（公益財団法人に転職はやめとけ？）
公益財団法人と聞くと、社会貢献度の高い職場で働くイメージがあります。
では一体どのような特性を持つ人が向いているのでしょうか。
また、公益財団法人で働くデメリットとは何なのでしょうか。
この記事では、公益財団法人への転職を検討している方に向けて、そのデメリットと向いている人の特徴を詳しく解説します。
公益財団法人で働くことのリアルな現場を知ることで、より適切なキャリア選択が可能になります。
転職を考えている方はもちろん、公益財団法人について知りたい方もぜひ、本記事を参考にしてみてください。
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この記事の目次
公益財団法人への転職はやめとけ？デメリットはどんなこと？
（公益財団法人で働くことのデメリット）
「公益財団法人への転職はやめとけ」と言われることもありますが、その理由は何でしょうか？
以下では、公益財団法人で働くことのデメリットについて解説します。
1. コネで人事（出世コース）が決まってしまっているケースも
公益財団法人への転職を考えているあなた、一度立ち止まって考えてみてください。
その理由は、人事がコネクションによって決まることがあるからです。
公益財団法人は、その性格上、地域や業界内での人脈が重要視されることが多いのです。
そのため、
- 新しい人間関係を築くのが苦手な人
- 公平な評価を望む人
- 自身のスキルや実績が評価されにくい
というデメリットが考えられます。
公益財団法人に転職を考える前に、こうした現実をしっかりと理解しておくことが大切です。
2. 実力で出世したいタイプの人には向かない
公益財団法人への転職は、実力主義を求める人にとって難しい面があります。
公益財団法人は社会貢献を目的としているため、ビジネスの競争原理が働きにくいからです。
結果として、出世や昇進につながるチャンスが少なく、スキルアップやキャリアアップを目指す人には不向きと言えます。
また、公益財団法人では、組織の使命や目的を達成することが最優先となり、個々の実力を発揮する機会が制限されることもあります。
そのため、
- 自己実現を求める人
- 自身の能力を試す機会を求める人
には公益財団法人への転職は難しい選択となるかもしれません。
3. 将来的に職歴としてあまり評価されない可能性も
公益財団法人で働くという選択は、将来的なキャリアパスを考えると評価されにくい面も存在します。
それは公益財団法人の目的が社会貢献にあるからです。
ビジネスの視点から見ると、成果を出すことが難しい現状が存在しています。
そのため、次の転職先で「具体的な成果を上げた実績」を求められた際に、評価されにくい可能性があります。
また、公益財団法人の経験は特殊なため、一般企業への転職が難しくなるケースも見受けられます。
これらの事情から、キャリアアップを重視する方にとっては、公益財団法人への転職は慎重に考えるべきと言えるでしょう。
公益財団法人に転職するメリット
（公益財団法人のメリット）
財団法人への転職は「やめとけ」という声もある一方で、そのメリットも見逃せません。
例えば、以下のようなメリットが挙げられます。
1. 公益財団法人の働きやすさ（ブラックは少ない？）
公益財団法人で働くというと、一部で「やめとけ」との声も聞こえますが、実際のところはどうなのでしょう。
公益財団法人の働きやすさは、
- 定時での帰宅が可能
- 残業も少ない
とされています。
また、社会貢献を目指す組織のため、使命感を持って働ける点も魅力となります。
しかし、全てが全て良いわけではなく、組織の体質や風土によっては、ブラックな職場も存在します。
そのため、転職を考える際には、事前のリサーチが重要です。
公益財団法人は、安定した環境で働きたい方や社会貢献に興味がある方には向いています。
一方で、高収入を求める方やキャリアアップを重視する方には不向きかもしれません。
2. 公益財団法人で得られる経験とスキルについて
公益財団法人での働き方は、ビジネススキルだけでなく、社会貢献に直結する経験を得られる点が魅力です。
例えば、
- プロジェクトマネジメントやリーダーシップ
- 多様なバックグラウンドを持つ人々との効果的なコミュニケーション
- 特定の社会問題への専門的な知識を身の習得
これらの経験は、一般企業ではなかなか得られない貴重なものです。
ただし、公益財団法人特有の運営体制や事業内容を理解し、それに対応できる柔軟性も求められます。
このような経験とスキルは、将来的に非営利セクターでキャリアを積みたい人にとっては、大いに役立つでしょう。
3. 公益財団法人の給料相場
公益財団法人の給料相場について触れてみましょう。
一般的に、公益財団法人の給与は民間企業と比較して低めとされています。
これは、公益財団法人が非営利組織であるためです。
事業活動は利益追求ではなく、社会貢献が目的です。
しかし、給与が低いと感じるかどうかは、個々の価値観やライフスタイルによるところが大きいでしょう。
- 安定した雇用環境と対価として給与が低めであることを受け入れられるか
- 社会貢献のために働くことに価値を見いだせるか
がポイントとなります。
公益財団法人への転職を考える際には、給与だけでなく、自身の価値観や求める働き方を考慮することが重要です。
