
(不動産営業マンの末路とは?)
- 不動産業界で長く働くとどんな将来が待っている?
- 不動産営業マンの末路は?
- 退職強要や、地方支店に島流し…なんてことも?
この記事では、不動産営業マンとして長年働いた先に待っている将来の例をいくつか紹介します。
不動産業界というと「成果を出せばめっちゃ稼げる…!」
という華やかなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
(高級車を乗り回したり、20代で年収1000万円!とか)
しかし、必ずしもそううまくいくケースばかりではないのが現実なんですよね…。
これから不動産営業マンに転職することを検討している方は参考にしてみて下さい。
この記事を書いた人
不動産賃貸営業マンに未経験転職しました。地元の不動産業者にて経験10年目です(宅建士資格あり)
トラブルに遭遇したり、業界の裏側見てしまったり…といろいろ珍体験あり。不動産業界のリアル体験談を書きます。
この記事の目次
不動産営業マンの末路(ネガティブ編)
まずは不幸な末路をたどった不動産営業マンの例から紹介します。
(後で成功した例も紹介しますので、どうか希望は捨てないでください)
1. ド田舎の支店へ飛ばされる(島流し)
私の職場には、不動産取引のために日々多くの不動産営業マンが出入りしています。
(よその不動産会社の営業マンともよく話をします)
取引先の大手不動産業者のNさんもその中のひとりでした。
彼は、人柄は良いのですが契約書のミスが多かったり、資料が揃っていなかったりと残念な点が多く、私たちも困っていました。
そんな中、ある取引の最中にNさんが担当から外れ、別の年配の営業マンが担当することになりました。
聞いたところによると、Nさんはとにかく忘れ物やミスが多く職場でもうまくやっていけず、周囲からは無能扱いされていたのです。
顧客の要望だけでなく上司や同僚の頼み事も満足に果たせなかった彼は、都会から田舎の支店へ異動を命じられたのです。
島流しというと聞こえは悪いですが、クビにならなかっただけ幸運だったのかもしれません。
>>高年収な不動産営業マンになりたいなら絶対に知っておくべきたった1つのこと
2. 肉体的にハードな部署やクレーム対応部署への左遷(実質的な退職強要?)
私の職場の30歳男性Bさんは、強制退職を強いられた営業マンでした。
彼は、会社の方針で物件オーナーに向けた補助金目当ての外壁塗装工事の営業をすることになりました。
他の同僚たちは与えられたオーナーのデータを元に電話、訪問する中、彼が積極的に営業をかけたのはたったの5人でした。
彼は与えられた50人のオーナー情報の中から「塗装工事の必要のないオーナーに営業したくない」と言うのが理由でした。
当時は補助金目当てに必要のない工事をあたかも必要であるかのように説得して外壁塗装工事会社から紹介料をもらう不動産業者が存在しました。
同僚が次々に塗装工事の契約を取り付けてくるのに対し、彼が契約したのはたった1件でした。
成約率としては高いので評価されてもいいはずですが、会社側は彼が指示に従わなかったことが気に入らなかったでしょうね。
彼はその後、クレーム対応窓口や看板の設置・撤去など肉体労働の多い部署へ追いやられました。
彼は雑談を通して信頼関係を築き、取引することにやりがいを感じていたので、会社に不信感を募らせていきました。
これを「退職強要」と捉え、数か月後退職していったのでした。
3. パシリ扱いや事故物件住みへの強要
不動産営業マンのK君は、
職場でパシリ扱いされたうえに「事故物件住まい」を強要された人でした。
K君は入社後の半年間、成績は最下位で、職場でも雑用だけでなくクレーム対応や掃除など面倒な仕事をさせられていたようです。
更にひどいのが、その取引先企業にある慣習「管理物件の事故物件要員(事故物件に住む人)」です。
物件には告知義務と言って、部屋で死亡事故などがあると「事故物件」として募集の際に告知する義務があります。
