んでいるなら、少し休めば大丈夫」という判断をする可能性が高いです。 - 最終的に辞めない決断をした場合に評価が著しく下がる
もし、最終的に今の職場を辞めないという決断をあなたがした場合に「精神的理由で一度退職まで行きかけた人」というマイナスの社内評価がずっとつきまとってしまいます。 - 次の職場の転職面接でも「精神的理由の退職理由」は嫌われる
もっとも重要な理由がこれです。
一度「精神的理由で退職した」という職歴が残ってしまうと、次の職場でも「もしつらいことがあったらすぐ辞めてしまうのでは?」という評価をされてしまいます。
このように、精神的ストレスを退職理由をすることには
デメリットしかありません。絶対に避けましょう。

退職理由でホンネなんて話さなくていい

(退職理由を上司にホンネで話す必要なんてありません)
それではどうしたらいいか?ですが、ひとことで言えば
退職理由で、正直にホンネを語る必要なんてない
↑これにつきます。
退職理由なんて、はっきりいって上司の側から見ても「自分の上司に言い訳するためのもの」にすぎません。
上司にとって、あなたの退職は自分自身(上司自身)の評価低下につながる事案です。
部下が退職してしまうのはマネジメントに失敗したことの証明以外のなにものでもありませんからね。
冷たく聞こえるかもしれませんが、
みんなサラリーマンなんで内情はこんなものです。

上司にも家族がいて自分のキャリアは守らないといけませんから、責めてもしょうがありません。
(自分の家族より会社の人を優先する人間なんてまずいませんよね)
「あいつはちょっと精神的に弱いんで…笑」
さらにいうと、あなたが精神的なストレスを退職理由にしてしまうと、
「精神的にきつくて辞めたいらしいです。あいつは精神的にちょっと弱いんでうちの仕事は無理だったみたいですね笑」
とか陰で言われる可能性すらありますよ。
なんにせよ、精神的ストレスを退職理由にすることにメリットは1つもありません。
逆に言えば「これこれこういう退職理由で部下が辞めてしまいました」というわりとポジティブな退職理由さえ用意してあげれば、
上司としてはあなたをひきとめる理由はないんです(めんどくさい引き止めを回避できます)
以下では、めんどくさい上司のひきとめを回避できる
退職理由の例文をいくつか紹介します。
↓活用してみてください。

スムーズに辞められる退職理由の例文

(スムーズに辞められる退職理由とは?)
スムーズに辞められる退職理由のポイントとしては、
ポジティブな内容にすることと、いまの会社の批判をしないことです。
↓例えば以下のような感じですね。
- 別の職種へ挑戦したい
経理(人事・法務・営業その他なんでも)の仕事に興味を持つようになり、転職したいと考えています。未経験で挑戦したいので年齢的に若いうちの方が良いと思っています。 - 働き方を変えたい(大手企業への転職)
もう少し大きなチームで働く経験を積みたいと考えています。ちょうど経験者枠で募集をしている企業の求人を見つけることができたので、選考を受けてみたいと思います。 - 働き方を変えたい(ベンチャー企業への転職)
ベンチャーでゼロから事業を作っていく経験を積みたいと考えています。挑戦できるのは年齢的に今がぎりぎりだと思っています。
↑かなりあっさりですよね。
でも退職理由なんてこの程度でOKです。
(そもそも相手はあまり興味がありません)

上司に退職意思を伝えた後、退職願(退職届)を出すように言われると思いますが、それに書くのは「一身上の都合により」だけでOKです。
(決まり文句というか、書面上はこれがテンプレです)
給料や勤務時間、人間関係などなど、今の職場にいろいろ不満はあると思います。
ですが、退職にあたってそれを伝えてもあまり意味がないです。
無意味にこじれて時間と労力を浪費するだけですので、ポジティブな退職理由を用意してさらっと伝えましょう。その後に退職願を出してさよならです。
めんどくさい退職引き止めをされる可能性を最低限にできますよ。
辞める会社のことなんて精神的に引きずる必要はない