公益財団法人に向いている人の性格的特徴
（社会貢献意識が高い人が向いている）
公益財団法人に向いている人の性格的特徴を探ると、まずは社会貢献意識が高い人が挙げられます。
公益財団法人の目的は公益活動にあります。
社会貢献に興味があり、それに関わることに価値を見出せる人が適性を持つと言えるでしょう。
また、長期的な視点を持つことが求められます。
公益財団法人では、短期的な利益追求よりむしろ、長期的な社会貢献に焦点を当てています。
そのため耐え忍ぶ力や計画性が必要となります。
さらに公益財団法人は、多くの利害関係者と関わるため、コミュニケーション能力も重要となります。
人間関係を円滑に進めるスキルがある人は、公益財団法人で活躍できる可能性が高いでしょう。
公益財団法人の将来性（今後の見通し）
（大規模な事業展開は難しい）
公益財団法人の将来性について考えるとき、その安定性が大きな魅力となります。
しかし、「やめとけ」と言われる理由も存在します。
その理由の一つが、
一般企業と比べると、新規事業の立ち上げや大規模な事業展開が難しいという点です。
公益財団法人は、その性質上、社会貢献を目的とした活動を行います。
そのため利益追求が主目的の事業は難しいのです。
また、公益財団法人の数は増えていますが、それに伴い競争も激化しています。
将来的には安定性が損なわれる可能性もあるでしょう。
しかし、社会貢献や公益性を重視する人にとっては、公益財団法人はやりがいのある職場と言えるでしょう。
公益財団法人への転職活動のコツ
（公益財団法人への転職活動のコツ）
公益財団法人への転職活動では、
あなたの「社会貢献」への情熱をアピールすることが大切です。
また、組織の理念や目的に共感できるかどうかを見極めることも重要です。
公益財団法人は、一般企業とは異なり社会貢献が主目的となります。
そのため、
- 理念に共感できるか
- 自分自身がその活動に参加したいと思える人か
- 特定の業界や専門知識を持っているか
などが求められます。
そのため、自分のスキルや経験が活かせる公益財団法人を見つけることも大切です。
ブラックな職場に注意！
公益財団法人への転職を考える際、注意すべきはブラックな職場環境です。
公益財団法人であっても、組織の運営体制や風土により、働きづらい環境が存在することも否めません。
特に、
- 長時間労働
- パワハラ
が横行するような職場は要注意です。
精神的にも肉体的にも大きな負担を生じさせる可能性があります。
転職を考える前に、
- 働き方や職場環境をしっかりとリサーチ
- 自身のワークライフバランスを維持できるかどうかの確認
することが大切です。
また、過度なストレスが原因で離職するケースも少なくないため、注意が必要です。
転職エージェントの活用は必須（年収交渉や面接対策が重要）
公益財団法人への転職を考えているなら、転職エージェントの活用は必須です。
なぜなら、エージェントは以下に精通したプロだからです。
- 年収交渉や面接対策
- 公益財団法人特有の職場環境
公益財団法人は一般企業とは異なる組織体系や文化を持っています。
そのため、専門的な知識が必要となる場面も少なくありません。
また、年収交渉においても、
- 公益財団法人の給与水準
- 業界標準
を知ることで、適切な条件を引き出すことが期待できます。
面接対策についても、公益財団法人が求める人材像を把握することが重要です。
自分の経験やスキルをどのようにアピールすれば良いかのアドバイスを得ることができるはずです。
公益財団法人への転職を成功させるためには、エージェントの力を借りることを検討してみてみましょう。
まとめ
（自身の価値観やキャリアプランと照らし合わせて考える）
公益財団法人への転職は、一概に「やめとけ」と断じるのは難しいです。
確かに、人事がコネで決まるケースや、実力主義ではない場面があるのは事実です。
しかし、公益財団法人ならではの働きやすさや経験が得られるチャンスも存在します。
また、職歴としての評価は個々のキャリア観によります。
公益財団法人に向いている人の
- 性格的特徴
- 将来性
- 見通し
こちらも考慮すべきです。
そして、転職活動においては
- ブラックな職場への注意
- 転職エージェントの活用
が鍵となります。
全てを総合的に判断した上で、自身の価値観やキャリアプランに照らし合わせ最終的な決断を下すべきです。
「大学職員の求人がなかなか見つからない…」という人へ
（大学職員の求人がなかなか見つからない人へ）
大学職員の求人ってなかなか見つけにくいですよね。
もちろん、「とりあえず大学職員になれるならどこでもいいや…」みたいな感じで探すならたくさん見つかるとは思うんですが、
こういう探し方で見つかるのって、
たいていはブラック環境な大学職員の求人だったりします。
大学職員とひとくちにいっても、
実際に働く環境はさまざまなので注意してください。
大学職員といってもすべてがホワイトではありません。
同じ「大学職員」でも、
↓こんな感じで二極化しているのが2024年現在の実情ですね。
- ブラックな大学で働く大学職員たち
安い給料で新人研修もなくいきなり現場に放り込まれ、恥をかきながら仕事を覚えさせられ、やる気のない学生相手に誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。 - ホワイトな大学で働く大学職員たち
