- 会社を「給料が安い」という理由で辞めるのはあり?
- 転職すると給料は下がってしまう?
- 転職で給料を上げるにはどうしたらいいの?
転職希望者の退職理由で、いつの時代も不動の1位なのは「給料が安い」という理由です。
例えば、エンジャパンの8000人に対するアンケートでも、20代・30代・40代すべての年代で「給与が安かった」は退職理由の1位になっていますね。
しかし、何も考えずに転職をしてしまうと、かえって給料が低くなってしまうケースもあります。
給与に不満があって転職したのに、転職先でさらに年収が下がってしまった…では全く意味がありませんよね。
以下では、こうした事態を避けるためにはどうしたらいいのか?について解説いたします。
転職で年収アップを実現するには「コツ」があるのです。
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転職で給料をアップさせるための3つのポイント

(「会社の給料が安い」で辞めるのはあり?)
↓転職で給料をアップさせたいなら、以下の3つのポイントは必ず押さえて置きましょう。
転職で給料をアップさせるには?
- 転職活動は在職中に始める
- 同業種・同職種で転職する
- 転職活動は転職エージェントを使おう
それぞれのポイントについて、順番に見ていきましょう。
1.転職活動は在職中に始める(内定をもらってから退職する)
面接、特に給与面の交渉は戦いの場なので、企業側に足元を見られないようにしなければなりません。
足元を見られるというのは、簡単に言えば「多少は給料が安くても内定を出せば応じるでしょ?」と企業側に思われてしまうことです。
残念ですが、離職中の転職活動では、このような状況になってしまいがちです。
離職した当初は「給料が下がるようなら内定が出ても蹴る!」という気持ちだったとしても、
転職活動が3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月…と長引くにつれて、経済的にも苦しくなってくるのが普通です。
社会人になってお給料をもらえるのが当たり前になっていると忘れがちですが、収入がない状態というのはとてもつらいものです(失業保険なんてすぐになくなってしまいます)
こういう精神状態で転職活動をしてしまうと、どうしても以前よりも悪い条件で妥協することになりがちです。
転職活動は「余裕のある時」に始めるのが鉄則
また、離職している期間が長くなると、企業からの印象も良くありません。
現職の上司などにばれないように転職活動をするのはなかなか難しいですが、給料をアップさせるためには、やはり在職中に始めた方が良いでしょう。
給料が安いから転職するという理由に、後ろめたさを感じる方もいるかもしれません。
しかし、お金というのは仕事のモチベーションに直結します。
自分のやっている仕事が給料の割に合わないと考えているのであれば、それは十分転職理由になり得ます。
面接で「給料を上げたい」を前面に出すのはNG
ただし、面接などで「給料を上げたいから転職活動しています」というのを全面的に出すのは、避けた方が良いでしょう。
採用担当者としては、「もし入社してもらっても、その後にもっと高い給料を提示する会社があれば、また転職をするのかも」と考える可能性があります。
面接ではあくまでも「自分の経験や知識、考え方でその企業にどう貢献できるのか」を伝え、
「一生懸命頑張る分だけ評価を適正にされたい。そのために現職より給料の良い企業を探していた」というかたちで伝えると良いでしょう。
2.同業種・同職種で転職する
企業側からすれば、高い人件費や紹介手数料を払って採用したからには、基本的には即戦力で働いてくれることを期待します。
そのため、業種未経験で転職をする場合、即戦力にはなりにくいと判断され、希望通りの給与を提示されない可能性が高いです。
いくら面接で自分をアピールしても、未経験ということであれば、企業は未知数な人材を採用するというリスクがあります。
即戦力になれるということをアピールするためには、現職と同業種、または同職種で転職先を探してみるのが良いでしょう。
3.転職活動は転職エージェントを使おう
現在、転職活動は転職エージェントを通して行う人がほとんどです。
↓転職エージェントは、以下のようなことをあなたの代わりに無料でやってくれます。
(エージェントにお金を払っているのは企業側ですので、あなたは無料で使えますよ)
エージェントがやってくれること
- キャリア診断
- 非公開求人情報の紹介
- 面接日程や入社日程の調整
- 年収交渉の代行
- 履歴書の添削
- 模擬面接実施(面接への同席をしてくれる場合も)
仕事は優秀でも自己アピールが苦手な人はとても多い
仕事については自信があって実際に優秀なのに、自己アピールをするのが苦手…という人はとても多いですね。
しかし、転職活動というのは「自分を商品として売り込む場」でもあります。
なので、「こういうところは他の人に負けない自信がある」ということを積極的にアピールしなくてはなりません。
(そうしないと給与アップにはなりません)
「信頼している人からのおすすめ」がもっとも信頼性が高い
自力で自己アピールするのが難しい方は、転職エージェント経由であなたの強みを伝えてもらいましょう。
エージェントに採用担当者との間に入ってもらえば、今まで経験してきたことを、その会社でどう活かせるか、どんな風に貢献していけるかを客観的な立場で伝えることができますよ。
例えば、あなたが何か通販で買い物をしようと考えているときに、誰の意見を参考にするでしょうか。
ネットの口コミやアマゾンのレビューを見る人も多いと思いますが、一番信頼感があるのは、
「あなたが信頼している人がおすすめしている商品」ではないでしょうか。
その商品を販売している本人が、「この商品はおすすめですよ!」とどれだけおすすめしても、「そりゃあんたはそういうだろうけど…」という感じですよね。
転職活動についてもこれと同じです。
採用担当者は「この人を雇用して本当にお得なのだろうか?」とあなたの履歴書をみながら値踏みしています。
このときに、採用担当者に対して、転職のプロであるエージェント経由が
「この人はこういう強みがあります。この年収で雇用できるのはかなりお得ですよ」とアピールしてもらうのは強い説得力があるのです。
年収交渉もエージェントに代行してもらおう
自分がもらう給料をいくらにするか?の交渉は難しいものです。
もちろん、ビジネスマンとして適切なお給料をもらいたいと考えることは正当なことです。
しかし、伝え方を間違えてしまうと「がめつい人」「お金次第で動く人」という印象を与えてしまいます。
これはやはりマイナスです。
悪印象を与えてしまうのを避けるには、転職エージェント経由で自分の希望額を伝えるのが良いです。
エージェントは企業との間に立って、
「入社意欲は高いのですが、あとは給与面のみが気になっているようです」といったように、カドが立たない形でうまく交渉してくれます。
もし企業側からの条件に納得できない場合は、エージェントを通じて給与条件を交渉してもらうよう依頼することもできますよ。
終わりに
「今すぐは転職するかどうかわからない」という人も、転職サイトへの無料登録は早めにやっておく方が良いです。
仕事のストレスが限界に達してしまうと「新しい行動を起こす」ということができない心理状態になっていくからです。
そのまま放置すると深刻な事態になってしまいますよ。
(私は冗談抜きでこれで命を落としかけました)
転職サイトに登録して、気になった求人情報をブックマークしておくだけでも「いざとなったら転職すればいい」という選択肢を持つことができます。
転職サイトへの登録は無料で5分もあればできる作業です。
登録したメールアドレスにあなたの条件に合う新規求人やおすすめ求人が届きますので、今すぐは転職する気がない人も登録しておきましょう。
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