- 証券営業からの転職先はどこが良い?
- 転職で評価される経験や知識とは?
- 転職で年収アップに成功するコツは?
証券営業ずっとやってるけど、
さすがにこの仕事つらすぎ。もう転職したい…
↑こんなふうに思ったことありませんか?
証券営業は「最強レベルにきつい営業」と言われることもある職種ですから、無理もありませんよね。
証券営業がどうしてもつらいなら、
異業種への転職も検討しましょう。
最強レベルにきつい証券営業を経験してきた人なら、
その経験を活かして活躍できる転職先はたくさんありますよ。
(正直、証券営業に比べたらかなりイージーと感じるぐらいです)
この記事では、証券営業から転職したい方におすすめの転職先を紹介します。
転職先から高い評価を得るコツについても解説しますので、
新天地で新たな一歩を踏み出したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
証券会社のリテール営業経験者におすすめの転職先4つ
1. 信託銀行の営業職
個人的におすすめなのが、証券営業から信託銀行営業への転職です。
というのも、信託銀行の平均年収は銀行や証券会社よりもベースが高いんです。
初年度から500万円~スタートのところが多いでしょう。
その一方で、歩合給の割合は証券営業にくらべると少なめになります。
固定給高めの落ち着いた環境で、
金融の業務知識を活かして働きたい人に適した転職先と言えるでしょう。
信託銀行での業務は証券営業での業務とかなり似ています。
これまでの業務知識や実務経験を活かすことができる転職先といえますね。
信託銀行は銀行業務はもちろん、金銭や証券などの信託業務をメインとしていますが、
意外と何をしているところなのか知られていません。
実は、通常の銀行ではできないスキームの商品を取り扱ったり、
証券会社では取り扱うことのできない金銭債務などの運用提案も行ったりしています。
様々な財産的価値のあるものを取り扱っているので、
幅広い業務を経験できるのも魅力ですね。
2. 保険会社の営業職
生命保険や損害保険会社の営業は、
証券営業マンとしての資格知識や販売経験がフルにいかせる職種です。
年収は証券営業と同じくらいで、
平均400万円程度からスタートになるでしょう。
もちろん、実績が重視される仕事ですから、
販売すればするほど給与アップが可能ですよ。
生命保険や損害保険に加入する顧客は、
ファーストコンタクトの時点でそもそも加入の必要性を感じている人が多いです。
証券営業の開拓営業などと比較すると、営業としての難易度はかなり低いと言えるでしょう。
これまで証券営業をしてきた方は、即戦力としての活躍が期待できます。
保険会社では、変額保険・生命保険・外貨建て保険などの商品を扱い、
↓以下のような業務を担当します。
- 保険の窓口のように来店者の対応をする
- 自分から個人宅へ営業をし契約をとりにいく
- 代理店への売りこみ
- コールセンター対応
3. IFA(資産アドバイザー)
IFA(資産アドバイザー)は「より独立性の高い証券営業」です。
自営業=個人事業主として働くFPをイメージされる方が多いかもしれませんが、
実際にはIFA専門会社に雇用される正社員として働いている人が多いです。
給与は一部固定給与制のところもありますが、
ほとんどが歩合制で収入は個人によってかなり差があります。
20代で年収3000万円の方もいますし、
年収1億円稼ぐ方もいるんですよ。
営業力に自信がある方は力を発揮できるでしょう。
会社のブランドに頼らず個人で営業することになるので、
他の営業マンとの違いを見せる為には、
営業知識や経験が少なからず必要になります。
富裕層のお客様の紹介で新規口座を拡大していくことはもちろん、
自分でお客様を開拓していく業務の比重が多くなります。
「証券営業は好きだし実力に自信もあるけど、
もっと稼ぎたいし、もっと自由な裁量で営業をやっていきたい」
↑IFAは、このタイプの人におすすめの転職先です。
4. M&A会社の営業マン
M&A会社の営業マンは、実は証券営業から転職する方が多い職種です。
証券営業マンが持つFP資格・金融に関しての幅広い知識を活かすことができるためです。
平均年収500万円~とスタート時から高めのベースで、
歩合はやや少なめになります。
こちらも信託銀行の営業と同じく、
業務知識を活かして落ち着いた環境で腰をすえて働きたい人におすすめしたい転職先ですね。
M&A会社での業務を簡単に言うと、
企業同士をマッチングさせる仲介役のような仕事です。
売却したい企業と買収したい企業のニーズをとりもつ仕事になります。
業務にあたっては税務、法務、財務など様々な知識が必要になります。
もちろん、M&Aという仕事そのものがとても刺激的な内容ですし、
大口の契約が決まるとプラス成功報酬をもらえるケースも多いですよ。
証券営業が転職成功するコツ
証券営業から転職成功するためのコツは、
とにかく「きつい業界を耐え抜いてきたタフな営業であること」をアピールすることです。
証券営業ははっきりいってきついです。 そして、そのことは企業の人事採用担当者もよく知っています。
まがりなりにも証券営業としての仕事に耐えてきたことにプライドを持ちましょう。
あなたが営業マンとして厳しい環境で働いてきた人材であり、
転職先でも営業マンとして成果を出せる人材であることを最大限アピールしてください。
厳しいノルマを課せられながらも、
強い志を持って証券営業をしてきた方であれば、
大抵の営業職への転職は成功する可能性が高いと言えます。
これまでの実務経験を活かすならやはり営業職!
証券営業からの転職先を探す際、
これまでの経験を活かすならやはり営業職です。
幅広い商品を販売する証券営業の経験から、
臨機応変な対応力が身についているからです。
また、証券営業は幅広い年代・業種の方と接する機会が多いです。
毎日変動する相場に合わせた臨機応変な販売トークも必要です。
これらは営業マンとしてかなりハイレベルなスキルということができるでしょう。
証券営業として経験を積んだ人なら、別業界の営業でも成果を出せるはずです。
こうしたスキルや経験は、転職時の自己PRとしてもかなり高い評価を得られます。
証券営業は世間がきついと抱くイメージ通り、本当にきついですよね。
そんな証券営業を経験してきたことは、転職でもかなりの強みになりますよ。
証券営業から転職する場合の自己PR例文
証券営業の経験を自己PRをするとしたら、
↓こんな感じの例文が考えられるでしょう。
「私の強みは、どんな逆風にも負けずに目標を達成する為に努力を惜しまないことです。
証券営業では、毎月決められたノルマを達成しなければならず、時には心が折れそうになる時もありました。
しかし、持前の負けず嫌いな性格と計画性で、目の前の目標を着実に達成してきました。
目標を達成する為に日々の勉強を怠らず、どんな状況でも対応できるよう貪欲に知識を吸収してきました。
証券営業で得た金融知識や臨機応変な対応力、商品販売・対面でのトークスキルは、御社の営業でも十分に活かせると確信しています。」
ノルマを追って最後まで自分の仕事をやり遂げる力は、
どんな営業にも通じる大切な能力です。
ノルマに苦手意識を持つ人は多いですが、そこを逆について「ノルマ意識が非常に高い人材」であることを自己PRするのは採用担当者に刺さりますよ。
証券営業から転職した方の声をご紹介
私のまわりで言えば、証券営業からIFA(資産アドバイザー)に転職して成功した人ている人が多いです。
もっと自分の思い通りに自由に営業したいとの思いからIFAに転職した方は、
年収も転職前の額より何倍にも増えているそうです。
また、前職で提案の幅が狭いと感じM&Aの会社へ転職した方は、
自分がやりたいと思っていることができれば、それが転職先での大きな満足度になりますよね。