私は輸入車業界に新卒入社し、営業職として3年働きました。
あこがれて入社した輸入車業界でしたが、
結局は辞めて別の仕事をしています。
私自身は退職しましたが、
輸入車業界には「この仕事が天職」と感じながら働いてる人はたくさんいます。
(車が大好きな人も、そうでない人も)
どんな業界でもメリット・デメリットはあります。
重要なのはデメリットをしっかり知った上で、
自分にあっているかどうかを判断することです。
以下では、この仕事でつらい瞬間やあるあるな退職理由を紹介します。
これから輸入車業界に転職する予定の方は参考にしてみてください。
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この記事の目次
輸入車業界の商社営業を辞めたくなるタイミング5選
退職理由1. ヤンチャな社長を相手にすることが多い
営業マンとして働く以上「どういう顧客層を相手にするのか?」はとても重要です。
毎日顔を合わせて話をする相手ですからね。
ここで苦痛を感じるようだと仕事はかなりしんどいでしょう。
輸入車業界の商社営業は、理不尽な顧客(社長)を相手にすることがほとんどです。
↓例えば、実際に私が電話で言われた言葉としてはこんな感じ。
- 送ってもらった部品失くしたので、無料でもう一つ送ってほしい。
- うちの事務所が、部品だらけで整理できないから片づけ手伝いに来てほしい。
- 送り忘れた伝票分は支払わないからミスのないように送っておいてね。
タメ口でこっちの上司や社員の名前を呼び捨てにする顧客(社長)も存在します。
ヤンチャな社長が派手な輸入車で、
私たちの会社まで部品を取りに来店されたことがありました。
急ブレーキをかけて雑な止め方をしてしまったせいで、
ほかのお客様に迷惑をかけてしまったこともあります。
日頃から、理不尽な要望や怒りをぶつけられたりすることが多いため、
輸入車業界の商社営業を辞めたいと思うようになりました。
退職理由2. 予期せぬ緊急発送が多い
輸入車業界の商社は、数字(売り上げ)のために、
社員より顧客を優先することが多い業界です。
私が勤めていた会社は、「顧客の言うことは絶対!」といった古い考え方をもっていました。
例えば、顧客の注文し忘れであっても顧客が「今すぐ部品を持ってこい!」と言えば、現場の人間が少なくてもすぐに配達することが当たり前です。
特に、輸入車業界の商社は、納期にシビアなため、1日部品の供給が遅れただけでも関係が崩れてしまうほどの失態になります。
そのせいで、部品を持っている私たちのような会社が、直接お客様の元へ届けなければいけませんでした。
こういった予期せぬ緊急発送によって、結果的に残業時間が増えてしまい、輸入車業界の商社営業を辞めたいと思う原因にもなります。
退職理由3. 会社も取引先も男性ばかりで女性が働きにくい
輸入車業界は、まだまだ男性社会であり、女性が働きにくい業界とも言われていますよね。
実際に、私が働きにくいと思った理由は、主に3つあります。
- 女性特有の悩みを打ち明けにくい
- 職場が汚い
- 女性に対しての偏見がある
女性にとって、穏やかに過ごせる日が少ないと言っても過言ではありません。
私自身、生理痛の悩みや顧客からのセクハラ問題を誰にも相談できなかったのが辛かったです。
自分の悩みを打ち明けられないのは、
ストレスを貯めていくことになるので、
輸入車業界の商社営業を辞めたいと思うきっかけでもありました。
退職理由4. 敬語が使えない顧客が多い
輸入車業界は、タメ口の顧客が多く存在します。
なぜなら、顧客層は圧倒的に高齢者の男性が多く、あまり平等的な考えはないからです。
