大手チェーンの飲食店の店長の仕事内容ってどんなものでしょうか?
店長=お店で一番エライ人だから、けっこう楽なんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
自分でお店を所有しているオーナー店長なら別ですが、チェーンで働く店長ってサラリーマンですからね。
お店では責任者でも、会社の関係では上司がいてノルマもあります。
この記事では、全国チェーンの飲食店で店長をしている私が、
飲食店の店長の仕事内容についてくわしく解説します。
いま飲食店で働いている人や、これから店長を目指す人にぜひ参考にしていただければ幸いです。
ぜひ、最後までお付き合いください。
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この記事の目次
飲食店店長の仕事内容を大きく分けるとこの4つ
↓飲食店の店長の仕事をおおざっぱにわけると以下の4つがあります。
- 数字の管理
- 人の管理
- お店の管理
- 店長会など自分の上司との関係
もちろん、細かい仕事まで含めるとこれ以外にもいろいろありますが、大きく分けるとこの4つですね。
それぞれの内容について解説していきます。
1.数字の管理
私も入社するまで知りませんでしたが、飲食店には様々な数字があります。
一番わかりやすいのは、「売上」つまり、どれくらい商品が売れたのかです。
でもそれだけじゃありません。その商品を作るために、いろんな数字が動いているんです。
言葉だけ並べますが、「原価率」「人件費」「広告宣伝費」などの販管費(販売費及び一般管理費の略です)や、売上が前月、去年対してどーだったとかです。
つまり売上だけ上げればいいというわけじゃないんです。
大事なのは「利益」つまり、すべての経費を差し引いてお店に残るお金です。
例えば、売上を上げるために、必要以上のスタッフを配置しました。
そうすると、その分「売上」はあがるかもしれませんが、「人件費」も一緒にあがりますよね。
これは一つの例えですが、常に数字を意識しながら仕事をする必要があります。
2.人の管理
これは主に一緒に働いてくれるスタッフさんに関する仕事ですね。
具体的には、
- スタッフの教育
- スタッフの採用
- シフトの作成
- 必要な指示出し
などです。
この中でも私は「シフトの作成」に苦労しています。
この記事を読んでくれている人の中には、アルバイトで飲食店で働いていた人もいると思います。
そのお店、勤務シフトきちんと出ていましたか?
出ていたならそこの店長さんは仕事ができる人です。
私は、毎回シフトをスタッフに掲示するのがギリギリなんです。
なぜかというと「シフトが埋まらないから」です…。
シフト=お店の営業に必要な人数がそろわないということは、
残りのスタッフがそれを補わないといけないということです。
どうしてもシフトが埋まらない時に何をするかというと、スタッフと交渉するんです。
必然的に、勤務シフトの掲示がギリギリになってしまいます。
お店の営業は「人の確保」が一番のキーポイントだと私は思います。
3.お店の管理
お店の管理とは、
- お店の「清掃」や「衛生面」
- 調理器具や食器など「お店の備品」
- よくお店の入り口にある「商品サンプルケース」
などなど、先程お話した「人」ではなくて、「物」の管理のことをいいます。
特に、飲食店は人の体に入るものをあつかう商売なので、衛生面の管理はとても大切です。
客席のテーブルやイス、調理場の中など、毎日営業をしていると毎日汚れます。
更に最近は、コロナウイルスの感染対策も追加されているので余計に大変ですね。
私は曜日ごとに重点項目を決めて、
毎日やる掃除の他にそれもやってお店をきれいにしています。
4.店長会などの会議への出席
飲食店の場合、会議といっても種類が2つあります。
ひとつは近隣の同じ屋号の店舗の店長を集めて行うもの。
もうひとつは、そのお店がどこかのテナントとして入居している時に、オーナーの号令で集まるもの。
どちらも毎月1回は必ずあります。
どっちの会議が大変だと思いますか?
