- 賃貸営業の仕事を「楽しい」と感じるのってどんなとき?
- 営業ノルマや新規開拓の飛び込み営業はある?
- 賃貸営業は売買営業より給料安い…って本当?
不動産という大きな商品を売ったり買ったりする不動産営業マンは、とてもむずかしそうに思えますよね。
しかし、同じ不動産でも賃貸営業マン(不動産を貸す・借りる)なら、
ちょっとハードルが低いかも…と感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、私自身の不動産賃貸営業マンとしての実体験をもとに、
↓以下のようなことについてお話しします。
・不動産賃貸営業の仕事を楽しく感じる瞬間や、
・不動産賃貸営業で活躍できる人の特徴、
・不動産賃貸営業のデメリットなどについて解説します。
不動産賃貸営業マンの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
賃貸営業の仕事で楽しい瞬間3個(メリット)
1. 最初から「契約するつもり」で来店するお客様ばかり
賃貸営業では、基本的に「契約するつもり」で来店するお客様を相手にするので、仕事を楽しく感じられます。
不動産会社といえば、飛び込み営業だったり月のノルマ〇〇以上といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、同じ不動産会社でも、賃貸営業には基本的に飛び込み営業はありません。
また、ノルマがない会社も一定数存在します。
なぜなら、賃貸営業は反響営業のスタイルをとることがほとんどだからです。
反響営業とは、ネットや広告によってお客様を集客する手法のことをいいます。
来店するお客様はネットや広告を目にし、大半が部屋を決めるつもりで来ているので、
無理な勧誘や興味のない商品を勧めるといったことはほとんどありません。
そのため、契約につながりやすく、やりがいや楽しさを感じられるのです。
2. 不動産物件チラシ好きな人は仕事が超楽しい
不動産物件のチラシを見ながら、
「この間取りは実際に見たらどんな感じなんだろう?」
「この物件からの眺めはどうだろう?」
と想像するのが好きな人は、賃貸営業の仕事を楽しめるはずです。
不動産賃貸営業はマンションやアパート、戸建てなどいろいろな物件を見ることができます。
街中を歩いていて「あのマンションの中はどうなっているんだろう?」などと気になったことはありませんか?
また、変わった間取りの部屋や空き家など、さまざまな物件を紹介するので、楽しみながら仕事に取り組めるのです。
自分の部屋探しに役立つというのもメリットですね。
3. お客様に感謝される仕事
不動産賃貸営業は、不動産業界のなかでも特にお客様に感謝される仕事といえます。
不動産賃貸の会社を利用する人は、何かしらの理由があって部屋を探しに来る人がほとんどです。
たとえば、「新生活のスタート」「転職」「結婚」などですね。
私自身、結婚をきっかけに同棲を始めるお客様の担当をした際、
契約後に「あなたが担当者で本当によかった」と菓子折りを渡されたことがありました。
その出来事はとても嬉しく、今でも鮮明に覚えています。
感謝の気持ちを感じることで、仕事にやりがいも生まれるのです。
賃貸営業は、お客様の事情を理解して要望に沿った物件を紹介するお仕事です。
4. 未経験無資格でも歓迎される
不動産賃貸営業の仕事は無資格・未経験の新人でも挑戦できます。
賃貸営業は売買営業と違い、専門的な知識よりもお客様の気持ちを理解して仕事を進めるようなコミュニケーション能力や丁寧な仕事が求められるからです。
また、不動産業界は男性が多いイメージですが、賃貸営業は特に女性が活躍できる仕事ともいえます。
たとえば女性の1人暮らしなどであれば、男性よりも女性の方がお客様の気持ちを理解できますよね。
お客様にとっても安心してお部屋探しを進めることができるため、担当者に女性を希望する方もいます。
そのため、経験や資格がない人でも契約を取ることができ、仕事が楽しい、と感じられるのです。
【ブラックに入社すると地獄…】不動産業界への転職で注意すべき1つのこと
賃貸営業の仕事で「きつい・つらい…」瞬間2個(デメリット)
1. クレーム・繁忙期・ノルマなどのリアルな実態
賃貸営業は売買営業に比べ、未経験でも挑戦しやすい職種ですが、営業職ですのでクレームやノルマはある程度つきものです。
私が、賃貸仲介営業をしていて特にきついと感じたのは、業者間の連携がスムーズにできず、お客様のクレームにつながったことです。
会社にもよりますが、基本的に賃貸物件はオーナーと部屋を借りたい借主がいます。
賃貸物件のオーナーは、自分で物件の管理をして仲介だけ不動産会社にお願いする場合と、管理会社に管理から仲介まで一括して任せている場合の2種類があります。
さらに、その間には部屋の修繕を行う業者など、様々な会社が介入して取引をすすめます。
この連携が上手くいかなかったり、トラブルが発生するとお客様が契約日なのに部屋に住むことができないといった最悪の事態になってしまうんです。
賃貸営業を行うのであればある程度、お客様のクレームは覚悟しなくてはいけません。
2. 売買営業に比べてお給料は稼げない
賃貸営業は売買営業に比べると稼げないといわれています。
それは、不動産取引が成果報酬となっており、賃貸仲介の報酬額は売買仲介よりも低いためです。
売買は一回の取引金額が1,000万単位なので、それだけ稼げる金額もかわります。
しかし、契約が取れなければインセンティブはなく、上司から詰められるといったことも珍しくありません。
しかし、売買営業ほど高い営業力は求められませんし、ノルマがない会社もあるので安定した収入が期待できます。
また、宅建や賃貸経営管理士の資格などに資格手当を支給する会社が多く、昇進の条件になっている場合もあります。
【ブラックに入社すると地獄…】不動産業界への転職で注意すべき1つのこと
これから不動産業界を目指す人は、
応募する求人をまちがえないように注意してください。
↓まったく同じ職歴や年齢でも、
- ブラックな職場で働く人たち
安い給料で誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。
新人は「利益を生み出さないお荷物」みたいな扱いで放置され、ひたすらに搾取の対象として酷使され、遅かれ早かれ退職を余儀なくされキャリア(職歴書や履歴書)にも傷がついてしまう…。 - ホワイトな職場で働く人たち
最初から平均より高い給料が設定され、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境で、残業も少ないのでワークライフバランスを実現できる人たち。
↑この2種類の働き方をしている人がいるのが現実です。
職歴もスキルも年齢も同じなのに、なんでこんな差がついてしまうのか?ですが、
これはあなたがこれから働く会社が、
ちゃんともうかっている会社かどうか?