特に、若手や女性社員を相手にすると、タメ口を当たり前のように使う顧客が多いのです。
いくら年上だと言っても、いきなりのタメ口は、不愉快に感じてしまうこともありますよね。
私は、顧客との会話を不愉快に感じるようになってから、電話を取るのが嫌になりました。
退職理由5. 営業部とフロント部との連携がとれていない
営業とフロントが連携をとれていなければ、最終的には顧客に迷惑がかかるのは当たり前です。
ですが、営業は大事にしている顧客から直接お願いされたことを社内で共有しようしても、現実はうまくいきません。
なぜなら、必ずと言っていいほど、フロントが反対するからです。
営業は顧客の立場で物事を話し、フロントは自分たちの社内環境を守ります。
実は、輸入車業界の商社は、営業とフロントの仕事内容にかなりの差があり、お互いの意見の食い違いで仲が悪い傾向にあります。
さらに、営業は理不尽な社長からのお願いをフロントに伝達し忘れていることが多いです。
具体的に言えば、「毎日、顧客と電話をするフロントに理不尽なお願いをするのは気が引ける」が妥当でしょうか。
そのせいで、連携がとれておらず、社長や顧客に不信感を持たせてしまうのが、輸入車業界の商社あるあるです。
私が新卒で月給25万の会社を辞めようと思ったタイミング
私は、新卒入社として輸入車関係の職場で3年間勤務していました。
仕事内容は、主に電話やFAX対応に追われる日々で、
輸入車の部品をディーラーや部品商に卸す仕事でした。
中小企業ではありましたが、輸入車専用部品所持数は日本1位です。
(輸入車用部品メーカーランキングでは業界1位を争う会社)
月に4回しか休みがなかったり、残業時間が4時間以上だったり…
と毎日が忙しく、辞めずらかったのを覚えています。
私の当時のポジションは、商社営業兼、新人教育係でしたが、同時にノルマも与えられていました。
輸入車業界は、目標設定が非常に厳しく、ノルマを達成できなかった時の威圧感と報酬金の増減額の差が激しいです。
そんな会社で、私が辞めようと思ったきっかけは、
社員は数字をあげる”ただのコマ”でしかないと感じた時でした。
私は、こんな会社でこき使われるために入社したのではないし、
自分にしかできない仕事をしたいと強く思いました。
それでも簡単に仕事を辞められない理由と、その対処法
会社が求めてくることと、自分の置かれたポジションに疲弊してしまい、
「仕事辞めたいな」とは思うものの、
「仕事辞めよう」に至るまではきっかけが必要です。
私が「辞めたい」から「辞めよう」に変わったのは、
上でも他みように自分が”コマ”だと感じた時です。
同時に、「どうせ辞めるなら、結果を残してから辞めよう!」と決めました。
結果をだしてしまえば、早く辞められると思うと、その日からバリバリ仕事が捗ったのです。
その日から、顧客からどんなに古くて難しい輸入車の質問がきても答えられるようなエキスパートになるために、毎日必死で輸入車部品のことを勉強し直しました。
そうしている間に努力が実ったのです。
輸入車業界では社員や顧客からの信頼は厚く、満足した結果を得られたので、退職することにしました。
辞めると決めたあとの対処法
仕事をしている上で、何に腹が立って、何に悩んだり悔んだりしているのかを考えることは非常に大事です。
一つ一つ改善できることから原因をつぶしていき、自分の中で満足した結果を得られたら辞め時ではないでしょうか。
さらに、マイナス思考で辞めるより、プラス思考で辞めた方が吹っ切れるのが早く、次のステップへの切り替えもしやすくなります。
結果を出してから辞めると、気持ちのいい辞め方ができるのでオススメですよ!
