ポイント
- 転職活動をスタートしてもう1年以上経過している。なかなか内定が出ない…。
- 希望する職種、業種で内定がもらえない。条件を下げるべき?
- 何をアピールすればいいのかわからない…。
「転職活動を始めて1年が経過」というタイミングは、失業中の方にとっては生活面でもかなり厳しい状態になってくるでしょう。
働きながら転職活動をしている方は、収入的には問題がないかもしれません。
しかし、希望しない仕事で1年以上働いている状態というのはかなりつらいですよね。
この記事ではそういった方向けに、すでに1年以上転職活動をしているけど、なかなか思うような企業から内定をもらえないという方向けに、
転職活動をスムーズに成功させられる人と、残念ながらそうならない人との違いについて解説いたします。
少しでも早く今の状況から抜け出したい…!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
なぜ、1年以上転職が決まらないのか?
雇用情勢、また現在であれば新型コロナウイルスの影響など、
「外部環境の影響(=自分ではどうしようもない事情)」で転職が決まりにくいケースというのは確か位にあります。
しかし、すでに1年以上が経過している人の場合は、求職者本人になんらかの問題がある場合が多いのが現実です。
逆に言えば、「転職がかなかなか決まらない」という状態は、
自分自身を見つめ直し、考え方と行動を変える良い機会ともいえるでしょう。
転職活動では、今所属している企業だけでなく、「社会全体」からあなたの人材としての価値を評価されるからです。
(企業の中での評価では、「この人、実力もないのになんで評価されているんだろう?」ということがありますよね。
しかし、転職活動ではそういうことは基本的にあり得ません。うまくいく人には必ず、うまくいく理由があります)
「転職が1年以上決まらない人」によくある失敗行動
↓例えばあなたは、以下のようなかたちで転職活動をしていないでしょうか?
- 未経験の職種や業種に応募している
- 応募している求人の理想が高すぎる
- 企業の採用担当者が「この人に会ってみたい」と思える応募書類になっていない
これらはできれば避けるべきやり方です。
それぞれの内容について、順番にみていきましょう。
1.未経験の職種や業種に応募している
「現在の仕事がどうしても嫌で転職活動している」という人の場合、「これまでの職種や業界とはまったく違う、未経験の求人を狙って応募している」という人も多いでしょう。
しかし、未経験職種・未経験業種で採用されるのは、遅くとも20代後半までです。
30代の転職となると、なんらかのかたちで「過去の職歴」をベースに転職活動を行うことは必須と言えるでしょう。
企業側の採用担当者からすると、20代後半以降の求職者に対しては「即戦力として働ける人かどうか」を一番にチェックするのが実情です。
これまでの経験が別の仕事でどう生かせるか?をアピールすることを考える
「それでも業種や職種を変える転職をしたい!」という方は、
「これまでの経験が、別の職種でどのように生かすことができるのか」をアピールすることを考えてみましょう。
例えば、営業職の経験しかない人が事務職に転職する場合であっても、
営業職でつちかった能力をアピールすることは可能です(コミュニケーション能力や、目標数字に対して向かって行動を積み重ねていく能力など)
また、業種(営業職→経理職など)は未経験であったとしても、
業界は共通の転職なら、転職成功の確率は比較的高くなります。
例えば、自動車業界の営業職として働いてきた人が、同じ自動車業界の人事総務職に転職するようなケースですね。
業界内での慣行や、扱われている商品の値段相場などを把握している人は、業種は違ったとしても、スムーズに新しい仕事に適応していける可能性が高いと評価される可能性がありますよ。
「せっかく転職をするからには、ガラッと環境を変えたい」と考えるのは自然なことです。
しかし、採用を行う企業側の視点から見て、あなたという人材が魅力的に見えるようにするには、
「過去の経験」をベースにアピールポイントを考えるのが基本となることを理解しておきましょう。
2.応募している求人の理想が高すぎる
理想を持つことは良いことですので否定はしません。
ただし、理想が高すぎる、多すぎることはないでしょうか?
