転職エージェント経由で応募した会社で不採用になったけど、
その後になって「欠員が出たのでもう一度応募しませんか?」と直接連絡が来た。
これって応じてもいいの?
↑今回は、こうした疑問にお答えします。
採用側の企業と直接連絡すると、転職エージェントを無視するようで、なんとなく気が引けますよね。
過去に転職エージェント経由で応募したことがある企業から直接連絡が来た場合は、どのように対応するのが正しいのでしょうか。
この記事の目次
企業から直接連絡が来たらどうする?

(過去に転職エージェント経由で応募した企業から直接連絡が来たら応じてもいい?)
結論からいうと、求職者(つまりあなた)は、企業側と直接連絡を取ったとしても特に問題はありません。
企業から直接連絡が来て、その企業にぜひ入社したいと思えるのであれば、選考に進んでも良いでしょう。
(ただし、この場合には注意点があります。くわしくはこちら)
問題が生じるとしたら、採用を行う企業と、転職エージェント会社の間でのことです。
以下は求職者の立場の方は特に理解しておかないといけないことではありませんが、
「転職エージェントというのはこういう仕組みになっている」ということは知りたい方は参考にしてみてください。
過去に応募したのが1年以内かどうかが重要
「過去に応募したのが1年以内」の場合は、企業側とエージェントの間で問題が生じる可能性があります。
エージェントと企業とは、契約を交わす際に「1年以内に他のエージェント会社経由で応募がある場合は、最初のエージェントに紹介手数料を受け取る権利がある」という内容の契約を結んでいるからです。
(※必ずではありませんが、ほとんどのケースでこういう契約になっています)
逆に、「エージェント経由で応募したのが1年以上前」である場合には、何の問題もありません。
この場合は、すでに企業側とエージェントの契約は切れているからです。
さらにいうと、いずれのケースでも「応募者(つまりあなた)がエージェントを変えたい」という意思表示をしている場合には、契約内容を変更できる仕組みになっています。
どうしても「過去に応募したエージェントが嫌だ、自分に合わない」「他のエージェントから推薦してほしい」などの希望があれば、契約よりも応募者の意思が尊重されることになっているわけですね。
実際にあった事例①
半年前にあるエージェントA社から応募し、書類選考で不採用になってしまった人がいました。
その後、他のエージェントB社から同じ企業の紹介があり、志望度が高かったので再度応募することになりました。
半年前には書類選考でNGでしたが、今回は書類選考通過し、一次面接に進むことになりました。
念のため半年前に関わったエージェントへ報告すると、エージェントA社からは「権利は自社にあるので、途中段階でもサポートするエージェントがA社に変わる」と言われました。
求職者ご本人は現在のエージェントB社を希望していたので、現在のエージェントに相談し、過去に関わったエージェントと交渉をしてもらいました。
そのまま現在のエージェントB社から選考を進められることになり無事内定となりました。
実際にあった事例②
8ヶ月前にエージェント経由で書類選考NGになった企業から、なぜか直接スカウトメールが届きました。
その企業は志望度が高い企業だったので、再度チャレンジできるのであればと思い企業へ返信をし、そのまま面接に進みました。
面接を上手く進み、今回は内定となりましたが、企業から「エージェントには内緒にしてほしい」と言われ、内定がなくなるかもしれないという不安からエージェントには言わず内定を受理しました。
ただ入社してみると聞いていた内容との乖離(残業時間や業務内容、休日出勤など)が多く、早期に退職となってしまいました。
企業側が直接連絡を取りたがる理由
なぜ、採用活動を行う企業側は、求職者と直接連絡を取りたがるのでしょうか。
結論からいうと、企業側はできれば紹介手数料をエージェントに支払いたくないという事情があります。
エージェントは、自社の紹介で採用が決まったときに、「求職者の初年度の年収×報酬料率」というかたちで紹介手数料を受け取ります。
この紹介手数料は、採用を行う企業側から見ればコストです。
自社に直接応募してくれた扱いにできればこの紹介手数料は節約できますから、採用コストを少しでも下げたい企業は、求職者に直接連絡を取ろうとすることがあるのです。
企業側は、人を採用するのに予算がかかる
エージェント経由で転職が決まった場合は、企業側には「想定年収の約30%」の仲介料金が発生します。
低い企業は25%、高い企業は35%くらいの契約です。
例えば600万円の年収で内定になった場合は、エージェントには180万円(30%だった場合)を支払うことになります。
一方で企業HPからの直接採用や、企業の人事担当が直接スカウトをして採用した場合は、コストは10万円以下です。
エージェント経由で採用することは企業にとっては大きな投資になるのです。
契約ルール的に問題はないの?
企業側がエージェントを使いつつ、求職者と直接連絡をとることは、契約上は問題があります。
エージェントとしては、これをやられてしまってはただ働きになってしまうからです。
採用という活動には、コストが生じるのは当然のことです。
企業側はこれを節約するためにエージェントを使いますが、「契約違反をしてでも節約をしよう」と考える企業が、果たして優良企業と言えるでしょうか。
(例えば、日本を代表するような有料企業が、こんなことをするでしょうか?)
直接連絡を取りたがる企業はブラックな可能性大
なお、これは私の経験からいうことなのですが、
「人材を採用することに対して、細かくコストを削減しようとする企業」は何かと問題がある企業であることが多いです。
企業にとって、「ヒト・モノ・カネ」は重要な経営資源です。
その中でもヒトにお金をかけない会社は、万事につけこうした態度を取りがちなのです。
↓具体的には、以下のような感じですね。
- ボーナスが少ない
- 残業代が出ない
- 昇給が少ない
- 新人研修をしない
- 退職金制度がない
エージェントと契約違反をしてでも採用コストを抑えようとする気ぎょは、
とにかく「ヒトの確保に対してお金を出すことにケチ」なのです。
やや極端にいえば、社員という経営資源を少しでも安上がりで集めようとする傾向がああります。
もちろんすべての会社がそうというわけではありませんが、ヒトにしっかり投資する余裕のある企業を選ぶことは求職者にとっても大切なことです。
まとめ:ヒトにしっかり投資する優良企業に採用されたいなら…。
人材に対してしっかりと投資している企業に採用されたい方は、
ぜひ転職エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントは年がら年中「良い企業はないか?」と探し回っている人たちですので、あなたの職歴や希望条件に最適な求人を紹介してくれますよ。
エージェントは正しく利用すればちゃんと力になってくれますので、上手に活用してみてくださいね。
仕事つまらない・給料安い…。今の職場でこれ以上働き続けたくない人へ