最初から平均より高い給料で、しっかりとした新人教育を受けることができ、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境。
残業も少ないのでワークライフバランスを実現できている人たち。
↑同じ大学職員なのに、
なぜこういう差がついてしまうのか？ですが、理由は簡単です。
毎年入学者が殺到するような人気大学と、
学生にぜんぜん人気のない定員割れの過疎大学…では、
大学職員として働く環境がまったく違うからです。
大学は、学生さんたちが納めてくれる学費によって成り立っている組織です。
大学職員の給料もそこから出ています。
なので、学生に人気がなくて学費をちゃんと集められていない大学では、
経営は苦しくなり、大学職員の給料も安くなってしまうのです。
しかも、こういう不人気大学では、
人件費を少しでも安くするために、
最低限のスタッフ数しか雇用しない傾向があります。
結果的に、職員は限界ギリギリの状況で現場をまわすことになり、
土日出勤やサービス残業の横行する、
激務ブラックな雇用環境になりがちなんですね。
「偏差値高い大学 ＝ ホワイト職場」ではない（2023年の学生数ランキング参照）
（「偏差値が高い大学＝ホワイト職場」ではないので注意）
注意していただきたいのは、
必ずしも「偏差値の高い大学＝大学職員にとってホワイトな雇用環境」ではないことです。
高偏差値大学の職員になれた！
…と思って実際に職場に入ってみたら、
地獄のような職場環境で体調を崩し、
退職を余儀なくされた…。
なんてことは珍しくないので、注意して下さい。
例えば、2023年の学生数ランキング（私立大学）がこちらなんですが、
↓学生数で1位は日本大学です。
（「偏差値の高い大学＝人気大学」ではありません）
↑早稲田（2位）や立命館（3位）、慶應（6位）など、
偏差値トップクラスの私大もランキングに入っていますが、
4位に近畿大学、5位に明治大学、7位に東洋大学…と、
偏差値的にはあまり有名でないところも、
学生数ではランキング入りしている「人気大学」だったりするんですね。
先にもお伝えしたように、
大学職員の給料は学生さんの納める学費から出ています。
少しでも良い環境の大学で働きたいなら、
学費をしっかり集められている人気大学で働くことが必須になります。
大学職員として「自分の職場を選ぶ」という視点で見る場合、
見るべきなのはその大学の偏差値ではなく、
学生をたくさん集められている人気大学かどうか？であることを知っておいてください。
学校法人は「大学運営だけ」で利益を出しているわけではない
また、あまり名前の通っていない大学であっても、
ホワイトな大学職員として働けるケースもあります。
大学経営そのものがうまくいっているケースがあるからです。
大学というのは「学校法人」という組織が運営しているんですが、
学校法人は大学運営だけで利益を出しているわけではありません。
なかには大学付属の保育園〜高校の一環運営などで、
しっかりと利益を出しているところもあったりするんです。
大学を「自分が働く職場」として考える場合、
見るべきなのは有名大学かどうか？ではなく、
きちんと利益を出していて、
職員の給料や雇用環境の良い大学か？
であることに注意しましょう。
私も「とりあえず大学職員になれるならどこでも…」で転職活動し、地獄に落ちました
（とりあえず大学職員になれるなら…という発想はNG）
- 大学職員になれるならどこでもいい。
- 最初はお給料が安くても、年功序列で給料アップしていくはず。
- なので、大学職員の求人を見つけたら、とりあえずかたっぱしから応募する！…
↑これ、実は私がやってしまったミスなんですが、
「大学職員ってホワイトらしいので、
とりあえず採用してもらえるならどこの大学でもいいや…」
みたいな感じで、テキトーに転職活動していました。
（大学のサイトの採用ページを毎日チェックして、
かたっぱしから応募していました）
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
結果的にブラックな大学職員求人に応募してしまい、
最悪な労働環境に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の大学に転職したんですが、
今から思うと、ブラック大学で働いていた期間って本当に人生で無駄な時間でした…。
これから転職活動を始める人は、
どういう大学職員の求人を狙って応募するか？
には絶対にこだわってしぼりこんだ方が良いです。
ブラックな大学にまちがえて応募してしまうと、
貴重な人生の時間をドブに捨てることになります。
ホワイトな大学職員になりたいなら、
しっかりとホワイト大学の求人を狙って応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
あとでものすごく後悔することになるのでくれぐれも注意してください。
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お給料も高い方が良いに決まってますからね。
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