理想の項目をあげて、優先順位をつけることをお勧めします。
どの項目も100点の仕事を見つけること自体、とても難しいことです。
さらにはその仕事へ転職するとなるとよりハードルが上がります。
妥協できるポイントと、絶対に妥協できない部分を明確にするべきです。
年収・仕事のやりがい・人間関係・働く時間・福利厚生・企業の将来性などの項目を基準に、
どういったことを優先したいかを整理しておくと迷いがなくなります。
3.採用担当者が合いたいと思える応募書類になっていない
書類選考でなかなか通過しない場合は、
履歴書・職務経歴書を見直してみましょう。
★全角15文字★
- 学歴や職歴をずらずらと並べるだけの履歴書を送っていないか。
- 職務経歴書もわかりにくくなっていないか。
経験や実績については、具体的なエピソードを入れることがお勧めです。
あなたの過去のお仕事の経験から、成功体験ややりがいを感じた瞬間について具体的なエピソードを応募書類に書きましょう。
「いろんな話を少しずつ書く」のではなく、
「一番アピールしたいひとつのエピソードを、具体的に掘り下げて書く」のがポイントです。
応募書類の目的はたった一つ。人事担当者に会いたいと思ってもらうことだけです。
応募する企業がどういう人を欲しがっているのか?は求人を見るとおおまかにイメージがつかめるはずです。
企業側が求める人材について想像し、自分のどの経験で貢献できるかを、具体的なエピソードで書類の落とし込めば、人事担当者は会いたいと思ってくれるはずです。
転職が決まらず1年が経過したときに、まずすべきことは?
1年以上も転職活動をして内定が決まらないということは、何かしらの原因があります
なぜ活動がうまくいかなかったかの分析すること、さらには自己分析を行い、改善できることは何かを整理することが重要です。
例えば以下のようなことを振り返ってみましょう。
- 書類選考の通過率
- 面接で失敗したこと
- 採用担当者が難色を示す時はどんな質問だったか
または、採用が見送られた理由を、転職エージェントへ確認することも良いかもしれません。
自分自身で変えられることをピックアップし、改善しなければ意味がありません。
改善したことを次回の面接ではチャレンジしてみる。そういったことを繰り返せば良い結果につながるでしょう。
第三者の意見を聞いてみる
転職活動においては、第三者の客観的な意見を参考にすることがとても大切です。
どんな人にとっても、自分で自分自身を評価するというのはとても難しいことです。
自分自身への評価を正しく行えないと、理想の高すぎる求人に応募して時間を無駄にしてしまう可能性があります。
あるいは、もっと良い条件でも応募できるのに、自分を過小評価してキャリアダウンになってしまう転職をしてしまう可能性があります。
こうした事態を避けるためには、転職エージェントを活用するようにしましょう。
転職エージェントは「どういう人が、どういう求人に応募すれば採用されるのか」の相場をよく把握しています。
あなたの実績やアピールポイント、強みを客観的な立場で整理してくれますので、
自分では想像もしなかったキャリアプランを提案してくれることがあります。
自分の想像の範囲だけで活動するのではなくプロの意見を聞くことで可能性を広げることもお勧めです。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
のリサーチから始めてみるのがおすすめです。
具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
転職サイトは今すぐ転職する気がない人も気軽に使うことができますよ。
マイナビエージェント
高年収な優良求人が絶対見つかる!(無料転職サイト)
マイナビエージェントは個人的に最もおすすめな転職サイトです。
未経験から高年収を目指せる求人から、
実務経験者限定のクローズド求人まで、
好条件なホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
無料で使える鉄板の大手転職サイトなので、転職活動が初めてな人も安心です。
転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
あなたにマッチする求人が出てくるたびにメール自動通知してもらうえます。
気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

転職サイトは完全無料で使うことができます。
いつでも利用をやめられますし、
変な連絡が来ることもないのでリスクはゼロです。
今すぐは転職できない人も、転職サイトを活用して情報収集から始めましょう。
転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
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転職サイトに無料登録すると、
↓こんな感じで最新の求人情報にいつでもアクセスできるようになります。

↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。