- 大学職員の仕事は安定・高年収!
- 学生相手の仕事だから楽ちん
- 自分の母校で働けるので最高!
↑「大学職員の仕事」というと、ひょっとするとこうしたイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
↓確かに、大学職員の仕事は一般的な事務職と比較して高年収で、離職率も低い人気の職種ですね。
しかし、実際に働く部署によっては仕事が激務の場合もあります。
今回は、私立大学の職員として8年間仕事をされた男性に、転職体験談をお聞きしました。
大学職員の仕事に興味がある方は、参考にしてみてください。
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ジャンプできる目次
- 1 大学職員の仕事は「きついからやめとけ」?私が体験した仕事内容
- 2 大学職員の仕事内容
- 3 大学という組織も収入を得て生き残っていかなくてはならない
- 4 優秀な先生に教員として大学に来てもらうことも重要
- 5 大学職員の年齢層は?
- 6 大学職員の働く時間や残業・休日出勤の有無について教えて下さい
- 7 この仕事が楽しい、やりがいがあると感じる瞬間はどんなときですか?
- 8 大学職員の仕事で「ここがつらい・しんどい」という点を教えてください
- 9 大学職員の仕事は離職率は高いですか?よくある退職理由も教えてください
- 10 大学職員の仕事に向いている人はどんな人だと思いますか?
- 11 大学職員になるためにはどのような転職活動をすればいいですか?
- 12 これから大学職員に転職したい人向けに、アドバイスをお願いします
- 13 終わりに
大学職員の仕事は「きついからやめとけ」?私が体験した仕事内容

(大学職員の仕事はきつい?経験者に転職体験談をお聞きしました)
橘さんは、29歳で大学職員になり、その後もずっと大学職員としてキャリアを築いていかれている男性です。
大学職員という仕事については「いい加減な気持ちで転職するときついのでやめとけ」という意見をお持ちです。
体験談をお聞きした方のデータ
- お名前 :橘健次郎
- 在職年齢:29歳~36歳(8年間在職中)
- 雇用契約:専任職員(正社員)
- 年収 :550万円
- 大学種類:私立大学

決して「楽な仕事」ではないですよ。

私は、29歳の時に私立大学の職員として転職しました。現在で8年目になります。
大学という場所は、大卒の人にとってはとてもなじみのある場所でしょう。
「学生相手の仕事だからきついこともない。お給料も安定していて高収入」といわれることもあります。
しかし、こういった誤解をされている方には「大学職員の仕事はやめとけ」といいたいです。
この仕事のお給料が一般的な事務職に比べて良いのは間違いありませんが、決して「楽な仕事」ではありません。
きついこともたくさんありますよ。
もちろん、その分だけ仕事のやりがいもあります。
大学職員の仕事内容


↓大学職員の仕事内容は例えば以下のような感じです。
- 教授や講師の講義をサポートする
- 行政に対して報告や申請を行う
- 大学が組織として維持していけるよう経理や財務を行う
- 学生の相談を受けてちゃんと卒業できるようサポートする
- 就職活動をする学生のサポートする
- 受験生向けに大学の広報アピールをする
- 大学の施設や設備を管理する
これらの他にも幅広い仕事があります。
大学には数千人の学生さんが所属していますから、彼らの学生生活がスムーズになるようサポートするのが私たちの仕事です。
大学という組織も収入を得て生き残っていかなくてはならない
自分の大学を目指してくれる学生さんを増やすことも私たちの仕事です。

大学という組織も、普通の会社と同じように、収入を得て経費を支払うということをしなくてはなりません。
大学には大学職員・教員・アルバイトの方達…などなど、いろんな人たちが雇用されていますし、設備を維持するためにもたくさんのお金がかかります。
これらをまかなう「大学の収入」は、基本的には学生さんたちが払う学費ですね。
学生さんに学費を払ってもらうためには、学生さんにうちの大学を魅力的だと思ってもらい、たくさんの受験者を確保しなくてはなりません。
そのためには、学生さんの就職率が高くなるように就職サポートや資格取得のサポートをしたりすることが必要です。
学校主催の企業合同説明会などを行うこともありますし、学生さんに大学のことを認知してもらうべくイベントを主催することもあります。
学生さん向けのイベントはオープンキャンパスなどが代表的ですが、それ以外にもさまざまなPR広告を専門業社と相談しながら作成したり、進学相談のイベントに参加したりといった活動を行っています。
少子化が進む中、大学が生き残っていくためには、大学職員のがんばりがとても重要なのです。
優秀な先生に教員として大学に来てもらうことも重要


