- 大学職員はホワイトってよく聞くけど本当?
- 私立大学職員だと激務ブラックもある?
- 一般企業から中途採用で転職可能?
大学職員は勝ち組!とか、
ホワイト職種とか言われることが多いですよね。
ただネットの口コミはデマも多いので注意して下さい。
今回は一般企業(銀行)と大学職員の両方で働いた経験のあるものとして、
大学職員の仕事内容の実態を紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事を書いた人
新卒で地方銀行に入行し3年勤務→都内の私立大学職員へ転職しました。財務部にて授業料などの入金管理・決算〜予算作成やってます。
大学職員に転職して良かったこと・悪かったことなど書きます。
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この記事の目次
大学職員ってホワイト?ブラック?
大学職員は本当にホワイト職種と言えるのか?
残業や年収の実態を赤裸々に紹介します!
1. 定時や残業時間数について
私は都内の私立大学に勤務していますが、
私の職場では残業は基本的にありません。
↓1日のスケジュールをご紹介するとこんな感じですね。
- 9:00 勤務スタート
前日の入金管理や各部署の経費精算など - 12:00 お昼休み
同期や先輩と学食にてランチ - 13:00 勤務再開
各部署とのミーティングや通常の事務処理 - 17:00 退勤
帰りの支度をして17:05分には駅に向けて歩き出す
↑どうですかこのシンプルな働き方笑
事務作業は慣れればラクにこなせるものばかりなので、残業は基本的にはありません。
むしろ、残業をしようとすると「それは今日絶対にやらなければいけない仕事なの?もしそうでないなら、残業なんてせずに早く帰りな」と言われてしまいます。
繁忙期には多少の残業はありますが、
残業代はきちんともらえるので特に不満に感じることはありません。
ちなみに、私の2021年度の総残業時間は45.5時間でした。
(銀行員時代は300時間ほどでした…)
1年間の残業時間を計算すると、1ヶ月あたり約3.8時間となります。
実態としては決算業務(3月〜5月)によるものですね。
コロナ禍に伴いリモートワークや業務効率化は一層進められているので、
職場に拘束される時間は今後少なくなって行くと思います。
2. 大学職員の年収について
大学職員の年収はかなりいい方だと思います。
20代後半の私の場合、総支給額は560万円ほど。
手取りは450万円くらいです(毎月の手取りが25万円で、ボーナスが年間6ヵ月分)
残業やノルマも無く、有休や福利厚生も充実しているなかでこれだけの給与がいただけるのです。
一方で、人生をかけて仕事に取り組みたい!
と考えている人には向かない仕事とも言えます。
基本的な業務は事務作業であり、仕事の成果を数値化することが難しいからです。
職歴に応じて昇給していき、安定的に給与がもらえるのは魅力的なポイントです。
その一方で、やりがいや達成感を感じづらい職場であることも、大学職員という仕事を考えるうえで忘れてはいけません。
3. 年間の休日数や長期休暇について
大学職員の夏休みは1ヶ月もあります。
8月から9月中旬の時期は授業が無く、その期間は交代勤務となるからです。
ちなみに私の場合、2021年の夏休み出勤日数は14日でした。
つまり8月から9月中旬の1ヶ月半のうち、30日程度は休みなんです。
転職前には考えられない休みの多さです。
以前から気になっていた資格の勉強をしたり、長期の旅行に行ったりなど、
まとまった時間を有効活用しながら、
普段はできないことに挑戦している人が多いです。
部署内で多少のスケジュール調整はありますが、
自分の好きなように休日を取得できるのは大きなメリットですよね。
4. 職場の雰囲気や人間関係について
大学職員には「真面目」で「穏やか」な人が多いです。
日々の業績をノルマで評価される環境ではないのが大きな理由ですね。
したがって、出世競争なども無く、左遷のようなものはありません。
銀行員時代は営業として数字に追われる日々だったのであの頃と比べると天国です(笑)
また、職場全体として子育てへの理解が進んでおり、出産や育休を経て職場に復帰される人がとても多いです。
余談ですが、私も2022年度内に育児休暇を取得する予定です。
若手からベテランの職員まで、働きやすい環境があることは大きなメリットですよね。
「大学職員の求人がなかなか見つからない…」という人へ
大学職員の求人ってなかなか見つけにくいですよね。
もちろん、「とりあえず大学職員になれるならどこでもいいや…」みたいな感じで探すならたくさん見つかるとは思うんですが、
こういう探し方で見つかるのって、
たいていはブラック環境な大学職員の求人だったりします。
大学職員とひとくちにいっても、
実際に働く環境はさまざまなので注意してください。
大学職員といってもすべてがホワイトではありません。
同じ「大学職員」でも、
↓こんな感じで二極化しているのが2024年現在の実情ですね。
- ブラックな大学で働く大学職員たち
安い給料で新人研修もなくいきなり現場に放り込まれ、恥をかきながら仕事を覚えさせられ、やる気のない学生相手に誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。 - ホワイトな大学で働く大学職員たち
最初から平均より高い給料で、しっかりとした新人教育を受けることができ、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境。
残業も少ないのでワークライフバランスを実現できている人たち。
↑同じ大学職員なのに、
なぜこういう差がついてしまうのか?ですが、理由は簡単です。
毎年入学者が殺到するような人気大学と、
学生にぜんぜん人気のない定員割れの過疎大学…では、
