
(仕事が続かない20代を待ち受ける「残酷な現実」とは?)
読者さんの質問
現在20代の男です。仕事がどうしても続かないのが悩みです。
新卒で入った会社を数ヶ月で退職し、その後転職した会社もまた数ヶ月で辞める…ということを繰り返してしまっています。
(現在すでに社会人になって3社目です。しかももう辞めたいです…)
入社当初は「今度こそ!」という気持ちで頑張るんですが、どうしてもその気持ちが長続きしません。
やっぱり原因は私の根気のなさなのでしょうか。
将来がとても不安で悩んでいるので、何かアドバイスをいただけますと助かります。
ご質問をいただきありがとうございます。
「仕事が続かない」「すでに転職を何度も繰り返してしまっている」という悩みをお持ちの20代の方は非常に多いです。
最初から「この仕事がやりたくてこの会社に入った」ということが実現できている幸福な人はいいですが、世の中の90%以上の20代はそうではないでしょう。
ほとんどの20代の人が「本当にやりたいことはこれじゃないんだけどな…」と思いながら、なんとなく社会人になるのが普通ですよね。
やりたくない仕事を全力でやる!というのはよほど精神力のある人でないと難しいものです。
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仕事が続かない20代は絶対に知っておくべき!転職市場の残酷な現実

(採用担当者から「ジョブホッパー認定」されるとかなりと不利なことに…)
まずは現状把握的な話からいきましょう。
1つの仕事を「職歴」として認めてもらうためには、最低でも3年間はその仕事を継続している必要があります。
逆に、3年以内に仕事を辞めている記録が多い人は、人事の立場では「ジョブホッパー(短期間に転職を繰り返す人)」という印象を受けてしまう可能性が高くなります。
採用を行う人事からジョブホッパー認定を受けてしまうと、あなたは書類選考や面接で、他の人に比べて不利な扱いを受ける可能性が高くなります。
なぜ会社はジョブホッパーの採用を避けたがるのか?
会社がジョブホッパーの採用を避けたがるのは、新人教育にかけるコストが無駄になるのを避けたいからです。
新入社員が一人前の社員として会社に貢献できるようになるには数ヶ月〜1年以上かかるのが普通です。
その間は会社はあなたに対してお給料をただで支払うことになります。
逆に言えば、この期間中はあなたがまったく会社に貢献しなかったとしても、会社は大目に見てくれるということですね。
しかし、新人研修の期間も過ぎ、「これからようやく戦力になってくれるかな」と思ったタイミングであなたに退職される…となると、会社としては今まであなたに支払ったお給料というコストがまるまる無駄になってしまうことになります。
人事の採用担当者もサラリーマンであることを知っておこう

(採用担当者もサラリーマン。あなたが辞める=採用担当者の評価が下がる)
そして(ここが重要なポイントなのですが)、こうした責任を問われるのはあなたを採用するという決断をした人事部なのです。
人事の採用担当者もサラリーマンですから、上司から「長く勤めてくれて、能力の高い若い人を採用するように」という指示を受けています。
そんな採用担当者は、すぐ辞めてしまう人を採用してしまうと、自分の評価がさがってしまいます。
採用担当者もサラリーマンですから、自分自身の将来のためにもこれは絶対に避けたいことなのです。
(採用活動は、採用側にとっても自分の評価が決まる真剣勝負の場だということですね)
このような理由から、採用担当者は短期間で離職を繰り返している人の採用にはどうしても慎重になってしまうのです。
それじゃ3年間は「絶対に仕事を辞めてはいけないのか?」というとそうではない

(20代のうちは、転職を繰り返してもまったく問題ない)
それでは、一度始めた仕事は絶対に3年間はやめてはいけないのか?というと、実はそうではありません。
(ここまでの話と矛盾するようですが、そうではありません。↓理由を説明します)
なぜかというと、20代という期間は転職市場では「特別なモラトリアム期間」だからです。
つまり、20代という期間は「どこの会社でも未経験から受け入れてもらえる可能性がある猶予期間(ゆうよきかん)」ということですね。
会社の採用担当者も、20代の人を採用するときには、その人の将来的なポテンシャルを見て採用可否の判断をします。
はっきりいって、20代の人の実務経験なんて誰でも似たり寄ったりですから、今までどういう仕事をしてきたか?なんてまったく重要視されていないのです。
20代の転職で重要なことは「その人が募集している仕事内容に性格的な適性があるか」「将来的に幹部候補として成長していってくれるか」という点だけです。
なんともざっくりしていますが、採用担当者もこういうざっくりとした判断基準で採用の可否を決めているというのが現実なのです。
タテマエ上、「これまでどういう仕事をしてきましたか?」ということを面接で聞いたりもしますが、はっきりいってそれらは参考情報でしかありません。
採用側もこういうスタンスですから、あなたも「20代のうちは自分が本気で打ち込める仕事を探す期間だ」というスタンスで仕事をいろいろ試してみても全く問題ないのです。
20代は、自分の天職(適職)を探すことが許されている「特別な期間」だということをぜひ理解しておいてください。
20代の転職と30代の転職は全く違う

