
ユニクロ正社員の実態は?
- ユニクロ正社員の仕事は難しい?
- 出世に学歴は必要?
- 給料はどのくらい?
私はユニクロへ2010年に入社し2022年までの約12年間、店舗スタッフとして勤務していました。
最終役職は店長が不在時の店舗責任者となる代行者です。
働いていたのは大きな道路に面したいわゆるロードサイド店で月商7000万、総スタッフ数40人ほどの標準タイプの店舗でした。
この記事では、ユニクロ正社員の口コミ評判を知りたい方向けに、
私が実際にユニクロで働いた感想を紹介します。
仕事内容や昇格、給料についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
ユニクロ正社員で実際に働いてみた感想【体験者の口コミ評判】

ユニクロで実際に働いた感想をご紹介
1. 仕事内容は難しい?きつい?
ユニクロの仕事はレジ対応などの接客の基本から在庫やシフトの管理業務、
そしてクレーム対応まで全てマニュアルが完備されています。
慣れるまでは大変と感じるかもしれませんが、
マニュアルを覚えることができれば決して難しい仕事ではありません。
役職がつけば責任も仕事量も増える
しかし、店長不在時の責任者となる代行者になってからは、
仕事をいかに効率的に終わらすかという点が一番難しかったです。
代行者になると1日のスケジュールを組むことから始まり、
予定通りに終わっているかの進捗確認まで1人で行っていました。
管理だけできればいいのではなく、他のスタッフ同様に営業中は接客業務をこなしながら、
この進捗管理をしなければならず、かなり辛かった思い出があります。
また一般的なアパレル業とは違い一対一での接客は少ないですが、
ユニクロは大企業だということからお客様からの期待が大きく、クレームが頻繁に入ることもありました。
「スタッフの対応が悪い」「商品に傷がついている」などのクレームから、「商品を交換したいから家まで持ってきてほしい」など度が過ぎたクレームまで様々です。
業務の効率化と顧客満足を同時に得ることが会社から求められる目標でした。
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2. 長時間労働を避けて通れない
基本的にフルタイム勤務では8時間×5日の雇用契約ですが、
年末年始・GW・年2回開催される感謝祭などの繁忙期やスタッフの欠勤などで、
長時間拘束されることもあります。
朝7時半から21時半の通し勤務(内2時間休憩)があり、1日12時間労働になることも稀ではありません。
入社した時はこの長時間労働に驚きましたが、
繁忙期には正社員・準社員はほぼ全員がこの働き方をしていることで避けては通れないことを悟りました。
地域限定社員になってからは代行者という責任が課せられたので、
通し勤務を断ることができずとても肉体的にも精神的にも辛かった時期もありました。
結婚したばかりで長時間勤務が難しいことは伝えてはいましたが、
慢性的な人員不足もあり、ましてや代行者になったことから部下を残して帰るとはなかなか言いづらかったです。
しかし、ユニクロは残業代が1分単位で発生します。
また、実働8時間を過ぎると時給×1.25の割増になるので、時給が1000円なら1250円になり、
働いた分だけ給料が増えるのは良い点でした。
3. 昇格に学歴や職歴はほぼ関係ない(実力主義)
昇格に関してユニクロはとてもホワイトで学歴や職歴では判断せず、完全実力主義です。
地域限定社員は半期に一度、評価シートや試験で基準を満たしていれば昇格できるチャンスがあります。
準社員はPN→PN2→PN3→AP→AP2→SP→SP2
地域限定社員はRF1→RF2→EP→EP2
正社員はJ1→J2→J3
と、雇用形態ごとにランク分けされており、それぞれに評価シートがあります。
評価の内容は基本接客から商品知識や在庫管理までさまざまで、
各ランクの上の方になると部下育成なども含まれ、クリアする難易度も高くなりました。
明確な評価基準があるからこそ自分の足りない部分が分かり、改善することができ正当な評価を得ることができます。
部下育成の項目で昇格の差が開くことも
しかし、人によって得意不得意があるので、同期入社だったとしても差が開いてしまうことも発生しました。
その中でも特に差が開いてしまうのが部下育成の項目です。
下についた後輩の業務習得やランクアップによって左右されてしまい、
達成できないと未達と見なされることもあります。
上のランクへ行けば行くほど部下育成が重要視されるので、地域限定社員になってからはRF1からRF2に昇格するのさえ難しかったです。
私がRF1からRF2に昇格するまでかかった年数は3年で、すべて部下育成が要因でした。
4. まともな給料を稼ぎたいなら店長昇格を目指すべし
ユニクロに新卒で正社員として入社しても年収は400万ほどで、
保険などを引かれれば毎月の手取りは25万円ほどです。
しかし店長になると年収550万ほどに跳ね上がり新卒入社とは150万円ほど差が出て、
毎月の手取りも30万円超えになります。
また店長にもランクがあり最低年収が550万円なだけで、
都心の大型店の店長にもなるとランクは部長クラスになり、年収がなんと3700万円超えにもなるとも言います。
私が入社した2010年頃はヒートテックが出始めでよく売れたことから、
冬のボーナスが150万円を超えていたと当時の店長から聞いたことがありました。
もちろん店長になるには業務評価や昇格試験をクリアしないといけませんが、
せっかくユニクロへ入社し出世を目指しているのであればチャレンジする価値はありますよね。
5.「ユニクロで働いてました」の職歴は転職で有利
私は2022年3月にユニクロを退職し、現在失業保険をもらいながらハローワークで求職活動をしています。
「ユニクロで12年間働いていました」と伝えると、ハローワークでとても良い反応をもらうことができました。
世間から厳しいと言われているユニクロで12年間も働いたこと、また接客業で培われたコミュニケーション能力は確実に強みになります。
私が働いていた店舗では2、3年で辞めてしまうスタッフが多く、やはりユニクロは離職率が高いと思います。
しかし2、3年もユニクロで働けば礼儀挨拶やコミュニケーション能力などがきっちり備わるので、
どこの会社へ就職する際にも印象が良くなるでしょう。
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