大学職員として働く環境がまったく違うからです。
大学は、学生さんたちが納めてくれる学費によって成り立っている組織です。
大学職員の給料もそこから出ています。
なので、学生に人気がなくて学費をちゃんと集められていない大学では、
経営は苦しくなり、大学職員の給料も安くなってしまうのです。
しかも、こういう不人気大学では、
人件費を少しでも安くするために、
最低限のスタッフ数しか雇用しない傾向があります。
結果的に、職員は限界ギリギリの状況で現場をまわすことになり、
土日出勤やサービス残業の横行する、
激務ブラックな雇用環境になりがちなんですね。
「偏差値高い大学 = ホワイト職場」ではない(2023年の学生数ランキング参照)
注意していただきたいのは、
必ずしも「偏差値の高い大学=大学職員にとってホワイトな雇用環境」ではないことです。
高偏差値大学の職員になれた!
…と思って実際に職場に入ってみたら、
地獄のような職場環境で体調を崩し、
退職を余儀なくされた…。
なんてことは珍しくないので、注意して下さい。
例えば、2023年の学生数ランキング(私立大学)がこちらなんですが、
↓学生数で1位は日本大学です。
↑早稲田(2位)や立命館(3位)、慶應(6位)など、
偏差値トップクラスの私大もランキングに入っていますが、
4位に近畿大学、5位に明治大学、7位に東洋大学…と、
偏差値的にはあまり有名でないところも、
学生数ではランキング入りしている「人気大学」だったりするんですね。
先にもお伝えしたように、
大学職員の給料は学生さんの納める学費から出ています。
少しでも良い環境の大学で働きたいなら、
学費をしっかり集められている人気大学で働くことが必須になります。
大学職員として「自分の職場を選ぶ」という視点で見る場合、
見るべきなのはその大学の偏差値ではなく、
学生をたくさん集められている人気大学かどうか?であることを知っておいてください。
学校法人は「大学運営だけ」で利益を出しているわけではない
また、あまり名前の通っていない大学であっても、
ホワイトな大学職員として働けるケースもあります。
大学経営そのものがうまくいっているケースがあるからです。
大学というのは「学校法人」という組織が運営しているんですが、
学校法人は大学運営だけで利益を出しているわけではありません。
なかには大学付属の保育園〜高校の一環運営などで、
しっかりと利益を出しているところもあったりするんです。
大学を「自分が働く職場」として考える場合、
見るべきなのは有名大学かどうか?ではなく、
きちんと利益を出していて、
職員の給料や雇用環境の良い大学か?
であることに注意しましょう。
私も「とりあえず大学職員になれるならどこでも…」で転職活動し、地獄に落ちました
- 大学職員になれるならどこでもいい。
- 最初はお給料が安くても、年功序列で給料アップしていくはず。
- なので、大学職員の求人を見つけたら、とりあえずかたっぱしから応募する!…
↑これ、実は私がやってしまったミスなんですが、
「大学職員ってホワイトらしいので、
とりあえず採用してもらえるならどこの大学でもいいや…」
みたいな感じで、テキトーに転職活動していました。
(大学のサイトの採用ページを毎日チェックして、
かたっぱしから応募していました)
今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
結果的にブラックな大学職員求人に応募してしまい、
最悪な労働環境に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の大学に転職したんですが、
今から思うと、ブラック大学で働いていた期間って本当に人生で無駄な時間でした…。
これから転職活動を始める人は、
どういう大学職員の求人を狙って応募するか?
には絶対にこだわってしぼりこんだ方が良いです。
ブラックな大学にまちがえて応募してしまうと、
貴重な人生の時間をドブに捨てることになります。
ホワイトな大学職員になりたいなら、
しっかりとホワイト大学の求人を狙って応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
あとでものすごく後悔することになるのでくれぐれも注意してください。
せっかく大学職員に転職するなら、
ワークライフバランスが良いホワイト環境で働きましょう。
お給料も高い方が良いに決まってますからね。
「大学職員の求人に特化した転職サイト」で求人を探すのがコツ
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それぞれ得意分野が違うので注意しておきましょう。
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>>大学職員の実際の求人を見てみる
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結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さい。
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いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
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特に未経験で転職する人は要注意です。
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私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますからね…。
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