答えは同じ屋号の店長が集まって行う会議です。
これには、エリアを管轄するスーパーバイザー(つまり店長の上司にあたる人)が出席するからです。
私が参加する会議は、ほぼ毎月本部の営業本部長が参加し、更に年に数回社長も参加しています。
毎月会議の前は憂鬱ですね。
【損失がでかすぎ】向いてない仕事で人生を浪費するな
- この仕事、自分には向いてないと感じる…。
- やりがいをまったく感じない。毎日何も楽しくない。
- 職場の人たちがぜんぜん好きになれない…。
↑こんなふうにモヤモヤしながら働いている方、
きっと多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。
それは「自分に合ってない仕事や職場で、人生の貴重な時間を浪費するのは、本当にもったいない」ということです。
20代で年齢的にうちはまだいいかもしれません。
何ごとも経験だから…。
でがまんできる人もいるでしょう。
でも、これがこの先30年以上ずっと続く…と考えた場合どうでしょうか。
例えば、いま25歳の人なら定年が65歳として、
あと40年(…!)は仕事人生は続きます。
つまり、仕事って人生のほとんどの時間をかけてやっていくものなんですよね。
どうせならやりがいを感じられる仕事の方がいいと思います。
自分に向いていない仕事で、
毎日苦痛を感じながら生きていくなんて、
いったいなんのために生まれてきたんだ…。
って感じても不思議はありません。
(むしろ自然な感情でしょう)
ですが、残念ながらほとんどの人が
「みんながまんしてるんだから…」
で自分も我慢してしまうのが現実です。
どんな仕事でも「向いてる/向いてない」が絶対にある
これはすべての種類の仕事についていえることですが、
仕事って向いてる/向いてないが絶対にあります。
例えば営業マンの仕事。
ものすごくまじめに頑張ってるけど、
なぜか成果が出ない人っているんですね。
その一方で、毎日テキトーに仕事してても、
キャラや見た目の良さでポンポン成果を出してしまう人っています。
事務職でもこれは共通です。
毎日、一生懸命やってるのになぜか職場で嫌われたり、
足を引っ張られたりする人がいる一方で、
どんなにミスをしてもなぜか許されちゃうみたいな人っていますよね。
私も新卒入社した会社で営業配属だったのですが、
ダメダメでした。
本当に嫌で嫌でしょうがなくて、
毎日やめたい…と感じながら働いてましたね。
↑当然ながらこんな働き方で成果なんて出ません。
私がモタモタしているうちに、
楽しみながら仕事をしていた
同期たちにはどんどん差をつけられました。
同期入社の連中はどんどん成果を出し、
役職付きになって昇給していくのに、
自分だけずっとヒラ社員の安月給…。
まわりからも「あいつは仕事ができない」と見下され、
自分でもそんな自分がどんどん嫌いになっていく…。
↑これめっちゃつらいです。
その後どうしても耐えられなくなって
事務系の仕事に転職をしたのですが、
こちらは自分に合っていたのか、
割とすぐに成果を出すことができました。
営業マン時代は完全に「無能」あつかいされていた自分が信じられないぐらい、
すんなりと仕事内容を覚えられたんですね。
仕事には「向き不向き」があるのを痛感した瞬間でした。
仕事がちゃんとできると、職場内での人間関係もスムーズになります。
一緒に働く人たちも「あいつは役に立つ」と認めてくれますから、
仲間として受け入れてもらえるんですね。
「向いてない仕事でがんばる」のは損失が大きすぎる
「好きこそものの上手なれ」ってことわざがありますが、
仕事に関してはこれほんと真理だと思います。
本当はもっと力を発揮できる仕事があるのに、
たまたま自分に合わない仕事を選んでしまったばっかりに、
苦しい思いをして働いている…。
↑こういう損してる人が多すぎます。
仕事なんて実際に現場に出てみるまでは
向いてる/向いてないなんてわからないので、しかたないんですけどね。
逆に言えば、いまうまくいっていない人にも必ず
「これならやれる」って思える仕事はあります。
ただし、まったく未経験の仕事に転職するのって、
年齢が高くなるほど難しくなるのにも注意です。
今の仕事が合ってないと感じている人は、少しでも早く対策をとりましょう。
自分に向いてる仕事を見つける方法(ハロワは使うな)
どうすれば自分に合った仕事を見つけられるのか?ですが、
まずは情報収集から始めましょう。
- いま現在、世の中にはどんな仕事があるのか?
