- 証券会社のリテール営業はやめとけ?
- ノルマはきつい?その分だけ給料良い?
- 職場は体育会系でパワハラって本当?
この記事では、証券営業マン5年目の方に、
仕事体験談を投稿していただいています。
(良い部分も、悪い部分も赤裸々に書いてもらいました)
これから金融業界への転職を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
証券会社のリテール営業はやめとけ?リアルな仕事内容と辛い瞬間
1. とにかく営業ノルマがきつい…
証券会社の営業ノルマは本当にきついです。
なぜならば、とにかく達成しないといけないノルマの数が本当に多いからです。
日々の販売数字の予算がきついのはもちろん、実はそれだけではありません。
実際に証券会社のリテール営業をしている私がざっと思いつく限り、
- つみたて投信契約数
- 保険販売額
- 新規資金入金額
- 架電件数
- セミナー集客数
- web面談件数
- ソリューション契約数
- 会社独自のサービス契約数
- 募集もの(期日までに必ず販売しなければいけない商品)
などが挙げられます。
こんなことまでノルマにされるの?
と不思議に感じてしまうほど、
なんでもかんでもノルマにされてしまうのです。
2. 毎日販売予算を達成しないといけない
証券会社の予算は月ごとですが、その数字を営業日数で割った数字を毎日こなさければいけないのです。
実際に、月では自分の予算を達成したとしても、「今日の分ができていないぞ!」と怒られることが多々ありました。
例えば、1カ月の手数料予算が800万円で、その月の平日が20日あった場合を考えてみましょう。
800万円÷20日=40万円を1日で達成しなければいけませんよね。
販売手数料が3%の投資信託なら1400万円程販売が必要になります。
他のノルマもこなしながら毎日達成するのはなかなか大変なんです。
3. すべては運次第?担当する顧客によって成績が左右されるのがつらい
年次が上がるとお客さんを先輩から引き継いで担当し、そこで成績をあげないといけないんです。
セミナー集客やweb面談数のノルマをいくら達成できても、結局はいくら手数料をあげられたのかが重要になります。
ノルマや予算が達成できるかは、お客さんがどれだけお金を持っているのかがかなり大きく影響してくると、実際に痛感しました。
お金持ちの人を担当できると、大きい金額で商品を買ってもらいやすいので、優位になるんです。
証券会社リテール営業の平均年収の実態
証券会社のリテール営業の平均年収は、
実務経験3年以上になると500万円〜800万円程です。
あくまでこれは平均ですので、
実際にはもっと稼いでいる人もいますよ。
そして気をつけてほしいのが、
月収に退職前払い金として数万含め、
月収額にインパクトをもたせて求人している会社もあるんです。
そういった場合、定年退職した際に一括で退職金が出ることはありません。
証券会社は辞める人が多いですからね…。
それを見落とし、月収が高いからとすぐに飛びつくのは要注意です。
また、証券外務員の資格は必須です。
未経験者の方は、先に取得しておくと選考にも有利になること間違いなしです。
証券会社のリテール営業に向いてない人の特徴
1. 経済の勉強が苦手な人はやめとけ
正直、経済が苦手な人にはかなり難しい仕事になります。
なぜなら、証券会社の営業の仕事は、毎日経済情報をチェックしてお客さんに分かりやすく状況を伝えなければいけないからです。
相場は毎日変わりますから、毎日インプットしないとついていけません!
また、商品を販売する際にも、「今の経済状況だからこれを買ってください」といった根拠を説明する必要があるんです。
私の周りでも、勉強が辛いからと会社を辞めていく人をたくさん見てきました。
そうならないためにも、経済の勉強が苦手な人はやめておきましょう。
2. 自己主張ができない人はやめとけ
お金持ちのお客さんを担当するには、自分がどれだけやる気があって、どれだけできる営業マンかということを主張しないと引継がせてもらえません。
周りの人に遠慮していてはどんどん出し抜かれてしまいます。
「課での予算に自分がこれだけ貢献した」「はじめは全く取引をしてくれなかったお客さんが、自分が担当することでこれだけ取引をしてくれるようになった」
など、どんなことでも主張できる方がいいんです。
何事にも、聞かれた時に1番に名前が挙がる人は、印象が強い人ですよね。
主張ができずに影でおとなしく仕事するだけでは、あまりできるイメージを持ってもらえないんです。
3. 罪悪感を抱きやすい人はやめとけ
自分が勧めた商品が下がってしまった、といちいち落ち込んでしまう人はやっていけません。
なぜならば、相場が上がり続けることなんて絶対になく、落ち込んでいるとメンタルがもたないからです!
証券会社に勤めていると、
「あんたのせいで損した!」
「老後の資金が減ったじゃないか!」
と叱責されることは日常茶飯事なんですよね…。
ある程度気にしないということが大切です。