それを聞いて住みたいと思う人はほとんどいませんよね。
管理物件で事故が起きるということは、空室期間が長くなる可能性があり、その部屋の分だけ家賃収入がなくなり、不動産屋としては痛手になります。
それを避けたい会社側は、なんとしても誰かを入居させたいのです。
そんな役回りを引き受けなければならなかったのが、成績の悪いK君でした。
当時の不動産業界では、「1回、誰かが住めば告知義務はない」という考え方があったので(告知義務がある、という考え方の人もいました)、その「1回住む人」というのは貴重な存在でした。
先輩からの無言の圧力を感じていた彼は、笑って承諾し、事故物件に引っ越したそうです。
彼は今も変わらずパシリ扱いを受けながらも仕事を続けています。
メンタルの不調で退職
Aさんは、新卒入社・1年後にメンタルの不調で退職した真面目すぎる男性営業マンです。
彼は朝早くから夜遅くまで顧客の電話にはすぐ対応し、頼んだ書類は必ずその日のうちに持ってくるという真面目な青年でした。
初めは希望とやる気に満ち溢れた爽やかな青年だったのが、真面目ゆえに小さなクレームやミスにも心を痛めてしまい日に日に暗くなっていきました。
最終的にはメンタルの不調で退職し、近くのスーパーで品出しの仕事をするという悲しい結末となりました。
>>高年収な不動産営業マンになりたいなら絶対に知っておくべきたった1つのこと
プライベートの破綻(離婚その他)
私が不動産業界に入社した当時、驚いたことがありました。
それは、職場内でも取引先でも男性の離婚率が高いことです。
私の職場でも8割以上は離婚経験者でした。
ひっきりなしに掛かってくるクレーム電話に対応し、契約に神経をすり減らし、顧客の予定に合わせて休日出勤している姿をみると、家族とゆったり過ごす時間がないということに気づきました。
彼らのストレス解消方法はお酒やギャンブルで、奥さんとはほとんど口を聞かなかったといっていました。
いかにも女好きな風貌の人たちが集まっている不動産会社では、取引先を集めて夜の町に出かけていましたね。
遅くまで若い女性たちと楽しそうにお酒を飲んでいるのも離婚の原因ではないかと思います。
>>高年収な不動産営業マンになりたいなら絶対に知っておくべきたった1つのこと
不動産営業マンの末路(ポジティブ編)
ここからは明るい未来を手に入れた不動産営業マンたちの例を紹介しましょう。
不動産営業マンは良くも悪くも「結果がすべて」の世界です。
過去の学歴や職歴なんてまったく関係なく、
営業成績を上げている人間がすべてを持っていく世界なんですね。
1. 独立開業や他業種への転身
職場のデキる人たちは、入社当時から取引先や顧客と信頼関係を構築し、少しずつ成績を伸ばしてきました。
私の知人である不動産売買担当の女性営業マンは、独立開業して今は細々と紹介を受けた人のみと取引してのんびりとやっています。
他にも、不動産賃貸営業から買取営業など異職種で活躍したり、建売業者などに転身して年収アップに成功した人もいます。
そこで培ったノウハウを利用して不動産管理システムや清掃業者など、それに関連するサービスの会社を立ち上げて成功している人もいましたね。
2. よりリッチになっていく不動産営業マンも
賃貸営業だけでは物足りず、売買営業へとステップアップし、今は不動産会社を立ち上げてよりリッチに暮らしている若手社長もいます。
もともと、異業種から25歳で不動産業界に入り、5年間で賃貸、売買を学び、地域のネットワークを活かして独立しました。
年配の不動産屋が多いエリアに30歳の若者が参入してきたことで、意外にも不動産業者からもかわいがられ、若い力として頼りにされるようにまで成長しています。
不動産営業マンだったころは中古の古いプリウスに乗っていた彼が今では高級車を乗りこなす新進気鋭の若社長として注目されているのです。
【ブラックにまちがえて入ると地獄】不動産転職で気をつけるべきたった1つのこと