また、優秀な研究者に大学に教員として入ってきてもらうことも重要です。
発言力のある先生に大学に来てもらうことができれば、行政からの研究費助成が得られますし、
優秀な学生を集めることにもつながります。
そのためには、先生方が必要としている研究予算を確保できるよう行政とのやり取りをサポートしたり、
講義や研究のための設備をそろえるべく業者とやりとりをしたりといったことが必要になります。
先生方が教員・研究者としての仕事をスムーズに行っていくためには、大学職員の存在が必要不可欠です。
大学職員の年齢層は?


大学職員の年齢層は20代から60代と幅広く、特にこの年齢層が中心ということはありません。
未経験で転職されてくる方の職歴や年齢もいろいろです。
私自身も、大学職員に転職する前は一般企業で営業の仕事をしていました。
また、一般に言われているように「その大学の卒業生じゃないと大学職員になれない」とか、
「学歴派罰があって人間関係がきつい」とかいったことは、少なくとも私の職場ではありませんね。
逆に言えば、大学職員は、幅広い年齢層の同僚や教員と仕事をすることになります。
相手の年齢やバックボーンを問わず広くコミュニケーションが取れる能力が必要といえます。
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大学職員の働く時間や残業・休日出勤の有無について教えて下さい
定時時刻は9時〜17時です。
一般企業のように朝30分前に出勤する等の暗黙のルールは無く、5分前や10分前に出勤していました。
大学職員は3月〜4月の繁忙期(忙しい時期)となります。この時期にはある程度の残業が発生します。
繁忙期以外には比較的に定時時刻で帰宅することができたため、オンオフの切り替えはしっかりできます。
もちろん、繁忙期以外にも残業が必要な時は残業をしますが、その分残業代が支給されるため、理不尽な思いをすることは基本的にないと思います。
休日出勤などはありますか?
大学という職場ですので、土日祝に開催されるオープンキャンパスや入試日程が入ることもあります。
その時は出勤することがありますが、出勤した日数分の振替休日を平日に使用することができます。
基本的には、行事等を含めた年間スケジュールが決まっていますので、突発的な休日出勤はないと思っておいて良いと思います。
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この仕事が楽しい、やりがいがあると感じる瞬間はどんなときですか?
自分がかかわった学生さんの成長を実感した時に、楽しさややりがいを覚えます。
これは大学という教育現場ならではの喜びですね。
私は学生の就職支援をする部署で仕事をしていますので、入学間のない学生のうちから定期的に面談などを行うことがあります。
学生さんの中には「卒業後にちゃんと就職できるか不安」という人がとても多いです。
19歳で入学し、22歳で卒業していくまでの4年間に、学生さんは見違えるほどの成長を見せてくれます。
就職活動を迎える頃には当時の面影もない程、成長した学生を見ると、嬉しくなります。
そして、その学生が内定をもらった時には、自分のことのような喜びがあります。
感謝の言葉をもらうことも多々あるため、自分自身のやりがいにつながりました。
大学職員の仕事で「ここがつらい・しんどい」という点を教えてください
大学は、良くも悪くも年功序列の組織です。
成果をあげた・あげていないなどは関係なく、同じレールにのって定年を迎えるという感じで仕事をすることになります。
給料も事務職にしてはとてもよく、ワークライフバランスもとても良いのですが、その分だけ「刺激にとぼしい」と感じる人もいるかもしれませんね。
自分で成果を上げたらその分だけお給料が上がって…というような働き方をしたい人は大学職員の仕事はきついと思います。
逆に、人の役に立ちたい・組織の一員としてこつこつがんばりたいという方には非常に向いている仕事です。
大学職員の仕事は離職率は高いですか?よくある退職理由も教えてください
大学職員の仕事は、離職率が非常に低いです。
公務員に近い組織風土ですので、安定した雇用関係が期待できるからです。事務職としては平均年収もかなり高い方だと思います。
逆にいえば、新規の職員募集の数は限られていますから、求人がでたら可能な限り早いタイミングで応募された方が良いかと思います。
ただし、それでも退職する大学職員もいます。
圧倒的に多い理由は、他大学への転職ですね。私も他大学への転職を経験しています。
大学により雇用条件が異なるため、大学によって年収が大幅にアップするということもあります。
一概にはいえませんが、大学の運営は学生が納める授業料で成り立っています。
そのため、毎年安定的に学生が集まる有名大学では雇用条件もよくなる傾向があります。