(20代の人と30代の人とでは、転職市場での評価のされ方が全く違います)
ただし、上で述べたことは「20代の人の転職」にのみ言えることに注意してください。
20代の転職と、30代の転職とはまったく評価基準が違いますから、30代になってから20代の人と同じようなスタンスで転職を繰り返すと、取り返しのつかないことになってしまいます。
というのも、30代の人の採用では、その人のこれまでの実務経験が8割以上の決定要因となるからです。
どんなに能力がありそうな人でも、30代になってまであちこち転職を繰り返している…というのは、無責任でふわふわした人という印象しかありません。
ですから、あなたがもし現在すでに30代だったとしたら、私は「仕事はそう簡単に辞めるべきではありません」というアドバイスをします。
一方で、あなたが現在20代であるなら「これが自分の仕事です、とまわりに胸を張って言える仕事に出会えるまでは、いろいろな会社で経験を積んでも問題ない」というアドバイスをします。
もっと言えば、20代のあなたは「つらい仕事で3年間も耐える」などという無駄なことをしている時間はまったくない!ということをお伝えしたいです。
…はっきりいいましょう。
現在20代のあなたには、クソつまらないと感じている仕事や、大嫌いな人たちしかいない会社で奴隷のように毎日耐えながら働く意味はまったくありません。ゼロです。
↓※以下でくわしく説明します。
30代に突入する前に、職歴書に書ける実績を作らないといけない

(20代のうちに、履歴書に堂々と書ける「実績」を作っておくことが決定的に重要)
あなた(おそらく20代の方)に知っておいていただきたい重要なことは、「30代に突入する前に、職歴書に書ける実績を1つ以上は作っておかないといけない」ということです。
転職業界の鉄則として、「34歳転職限界説」というものがあります。
これは、どんなに遅くとも34歳(30代前半)までには何か職歴書にかけるような実績を作っておかないと、どこにも採用されなくなってしまうというものです。
30代(特に35歳以降)になると、あなたは「これまでの実績」で判断されるようになります。
この時点になっても「何も誇れる実績がない…」という状態だと、あなたは本当の意味でのジョブホッパーとして認定されてしまうのです。
これは絶対に避けなくてはなりません。
そのためには何をしたらいいのか?というと、今すぐにでも「天職」といえる仕事につけるよう転職活動を始めることが必要です。
もしあなたが今、「本当はやりたい仕事はこれじゃないんだよな…」と毎日モヤモヤしながら仕事をしているのなら、声を大にしてこうお伝えしたいです。
↓
「20代のあなたは、そんなムダなこと(やりたくもない仕事に耐える)をする意味はまったくありませんよ」と。
23歳で大学を卒業して社会人になり、適職を見つけるために3〜4回天職を経験したとしたら、あなたはもうすぐに30代に突入してしまいます。
20代の人が転職をすでに数回重ねていたとしても、「適職を見つけるために色々悩みながら頑張っているんだな」という評価をしてくれます。
いろんな意味で、20代の人は社会から求められているハードルが非常に低いのです。
しかし、今のまま(好きでもない仕事をモヤモヤしながらやっている…)で30代に突入した途端、転職市場でのあなたの評価は決定的に低くなってしまいます。
何が言いたいかというと、あなたは何としても20代のうちに天職(適職)と言える仕事を見つける必要があるということですね。
(天職というとなんだかおおげさですが、少なくとも「これが自分の仕事」と胸を張って言える仕事についている必要があります)
このように考えると、現在20代のあなたには、もう時間は残されていないことに気づいていただけると思います。
天職を見つけるために行動を始めるのは「今、この記事を読んでいるこの瞬間」なのです。
※↓それでは具体的に何をどうしたらいいのか?をここから説明します。
それでは何をどうしたらいいのか?