(辞める会社のことを精神的に引きずる意味はありません)
この記事を読んでくださる方の中には、精神的にかなり落ち込んでいる状態の方も多いと思います。
会社や職場のために自分を殺し、
一生懸命無理をしてきたのに、会社がそれに答えてくれない…。
↑こんな不満と絶望にさいなまれている方も多いのではないでしょうか。
ですが、できればそんなに真剣に思いつめないでください。
会社という組織にそこまで期待をしない方がいいです。
会社と社員の関係なんてしょせんはビジネスです。
社員は家族!みたいに言っている会社ほど、退職していった社員はさっさと切り捨てるものですからね。
私も人生で何度か転職を経験していますが、
どの会社も退職日の翌日以降、
一度も連絡が来たことなんてありません。

仲良くしていたはずの同僚や先輩からも「その後どう?」なんて連絡はもらったことがないです。
みんな忙しいですから、退職していった人のことまで気にかける余裕なんてないのが現実ですよ。
逆に言えば、あなたも退職した会社のことをいつまでも精神的にひきずる必要なんてまったくないんです。
ちょっと乱暴な言い方になりますが、長い人生で1回や2回の転職ぐらいあって普通ですよ。
大企業でも終身雇用なんてとっくの昔に終わっていますし、コロナ禍をきっかけにみんな副業とかばんばんやってる時代ですからね。
精神的に限界な職場なんてこちらから切り捨てて、さっさと次に行きましょう。
転職先もブラックで苦痛な職場…なんてことにならないために

(転職するなら今の会社より良い環境にいきましょう)
退職理由の伝え方については以上ですが、かんじんなのは「次の職場でより良い環境に移れるか?」ですね。
1つだけルールとして知っておくべきこととしては、
転職活動は必ず「在職中」に始めることです。
いまの仕事をしながら
同時進行で転職活動を始めましょうということですね。
できればいまの会社に退職を伝える前に、
次の会社から内定を得ておくのが理想です。

いったん今の仕事は辞めて、失業保険をもらいながらしばらく休んで、そこから再就職をゆっくり考えよう…。
↑こんなふうに考えておられる方もひょっとしたらおられるかもしれません。
しかし、結論から言うとこれは絶対にやめた方が良いです。
失業状態になるとどうしても社会人としてのセンスがにぶってしまいますし、何よりも採用側は失業中の人は低く評価する傾向があります。
また、失業保険があるといっても自己都合退職の場合は3ヶ月間は待たないとダメですし、支給が始まったとしてもたったの6ヶ月程度です。
もしこの間に再就職が決まらなければ、
収入も絶たれて履歴書もブランク…という最悪の状況になってしまいますよ。
採用側から足もとをみられ、安い給料で仕事も過酷なブラック企業に行かざるをえないなんてことにもなりかねません。
転職活動を始めるなら、在職中に働きながらが鉄則です。
これだけは注意してくださいね。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
のリサーチから始めてみるのがおすすめです。
具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
転職サイトは今すぐ転職する気がない人も気軽に使うことができますよ。
マイナビエージェント
高年収な優良求人が絶対見つかる!(無料転職サイト)
マイナビエージェントは個人的に最もおすすめな転職サイトです。
未経験から高年収を目指せる求人から、
実務経験者限定のクローズド求人まで、
好条件なホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
無料で使える鉄板の大手転職サイトなので、転職活動が初めてな人も安心です。
転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
あなたにマッチする求人が出てくるたびにメール自動通知してもらうえます。
気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

転職サイトは完全無料で使うことができます。
いつでも利用をやめられますし、
変な連絡が来ることもないのでリスクはゼロです。
今すぐは転職できない人も、転職サイトを活用して情報収集から始めましょう。
転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
\ 高年収な求人多数あり!/
転職サイトに無料登録すると、
↓こんな感じで最新の求人情報にいつでもアクセスできるようになります。

↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。