(ちゃんと利益を出せている会社か?)によって生まれる違いなんです。
利益の出ていない会社は常に人手不足で余裕がありません。
利益が出ていませんから当然お給料も安くなりますし、
みんなイライラと不満を持ちながら働くことになるので、
必然的に職場環境が劣悪になりがちなんです。
(これがブラック企業が生まれる仕組み)
どんなに優秀で、やる気のある人であったとしても、
入社する会社をまちがえるとブラックな働き方になってしまうということですね。
なので転職活動のやり方ってたいせつなんです。
- 「採用される可能性が高そうな求人なら、とりあえずどこでもいい」
- 「とりあえず希望職種や希望業界に入れるならどこでもいい…」
- 「入社時はお給料が安くても、がんばって結果を出せばアップしていくはず…」
↑みたいな感じではなく、
最初からしっかりとホワイト企業の求人だけにしぼりこんで応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
入社後になってからものすごく後悔することになってしまいますよ。
会社って、入社後にはお給料や残業時間の交渉とかしてくれませんからね。
こちらの希望を伝えられるのって、基本的に入社前だけです。
これ、実は私もやってしまったミスなんですが、
当時無職ニートだった私は、
「とりあえず採用してもらえるなら、どこでもいいや…」
↑みたいな感じで適当に転職活動していました。
(ハローワークやリクナビの「おすすめ求人」みたいなやつに、
内容も見ずにかたっぱしから応募してました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
これやってしまうと、本当に地獄を見ることになります。
一度入った会社って、そう簡単には辞められないんです。
いろいろ理由をつけて退職日って引き延ばされますし、
たとえ正式に退職願いを出しても、
そこから1ヶ月間は働き続けないといけないのが法律のルールです。
入社後に「思ってたのと違うんだけど…」って思っても、
少なくとも数ヶ月〜数年間はがまんすることになってしまいます。
どうせ辞めることを決めているどうでもいい会社のために、
自分の人生の貴重な時間をささげるとか最悪ですよね…。
でも、もう嫌だから明日でいきなり仕事辞める!とかやってしまうと、
職歴書(履歴書)が汚れることになるので、これもできません。
私もまちがえてブラック企業の求人に応募してしまい、
最悪な労働環境の職場に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の職場に転職したんですが、
今から思うと、本当に人生で無駄な時間でした…。
(最初からホワイト企業にしぼって転職活動すればよかった)
特に、未経験で新しい仕事を始める人は注意して下さい。
ブラックな職場って「新人は使い捨て」みたいな感じなので、
徹底的に搾取されてしまう可能性があります。
せっかく転職するなら、
ワークライフバランスが良くお給料も平均より高い職場で働きましょう。
これから転職活動を始める人は、ここだけは絶対にこだわってください。
くりかえしになりますが、
ブラックな職場にまちがえて入ってしまうと、
あなたの貴重な人生の時間をドブに捨てることになりますよ。
本当に本当に後悔することになりますから、くれぐれも注意して下さいね。
「不動産業界の求人に強い転職サイト」で求人を探すのがコツ
年収高めで、しかも働きやすいホワイト職場で働きたい人は、
特定の業種業界の求人に強い転職サイトを使って求人を探すようにして下さい。
転職サイトってものすごくたくさん種類がありますが、
それぞれ得意分野が違うので注意しておきましょう。
実際に求人リサーチしてみました。
この記事を書いている現在ですが、
↓例えば以下のような求人が登録されています。
(なお、無料アカウント登録だけで使えるサイトなので、お金がかかるようなことはいっさいありません)
不動産業界「営業職」の求人例
不動産業界「事務職」の求人例
転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さい。
こちらの求人サイトでは、
↓他にも以下のような求人を見つけることができましたよ。
- 20代で年収1000万円を狙える不動産売買営業の求人
- 宅建士などの不動産資格が高く評価される求人
- 在宅もOK、ワークライフバランス重視で働ける不動産事務の求人
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今すぐは転職活動できない人もやっておくべきこと
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普段から転職サイトから送られてくる求人情報をこまめにチェックするくせをつけておくと、
この業界の年収や福利厚生の相場が自然にわかってきます。
(「ここはちょっとやばいかも…」みたいにブラック求人を自然に見分けられるようになります)
あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら転職もあると気づけるのも重要ですね。
いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
転職サイトっていろんなところがありますが、
絶対にブラックな職場に入りたくない人は、
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特に未経験で転職する人は要注意です。
求人を探す場所をまちがえてしまうと、
地獄のような環境のブラック職場で搾取されることになります。
私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますからね…。
今すぐは転職活動を始められない人も、
まずは情報リサーチから始めましょう。
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