- 転職エージェントが嘘をいったり、騙したりしてくることってある?
- 転職エージェントが自分のノルマを達成するために無理やり応募をさせることもあるらしい。
- 面談で紹介された求人内容がいいことづくし…。これってこのまま信じていい?
- 入社後になってから年収や職務内容が聞いていたのと違うってこともあるの?
転職エージェントに紹介された求人がいい感じだったので応募したけど、入社後になってから騙されていたことがわかった…。
↑こういうトラブル、実はまったくないわけではありません。
転職エージェントもサラリーマンですので、「今月中にこれだけの件数は採用を決めないといけない」というノルマがあります。
そのノルマを達成するために、求職者に嘘をついて無理やり採用に持っていく…ということをしてしまうエージェントも中にはいるのです。
こうした事態を避けるためには、面談の時点で担当の転職エージェントに求人内容について適切な質問をしておくことが必要です。
この記事では、転職エージェントに騙された…という状況になるのを避けるためのポイントを具体的に解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
転職エージェントに騙された…。よくあるトラブル事例 3パターン
↓転職エージェントとのトラブル事例としてよくあるのは、以下の3つのパターンのどれかです。
転職エージェントとのトラブル
- 「ここはホワイト企業ですよ!」と言われていたのにブラック企業だった。
- 年収や職務内容が聞いていた内容と違った
- エージェントの都合で希望してもいない求人を紹介された
それぞれのトラブル事例と対策方法について、順番に見ていきましょう。
「ここはホワイト企業ですよ!」と言われていたのにブラック企業だった
広告代理店勤務で残業が毎日終電近くまで続いていたKさん。
仕事に支配され過ぎて、家族との時間が減り、ストレスに悩まされる日々を送り、意を決して転職を決断されました。
転職エージェントに相談し、自分にマッチした求人企業を数社紹介してもらい、転職活動を進め、見事1社から内定が出ました。
次こそはワークライフバランスを充実されて働きたいと願っていたKさんは、エージェントに内定企業の情報を細かく確認し、自分の中でも納得し転職を決断しました。
入社後、実はホワイトだと思っていた企業は残業が当たり前で、
さらに残業手当も出ない環境でした。
転職エージェントに確認しても、そのエージェントからは入社した企業の人事からきちんと確認した情報を伝えていたと言われ、どうしようもない状況に。
後に分かったことですが、
その転職エージェントは過去にその企業に転職者を送り出した「入社実績」がなく、人事担当からの情報をそのまま伝えていただけでした。
要は人事が嘘をついていたのですが、
「転職活動中に担当キャリアアドバイザーに、他の転職者を入社させた『入社実績』があるのかを確認しておけばよかった」
と後悔されていました。
「入社実績」とは、エージェント会社が企業へ転職を決めた・入社サポートをした実績のことです。
転職エージェントに入社実績を確認することは非常に重要です。
確認するには、キャリアアドバイザーから企業の紹介を受けた際に
「この企業へ入社を決めた実績は何名くらいですか?」
「○○様(キャリアアドバイザーの名前)はこの企業へ入社(転職)サポートし、現在勤めている人とコンタクトを取れますか?実際の生のスタッフの声を聞きたいと思っております」
など、キャリアアドバイザーへ質問することがお勧めです。
年収や職務内容が聞いていた内容と違った
ある転職エージェント会社(私の勤務先とは別)を通じて転職を決め、入社後1ヶ月後に相談に来られたHさん。
「どうして入社してすぐに転職を考えているのか?」と聞くと、
事前にキャリアアドバイザーから確認していた職務内容と、入社してからの職務内容が全く違うという不満でした。
営業企画で入社したはずが、実際はノルマを持つ営業に配属。
新規開拓や日々ノルマを求められる仕事になっていました。
人事担当に、事前に聞いていた話と違う旨を確認すると、営業企画の部署は営業を経験しないと出来ない仕事だと言われ、何も言い返せなくなったようです。
Hさんは営業経験がなく、今の状況が耐えられないようで、早期に転職を決断されました。
転職活動では面接を受け内定を取ると、企業から採用条件通知書をもらいます。
内容は月収や勤務時間、休みの内容、配属部署などが書かれたものです。
この採用条件通知書には職務内容は記載されておりません。
応募する前にエージェント会社から求人票をもらうので、当たり前にその業務内容に従事すると誰しもが思います。
ただしそうではないケースがあります。
内定承諾をする前に、再度与えられるミッションや詳しい業務内容などの確認をすることをお勧めします。
エージェントの都合で希望してもいない求人を紹介された
大手転職エージェントを複数利用し、不満を持って私のところに相談に来られたYさん。
「何が不満なのか?」を聞くと、全く経験のない未経験職種の案件を無理やり受けさそうと強引な話ばかりされたようです。
実はよくある話です。
転職サイトに登録をすると、経験もない土地活用の営業や通信系の営業などの求人が山のようにスカウトされることがよくあると思います。
転職エージェントも一人ひとり売上目標を持っています。
転職エージェントによっては目標達成のために無理をする場合があるようです。
転職をサポートし入社実績が出来れば、売上が上がります。
求職者へ親身なサポートをすることがキャリアアドバイザーの役割です。
しかし、その役割を忘れて、
売上を上げることに必死になり、求職者の声に耳を傾けないエージェントがいれば、無理やり受けさそうというスタンスになります。
このようなキャリアアドバイザーを信用してはいけません。
どうすれば見極められるか。
やはり、キャリアアドバイザーに対する質問です。
下記のような質問を参考にして頂ければと思います。
エージェントにしておくべき質問
- なぜ自分にこの企業が合っていると思うのですか?