【損失がでかすぎ】向いてない仕事で人生を浪費するな
- この仕事、自分には向いてないと感じる…。
- やりがいをまったく感じない。毎日何も楽しくない。
- 職場の人たちがぜんぜん好きになれない…。
↑こんなふうにモヤモヤしながら働いている方、
きっと多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは「自分に合ってない仕事や職場で、人生の貴重な時間を浪費するのは、本当にもったいない」ということです。
20代で年齢的にうちはまだいいかもしれません。
何ごとも経験だから…。
でがまんできる人もいるでしょう。
でも、これがこの先30年以上ずっと続く…と考えた場合どうでしょうか。
例えば、いま25歳の人なら定年が65歳として、
あと40年(…!)は仕事人生は続きます。
つまり、仕事って人生のほとんどの時間をかけてやっていくものなんですよね。
どうせならやりがいを感じられる仕事の方がいいと思います。
自分に向いていない仕事で、
毎日苦痛を感じながら生きていくなんて、
いったいなんのために生まれてきたんだ…。
って感じても不思議はありません。
(むしろ自然な感情でしょう)
ですが、残念ながらほとんどの人が
「みんながまんしてるんだから…」
で自分も我慢してしまうのが現実です。
どんな仕事でも「向いてる/向いてない」が絶対にある
これはすべての種類の仕事についていえることですが、
仕事って向いてる/向いてないが絶対にあります。
例えば営業マンの仕事。
ものすごくまじめに頑張ってるけど、
なぜか成果が出ない人っているんですね。
その一方で、毎日テキトーに仕事してても、
キャラや見た目の良さでポンポン成果を出してしまう人っています。
事務職でもこれは共通です。
毎日、一生懸命やってるのになぜか職場で嫌われたり、
足を引っ張られたりする人がいる一方で、
どんなにミスをしてもなぜか許されちゃうみたいな人っていますよね。
私も新卒入社した会社で営業配属だったのですが、
ダメダメでした。
本当に嫌で嫌でしょうがなくて、
毎日やめたい…と感じながら働いてましたね。
↑当然ながらこんな働き方で成果なんて出ません。
私がモタモタしているうちに、
楽しみながら仕事をしていた
同期たちにはどんどん差をつけられました。
同期入社の連中はどんどん成果を出し、
役職付きになって昇給していくのに、
自分だけずっとヒラ社員の安月給…。
まわりからも「あいつは仕事ができない」と見下され、
自分でもそんな自分がどんどん嫌いになっていく…。
↑これめっちゃつらいです。
その後どうしても耐えられなくなって
事務系の仕事に転職をしたのですが、
こちらは自分に合っていたのか、
割とすぐに成果を出すことができました。
営業マン時代は完全に「無能」あつかいされていた自分が信じられないぐらい、
すんなりと仕事内容を覚えられたんですね。
仕事には「向き不向き」があるのを痛感した瞬間でした。
仕事がちゃんとできると、職場内での人間関係もスムーズになります。
一緒に働く人たちも「あいつは役に立つ」と認めてくれますから、
仲間として受け入れてもらえるんですね。
「向いてない仕事でがんばる」のは損失が大きすぎる
「好きこそものの上手なれ」ってことわざがありますが、
仕事に関してはこれほんと真理だと思います。
本当はもっと力を発揮できる仕事があるのに、
たまたま自分に合わない仕事を選んでしまったばっかりに、
苦しい思いをして働いている…。
↑こういう損してる人が多すぎます。
仕事なんて実際に現場に出てみるまでは
向いてる/向いてないなんてわからないので、しかたないんですけどね。
逆に言えば、いまうまくいっていない人にも必ず
「これならやれる」って思える仕事はあります。
ただし、まったく未経験の仕事に転職するのって、
年齢が高くなるほど難しくなるのにも注意です。
今の仕事が合ってないと感じている人は、少しでも早く対策をとりましょう。
自分に向いてる仕事を見つける方法(ハロワは使うな)
どうすれば自分に合った仕事を見つけられるのか?ですが、
まずは情報収集から始めましょう。
- いま現在、世の中にはどんな仕事があるのか?
- 自分の性格で向いている仕事ってどういうものなのか?
- どういう仕事をしている人が給料高いのか?
- どういう業種にニーズが集まっているのか?