(「天職」を見つけるための具体的なステップとは?)
ここからは、ここまで説明した「転職市場の現実」を踏まえた上で、「それではあなたは、具体的に今から何をどうしたらいいのか?」をお教えします。
あなたが「天職」と呼べるような仕事に出会うためには何をしたらいいのでしょうか?
↓あなたも、以下のようなつらい状況からは1秒でも早く抜け出したい…!と毎日考えていることでしょう。
こんな状況は今すぐ脱出したいはず
- 毎日、なんのためにやっているのかわからない仕事を残業含めて10時間以上、機械のようにやらないといけない。
- 人間的に尊敬できない上司や先輩、そして取引先の人たちと毎日コミュニケーションを取らないといけない…。
- 家に帰ってきたら毎日クタクタ…。倒れるようにベッドに入り、気がついたらもう朝…。またすぐ会社に行かなきゃいけない。
- 自分のために使えるプライベートの時間が毎日1時間ぐらいしかない。休日は体力回復のために一日中だらだらしている。
- 職場の人間関係が最悪すぎる。気を許せる仲間は一人もいないし、みんな暗い顔で嫌々仕事をしている人ばかり…。
- 通勤電車が死ぬほど嫌い。死んだ魚のような目をした人たちと一緒に、蒸し暑くておっさんの体臭の匂いがする電車にすし詰めにされ、会社へと運ばれていく毎日…。
- こんなに頑張って仕事をしているのに、給料はまったく満足できる金額ではない。まわりの同級生がもっと多い金額をもらっていると思うとつらくなる…。
こんなつらい生活から抜け出すためには、じっくりと腰をすえ、楽しくやる気を持って全力で働ける仕事(天職)を見つける必要があります。
(あ、怪しいスピリチュアル系の話とかじゃないので安心してください。あの手の話にはなんの価値もないです)
「好きこそ物の上手なれ」の本当の意味

(人間は「大好きなことや得意なこと」でこそ力を発揮できます。逆にいえば…)
「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますね。
人間は自分が大好きなこと、やる気をもって取り組める仕事をしているときに高いパフォーマンスを発揮することができるものです。
高いパフォーマンスを発揮しながら働くことができれば、必然的にあなたはいろんな会社から引くてあまたになります。
そうなると、あなたが受け取るお給料の金額もどんどん上がっていくでしょう。
(世の中には、20代後半〜30代前半の年齢でも、年収1000万円、月収100万円以上を達成している人はごまんといます)
楽しく仕事をして、まわりからうらやまれるような高い年収をえて、人間関係も良好、会社での地位もどんどん上がっていく…。
どうせ働くなら、あなたもこういう状況で働きたいですよね。そしてそれは可能です。
そのためにはいったいどうしたらいいのか?
↓以下では、あなたが天職を見つけるための具体的なステップを紹介しますから、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ①:自分の性格に合った仕事を客観的に知る

(まずは「客観的な自分の職業適性」を知ることが大切)
上で「好きこそ物の上手なれ」という話をしました。
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ステップ②:正しい転職活動のやり方を知る

(新卒の就活と同じ!…で転職活動すると失敗する可能性大)
上の適職診断によって「自分の適性」を客観的に理解したら、いよいよ「会社探し」を始めます。
このとき、「新卒の時の就活の延長線上」で転職活動に突っ走ってしまうと失敗しますので注意してください。
学生時代の就活と、社会人になってからの転職活動は全く別物です。
就活の知識に基づいて「これでいいはず」という形で社会人としての転職活動を始めてしまうと、高い確率で失敗してしまうのです。
(そもそも採用されない、まったく希望していなかった会社に採用されてやりたくない部署に配属されてしまう、年収が転職前よりもダウンしてしまう…という最悪な結果を招いてしまいます)
終わりに
「今すぐは転職するかどうかわからない」という人も、
転職サイトへの登録は今やっておきましょう(無料でできます)
転職活動は、あなたの人生に大きな影響を与える重要な決断ですから、
「今の職場で追い込まれてしまい、どうしようもなくなって転職」ではなく、
「精神的に余裕があるときに、長期的な視点で転職活動を始める」というのが理想です。

仕事のストレスが限界に達してしまうと、
新しい行動を起こすのがとても苦しくなります。
辛い気持ちをそのままずるずると放置してしまうと、深刻な事態になる可能性が高いです。
あなたの職歴や希望年収にマッチした最新の求人がメールで送られてきます。
気になった求人情報をブックマークしておくだけでも、
「今の職場がどうしても嫌になったら転職すればいい」という選択肢を持つことができます。
転職サイトは無料で使うことができますので、まずは、
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