
(仕事選びの優先順位は?具体的な判断基準を開設します)
- 仕事選びの優先順位はどうすべき?
- 給料最優先で仕事選びをするのはNG?
- やりがいはないけど土日祝日休みで残業なし…これって魅力的な仕事?
- どんな仕事が向いているのかわからない場合はどうする?
転職活動中の方にとって、「何を優先して仕事を選ぶべきか?」は悩ましい問題ですよね。
- やりがいがある
- 給料も高い
- 休みもしっかりとれる
- 残業もない
↑こういう仕事が見つけられたらもちろん理想的ですね。
しかし、実際の転職活動はそう甘くありません。
あなたが選択肢にできる求人というのは、あなたの「持ち点」で決まるからです。
「持ち点?なんだそりゃ?」という感じですよね。
この考え方について、以下でくわしく説明しますのでぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
仕事選びの優先順位:まずはあなたの「持ち点」を知ろう
まずはあなたの現在の仕事(離職中の方は直近の仕事)をイメージしてみてください。
↓そして、その仕事に以下の5つの側面について、それぞれ点数をつけてみてください。
現在の仕事に点数をつける
- 給料
- やりがい
- 労働時間
- 将来性
- 安定性
※各要素5点、総合25点で採点してください。
↓例えばこういう人がいたとしましょう。
給料はまあまあだけど、仕事のやりがいはぜんぜんない…。
労働時間は残業が長くて不満、古い会社なので将来性はあまり感じないけど、ある程度安定している業界。
↓こういう人であれば、例えば以下のように点数をつけます。
- 給料 :4点
- やりがい:1点
- 労働時間:2点
- 将来性 :2点
- 安定性 :4点
あなたの現在の仕事の合計得点=あなたの持ち点
それぞれの要素に点数をつけたら、合計得点を出してください。
上の人の例であれば4点+1点+2点+2点+4点=13点ですね。
これがあなたの現在の「持ち点」です。
転職では、この持ち点を変えることは基本的にできません。
現在の持ち点が13点の人は、13点の求人にしか採用される可能性は原則としてないということですね。
(この13点を14点〜15点ぐらいにアップできるかどうか?が転職エージェントの腕の見せ所になります)
重要なことは、持ち点を変えることはできませんが、
その配分を変えることはできるということです。
↓例えば、上の人であれば、現在の仕事の持ち点の配分は以下のようになっているのでしたね。
- 給料 :4点
- やりがい:1点
- 労働時間:2点
- 将来性 :2点
- 安定性 :4点
- 合計点 :13点
次の転職では、たとえば「給料は多少下がってもいいから、やりがいのある仕事をしたい」と考えたとしたら、次のように配分を変えて転職先を探すイメージですね。
- 給料 :2点
- やりがい:5点
- 労働時間:2点
- 将来性 :2点
- 安定性 :2点
- 合計点 :13点
合計点は13点で変わっていませんが、給料や安定性は多少犠牲にして、
やりがい重視の転職を目指すとなると上のようになります。
これなら現実的な感じがしますよね。
給料も5点で、やりがいも5点、労働時間は4ぐらいで、将来性も5…
というような会社があればいいですが、そういう求人はよほどのエリート(すでに前職までの持ち点が多い人)でないと採用されません。
持ち点13点の人が、持ち点20点が必要な求人を望むのは、まさしく高望みというわけですね。
もちろん、長い目で見た場合には、実務経験をしっかりと身につけていき、
企業側から見て魅力的な人材にあなたが成長することができれば、あなたの持ち点はどんどんあげていくことができます。
しかし、現時点で現実的な転職を考えるのであれば、
現在の持ち点を元に求人を絞り込む必要があるということを理解しておくことが大切です。
転職はあくまでも、現在の持ち点をベースに、その配点を変えるものである、
ということをぜひ理解しておいてください。
重要なのは仕事選びの優先順位を明確にすること
繰り返しになりますが、あなたが転職できる可能性のある求人は、あなたの「持ち点」できまります。
そして、この「持ち点」の合計得点は変えることができませんが、その点数配分は変えることが可能、という話でした。
↓まとめるとこういう感じ。
ポイント
- ①あなたが採用される可能性のある求人は、あなたの「持ち点」で決まる。
- ②現在の持ち点の「合計点」は変えることはできないが、「点数配分」は変えることができる
②の点数配分とは、具体的に言えば「仕事選びの優先順位」に他なりません。
次の転職では、
- 給料を重視する代わりに多少は残業時間が長くてもいいのか?
- 給料はある程度我慢しても、やりがいがある仕事をめざすのか?
- やりがいや給料は多少がまんしても、雇用環境が良くてプライベートとの両立ができる仕事がいいのか?
↑こういう「優先順位」を、あなたの中で明確にした上で求人をしぼり込むことがとても大切です。
あなたの中で仕事に求める優先順位が明確になっていないと、どの求人を選んでいいのかがぼやけてしまい、結果として、
- 「なんとなく給料の高い仕事に応募する…」
- 「なんとなく名前の知られている会社に応募する」
- 「なんとなく残業時間が少ない仕事に応募する」
↑転職活動のやり方も、こういう「なんとなく」なやり方になってしまうのです。
もちろん、面接を行う採用担当者は「なんとなく転職活動している人」と、きちんと優先順位を決めて転職活動している人の違いには気づきます。
(採用担当者は毎日何十通もの志望動機を読み、毎月何十人もの転職希望者と面接します)
逆に言えば、あなたが仕事選びの優先順位をしっかりと決め、メリハリをつけて転職活動を行うことができれば、
まわりのぼんやりしているライバルに圧倒的な差をつけられるということでもあるのです。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
のリサーチから始めてみるのがおすすめです。
具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
転職サイトは今すぐ転職する気がない人も気軽に使うことができますよ。
マイナビエージェント
高年収な優良求人が絶対見つかる!(無料転職サイト)
マイナビエージェントは個人的に最もおすすめな転職サイトです。
未経験から高年収を目指せる求人から、
実務経験者限定のクローズド求人まで、
好条件なホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
無料で使える鉄板の大手転職サイトなので、転職活動が初めてな人も安心です。
転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
あなたにマッチする求人が出てくるたびにメール自動通知してもらうえます。
気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

転職サイトは完全無料で使うことができます。
いつでも利用をやめられますし、
変な連絡が来ることもないのでリスクはゼロです。
今すぐは転職できない人も、転職サイトを活用して情報収集から始めましょう。
転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
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転職サイトに無料登録すると、
↓こんな感じで最新の求人情報にいつでもアクセスできるようになります。

↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。