大学職員の仕事に向いている人はどんな人だと思いますか?
大学職員の仕事に向いているのは「与えられた仕事をまじめにこなせばきちんと評価してもらえる、安定した職場で働きたい人」です。
年功序列であるということは、逆にいえばまじめに与えられた仕事をしていけば組織の中でレベルアップしていくことができるということです。
成果を上げないと後輩に役職や給料で抜かれる…といったようなことは基本的にありません。
一方で、若くてもどんどん意見が通るような風通しの良い職場で働きたいという人にはきついと感じる部分があるかもしれません。
中には、高い志をもって大学改革を実行するんだという大学職員もいますが、意見が通りやすい環境ではないのが実情といえます。
そのような方の中には、大学職員を辞めて一般企業に転職する方もいるぐらいです。
学生のために少しでも良い環境を提供したいという気持ちを根気強く持ち続ける能力が必要かもしれません。
大学職員になるためにはどのような転職活動をすればいいですか?
大学職員の募集は、各大学のホームページなどでも知ることができます。
ただ、日本には700以上の大学がありますから、これらの情報全てを自分でチェックするのはきついです。あまり現実的ではありません。
少しでも早く大学職員の仕事に転職したい方は、転職サイトに登録しておいてエージェントから求人が出るたびに連絡してもらうのが良いと思います。
大学にもよりますが、有名大学の職員はとても人気の職種です。
求人が出たらできるだけ早く応募しないと枠がうまってしまいますから、求人情報は常にリアルタイムで情報として得ておく必要がありますね。
大学職員の採用試験はどんな感じで進みますか?
大抵の大学職員の採用試験は、面接1回で終わるケースは少ないと思います。
私の場合は、「書類選考→テスト(SPIのようなもの)→集団面接→個人面接→最終面接」といった順番で選考が進んで行きました。
一つ一つクリアするために、その大学の情報をインプットし、面接練習を繰り返し行うのが良いと思います。
いかに徹底的に準備できるかが、内定をもらうポイントとなるでしょう。
これから大学職員に転職したい人向けに、アドバイスをお願いします
大学職員は、外資系の企業に転職してエリートになりたいとか、将来は起業して社長になりたいという人にはきついかもしれません。
一方で、安定的に仕事をしながらワークライフバランスもしっかりとりたいという方には非常に適しています。
大学職員は非常に安定した福利厚生が得られる職場です。
基本的に残業なしの事務職の仕事で、20代で年収500万円超という仕事はなかなか世の中にないでしょう。
必然的に人気の職種で、応募者もたくさんいます。
これから大学職員を目指す方は、転職サイトを活用するなどして、漏らすことなく常に求人情報に対してアンテナを張っておくことを心がけてください。
特別な才能や学歴がないと転職できない仕事ではありませんから、未経験でもチャレンジしてみる価値はあると思いますよ。
終わりに
「今すぐは転職するかどうかわからない」という人も、
転職サイトへの登録は今やっておきましょう(無料でできます)
転職活動は、あなたの人生に大きな影響を与える重要な決断ですから、
「今の職場で追い込まれてしまい、どうしようもなくなって転職」ではなく、
「精神的に余裕があるときに、長期的な視点で転職活動を始める」というのが理想です。

仕事のストレスが限界に達してしまうと、
新しい行動を起こすのがとても苦しくなります。
辛い気持ちをそのままずるずると放置してしまうと、深刻な事態になる可能性が高いです。
あなたの職歴や希望年収にマッチした最新の求人がメールで送られてきます。
気になった求人情報をブックマークしておくだけでも、
「今の職場がどうしても嫌になったら転職すればいい」という選択肢を持つことができます。
転職サイトは無料で使うことができますので、まずは、
「自分はどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
の情報リサーチから初めて見るのが良いですよ。
↓おすすめの転職サイトはこちらです。

- パソナキャリア
取り扱い求人16000社(!)の大手転職会社です。
ここを使えば「応募できる求人が1件もない」という状況になることはまずないです。
転職活動は初めて…という人はここを使うのがおすすめ。 マイナビエージェント
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未経験から挑戦できる仕事がたくさん登録されていますので、
これから社会人としてキャリアスタートの方はここを使いましょう。- MSジャパン
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