(不動産業界はブラックとホワイトの差がめっちゃ激しいんです)
不動産業界ってブラック企業とホワイト企業の差がめちゃくちゃ激しいんです。
まったく同じ仕事をしていても、
- ブラック企業で安い給料で搾取されてる人と、
- ホワイト企業で高年収を実現している人
↑この2種類に分かれてしまうのが現実なんですね。
なので、すでに不動産業界で働くことは決めている人も、
どの会社の求人に応募するか?
のしぼりこみにはくれぐれも注意して下さい。
私も経験があるんですが、
「とりあえず不動産業界に入れたらどこでもいいや…」
↑みたいな感じで転職活動すると、
ほんと地獄を見ることになりますよ。
(私はまちがえてブラックに入ってしまい、その後転職しました。
今思うと、ほんと無駄な時間と労力でした)

不動産業界で働くなら、
仕事の成果をお給料というかたちできちんと評価してくれる会社に入らないと絶対後悔しますよ。
お金はたくさん稼げるに越したことはないですからね。
- 未経験で転職する人も、
- 経験者として転職する人も、
しっかりと応募求人をしぼりこんでホワイト企業に入りましょう。
不動産業界で働くなら、ここだけは絶対にこだわってください。
ブラック企業に入ってしまうと、
まじで人生の一定期間をドブに捨てることになりますんで。
不動産求人「だけ」がのってる転職サイトで情報リサーチするのがコツ

(ライバルには差をつけるべし!不動産業界専門の転職サイトを活用しましょう)
ブラック企業に絶対に入りたくない人は、
で求人を探すのが良いです。
不動産業界専門の転職サイトなので、
↓以下のような条件の良い求人を見つけることができますよ。
(リクナビなどの一般向けサイトと比べて、
年収やワークライフバランスなどの質が高い)
↓この他にも、以下のような感じの不動産求人があります。
不動産業界って、どこで求人を探すか?
はめっちゃくちゃ大事なのでくれぐれも注意して下さいね。
(リクナビとかで探すとブラックに入ってしまう可能性代)

- 20代でも年収1000万円を狙える不動産売買営業の求人
- ワークライフバランス重視で働ける不動産賃貸営業の求人
- だれもが名前を聞いたことのある超大手不動産企業の求人
- 最初から幹部候補で入社できる実務経験者むけ求人
- 宅建士など不動産資格を活かせる不動産求人
- 学歴不問でフリーターやニートから挑戦できる未経験OKの求人
\ 不動産業界専門!ホワイト求人多数あり!/

今すぐ転職するかどうかはわからないという人も、
転職サイトの無料アカウントは作っておきましょう。
サイト内で希望年収や企業規模などを入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに通知してもらえるので見逃しがくなります。
条件の良い求人って早い者勝ちなので、
情報リサーチでライバルに負けないようにしないとダメです。
↑こういうのって精神的に余裕のあるうちにやっとく方が良いです。
日常の疲労やストレスが限界になると、
転職サイトに登録するという簡単な作業でもやる気がなくなるからです。
(そうなるといつまで経っても苦しい状況から抜け出せなくなります)
あと、普段から転職サイトで求人情報を
こまめにチェックするくせをつけておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら、別の選択肢(転職)もある
と気付けるのが重要なんですよね。
いい意味での逃げ道を普段から作っとくのが大事ですよ。
転職サイトにはいろんなところがありますが、
不動産業界はホワイトとブラックの差が激しいので、
必ず不動産業界専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。
不動産業界は求人を探す場所をまちがえてしまうと、
地獄のような環境のブラック企業で搾取されることになります。
私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますよ。
このブログを最後まで読んでくださったあなたは
ぜひ転職活動を成功させ、
ホワイトな不動産会社で
ワークライフバランスを維持しつつ高年収
になってください。

↓まずはあせらず情報リサーチから始めましょう。
情報量でライバルに差をつけるのが大事ですよ。
(転職サイトは不動産業界専門のものを使う)
\ めざせ高年収!不動産求人を見てみる/