- 自分の性格で向いている仕事ってどういうものなのか?
- どういう仕事をしている人が給料高いのか?
- どういう業種にニーズが集まっているのか?
- どういう業界が今後も伸びていくのか?
↑こういったことについての現状把握から始めることがたいせつです。
なお、求人はハロワとかでも一応は探すことができますが、
正直ブラック求人が多いので避けた方が良いですね。
ハロワって政府が「本当に本当に仕事がなくてどうしようもない状態の失業者」向けに提供しているサービスです。
はっきりいって生活保護と同じレベルの最低限のサービスなので、
最後の手段ぐらいに考えておきましょう。
普通に高校や大学出てて、
普通にネット使える環境の人は転職サイトを使いましょう。
転職サイトは無料サイトなので、お金がかかることはありません。
自分の年齢・職歴に合った転職サイトを使うのが重要(じゃないと門前払いを食らう)
転職サイトを使う場合には、1つだけ注意点があります。
それは、自分の年齢や職歴に合った転職サイトを使うことです。
転職サイトっていろんな種類があって、
↓こんな感じでそれぞれ利用者層が違うんですね。
- 30代〜40代のベテラン向け求人をメインであつかう転職サイト
- 20代若手向けの求人だけをあつかう転職サイト
- 金融業界の求人だけを専門であつかう転職サイト
- 経理職の求人だけを専門であつかう転職サイト
- 薬剤師や看護師など特定の資格を持つ人向けの転職サイト
例えば、20代若手の人が30代〜40代のベテラン向けの転職サイトとか使っても、
まず応募できる求人なんて出てこないです。
自分に合っていない転職サービスで仕事を探してしまうと、
マッチする求人件数0件…みたいな状態になってしまうので注意してください。
(いわゆる「門前払い」です。これってまじで絶望的な気分になります)
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↑無料アカウント登録で求人検索機能を使えます。
(年収や残業時間などのくわしい情報を指定して検索できます)
転職支援サービスは、
自分の状況に合ったところを使う。
(20代は20代向け、未経験者は未経験むけのところ)
↑これは転職活動のコツというか鉄則です。
ネット使い慣れている人でも、
意外に見落としがちなポイントなので注意してください。
自分にマッチする求人は「探す場所」さえまちがえなければ、
誰でもちゃんと見つけることができますよ。
無料アカウントを作っておくと、
自分にマッチする求人が出た時に最速で通知してもらえたり、
「こんな職種もありかも?」的な情報メールが定期的に受け取れます。
自分ではまず思いつかないような
意外な仕事の選択肢を知れたりしますよ。
未経験の職種に挑戦する場合、
はば広い選択肢の中から仕事を選ぶのが大切ですからね。
世の中で不況で「若い人は仕事なんてどこにもない…」とかとんでもないウソです
日本の若年失業率はたったの3.7%です(世界平均は13.6%)
仕事は探す場所さえまちがえなければ山ほどあるんです。
あと、学生時代の就活ってある程度は選択肢がしぼられてましたよね。
(ある程度の大手企業に行こうと思ったら営業マンしかない…など)
でも、いったん社会人になった後の転職活動って、
選択肢がものすごく多いんです。
人事やマーケティングといった人気職種も、
未経験OKの求人がたくさんありますし、
最初から「将来の幹部候補」などのかたちで募集されている求人も多いですよ。
いざというときの選択肢を確保しておくのが重要
転職支援サイトで無料アカウントを作ったら、
自分の年齢や職歴・希望年収などを入力しておきましょう。
条件にマッチする求人を定期的にメールで配信してもらうことができます。
自力で探していたらまず気づけなかった選択肢にも気づけますよ。
↑日常的に送られてくる求人メールをチェックしておいて、
気になったものを情報としてストックしておくのがコツです。
これやっておくと、
「今の仕事がどうしても辛くなったら転職もある」
という選択肢を持てるのが大きいです。
疲労とストレスで倒れる前に転職という対策を打てます。
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