- この企業にはどんな課題があって、自分のどの経験が紹介企業の役に立つのでしょうか?
- なぜ私はこの企業に入社したら幸せになれるのですか?
いずれも基本的なことですよね。ですが、いずれも重要なことです。
質問をしたときのエージェントの反応を見て、「?」と感じる部分があったら、「エージェント自身の都合で求人に押し込もうとしている可能性大」です。注意してください。
転職エージェントに騙されないために!利用前に知っておくべき対策方法
転職エージェントに騙されないようにするために、面談でエージェントに質問しておくべき内容について紹介しました。
その他にも、エージェントを有効活用するためのポイントがあります。
それは、転職エージェントを2社以上使うことです。
エージェントにはいろんな人がいますし、エージェントが所属している求人紹介会社にも、得意とする職種と、そうで無い職種があります。
つまり、あなたの職歴や人柄を見たときに、紹介してもらえる求人の種類がまったく違うということがあり得るわけですね。
選択肢は多いに越したことはありませんよね。
また、エージェントはどこの会社も無料で使えますから、1社に限定する理由はありません。
おすすめは大手エージェントと職種特化型の専門エージェントの2社を併用することです。
それぞれの種類のエージェント会社の特徴について理解しておきましょう。
大手転職エージェントのメリット・デメリット
大手エージェントの場合は、企業開拓や企業へ求人内容のヒアリングをする「企業担当」と求職者へのキャリアアドバイザーを行う「面談担当」がいます。
「企業担当」と「面談担当」が別々の大手エージェントのデメリットは「面談担当」が企業のことを深く理解していないことです。
これは信頼性に欠けます。
専門エージェントのメリット・デメリット
専門エージェントはこの2つの仕事を一人で行っているケースが多いです。
そのため専門エージェントは、企業のことをよく理解しているので細かい質問に答えてくれるメリットはあります。
一方で、紹介企業の数は少なくなります。
大手エージェントと専門エージェントの併用がオススメ!
よって、求人数が多い大手エージェントと専門エージェントの2社を同時に使うことが転職活動を成功に導きます。
私は専門エージェントに勤務しているので、マーケティング・IT系の求人については大手エージェントと比較して優良な求人が多くあります。
具体的には、大手企業で年収1,500万円クラスのエグゼクティブ求人やベンチャー企業の役員候補など。
エグゼクティブ求人や経営層に近い求人などは大手エージェントでは扱っていないことが多いです。
大手エージェントと専門エージェントを使い分けて転職を行うことがベストです。
信頼出来るエージェントを見つけて、自分に合った最高の転職をして頂ければと思います。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
のリサーチから始めてみるのがおすすめです。
具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
転職サイトは今すぐ転職する気がない人も気軽に使うことができますよ。
マイナビエージェント
高年収な優良求人が絶対見つかる!(無料転職サイト)
マイナビエージェントは個人的に最もおすすめな転職サイトです。
未経験から高年収を目指せる求人から、
実務経験者限定のクローズド求人まで、
好条件なホワイト求人をたくさん見つけることができますよ。
無料で使える鉄板の大手転職サイトなので、転職活動が初めてな人も安心です。
転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
あなたにマッチする求人が出てくるたびにメール自動通知してもらうえます。
気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

転職サイトは完全無料で使うことができます。
いつでも利用をやめられますし、
変な連絡が来ることもないのでリスクはゼロです。
今すぐは転職できない人も、転職サイトを活用して情報収集から始めましょう。
転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
\ 高年収な求人多数あり!/
転職サイトに無料登録すると、
↓こんな感じで最新の求人情報にいつでもアクセスできるようになります。

↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。