- どういう業界が今後も伸びていくのか?
↑こういったことについての現状把握から始めることがたいせつです。
なお、求人はハロワとかでも一応は探すことができますが、
正直ブラック求人が多いので避けた方が良いですね。
ハロワって政府が「本当に本当に仕事がなくてどうしようもない状態の失業者」向けに提供しているサービスです。
はっきりいって生活保護と同じレベルの最低限のサービスなので、
最後の手段ぐらいに考えておきましょう。
普通に高校や大学出てて、
普通にネット使える環境の人は転職サイトを使いましょう。
転職サイトは無料サイトなので、お金がかかることはありません。
自分の年齢・職歴に合った転職サイトを使うのが重要(じゃないと門前払いを食らう)
転職サイトを使う場合には、1つだけ注意点があります。
それは、自分の年齢や職歴に合った転職サイトを使うことです。
転職サイトっていろんな種類があって、
↓こんな感じでそれぞれ利用者層が違うんですね。
- 30代〜40代のベテラン向け求人をメインであつかう転職サイト
- 20代若手向けの求人だけをあつかう転職サイト
- 金融業界の求人だけを専門であつかう転職サイト
- 経理職の求人だけを専門であつかう転職サイト
- 薬剤師や看護師など特定の資格を持つ人向けの転職サイト
例えば、20代若手の人が30代〜40代のベテラン向けの転職サイトとか使っても、
まず応募できる求人なんて出てこないです。
自分に合っていない転職サービスで仕事を探してしまうと、
マッチする求人件数0件…みたいな状態になってしまうので注意してください。
(いわゆる「門前払い」です。これってまじで絶望的な気分になります)
\ 未経験OK!20代向け求人多数あり/
↑無料アカウント登録で求人検索機能を使えます。
(年収や残業時間などのくわしい情報を指定して検索できます)
転職支援サービスは、
自分の状況に合ったところを使う。
(20代は20代向け、未経験者は未経験むけのところ)
↑これは転職活動のコツというか鉄則です。
ネット使い慣れている人でも、
意外に見落としがちなポイントなので注意してください。
自分にマッチする求人は「探す場所」さえまちがえなければ、
誰でもちゃんと見つけることができますよ。
無料アカウントを作っておくと、
自分にマッチする求人が出た時に最速で通知してもらえたり、
「こんな職種もありかも?」的な情報メールが定期的に受け取れます。
自分ではまず思いつかないような
意外な仕事の選択肢を知れたりしますよ。
未経験の職種に挑戦する場合、
はば広い選択肢の中から仕事を選ぶのが大切ですからね。
世の中で不況で「若い人は仕事なんてどこにもない…」とかとんでもないウソです
日本の若年失業率はたったの3.7%です(世界平均は13.6%)
仕事は探す場所さえまちがえなければ山ほどあるんです。
あと、学生時代の就活ってある程度は選択肢がしぼられてましたよね。
(ある程度の大手企業に行こうと思ったら営業マンしかない…など)
でも、いったん社会人になった後の転職活動って、
選択肢がものすごく多いんです。
人事やマーケティングといった人気職種も、
未経験OKの求人がたくさんありますし、
最初から「将来の幹部候補」などのかたちで募集されている求人も多いですよ。
いざというときの選択肢を確保しておくのが重要
転職支援サイトで無料アカウントを作ったら、
自分の年齢や職歴・希望年収などを入力しておきましょう。
条件にマッチする求人を定期的にメールで配信してもらうことができます。
自力で探していたらまず気づけなかった選択肢にも気づけますよ。
↑日常的に送られてくる求人メールをチェックしておいて、
気になったものを情報としてストックしておくのがコツです。
これやっておくと、
「今の仕事がどうしても辛くなったら転職もある」
という選択肢を持てるのが大きいです。
疲労とストレスで倒れる前に転職という対策を打てます。
転職サイトは誰でも無料で使うことができます。
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