(あわない仕事・人間関係のストレスでつらい働き方をしている人へ)
- 給料がぜんぜん上がらない…。もう2年以上働いてるのに。
- 人間関係のストレスが限界。上司も先輩も大嫌いな人ばかり…。
- 1ミリも興味ない仕事だけど、生活のためにしかたなく働いている…。
↑こんな感じで働いている人ってきっと多いのではないでしょうか。
仕事って人生のほとんどの時間を使ってやっていくことですから、
ストレスの多い環境だとほんと地獄ですよね。
ほとんどの人にとって今の仕事がベストの選択肢じゃないのが普通です。
学生時代になんとなく就活やって、
なんとなく安定してそうな会社に入って、
なんとなく年齢を重ねていく人がほとんどなんですよね。
ただ、こんな感じで30代後半になってくると、状況はもっと悪くなります。
「35歳転職限界説」とかいいますが、
転職って年齢が高くなるほど実務経験を求められるようになりますから、
難易度がどんどん高くなってしまうんですね。
そうしているうちに家族ができ、家を買うために住宅ローンを組んで…。
で、どんどん身動きが取れなくなっていくのが現実です。
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めるのが有利

(営業から経理、総務からマーケティングなど「職種を変える転職」は年齢制限があります)
今いる環境にどうしても限界を感じているなら、
少しでも年齢が若いうちに転職活動を始めましょう。
特に、職種を変えるキャリアチェンジ転職の場合は年齢をかさねるほど不利になります。
(営業から経理、総務からマーケティングなど)
今の仕事とまったく違う職種に行きたいなら、
どんなに遅くとも20代後半、できれば20代前半までに転職しておく必要があります。
業種業界にもよりますが、ここを逃すと未経験職種での採用は非常に難しくなるのが一般的ですね。
- 今の仕事はぜんぜん好きになれない…
- この業界でずっと働きたくない…
↑と感じている人は、
早めにアクションを起こす必要があります。

まずは「自分にはどんな選択肢があるのか?」のリサーチから始めよう

(まずは「自分の学歴・職歴でどのぐらいの求人を狙えるのか?」のリサーチから始めましょう)
とはいえ、いきなり転職活動なんてハードルが高く感じてしまいますよね。
生活費を稼がないといけないから、今すぐ転職は難しい…。
↑という人もきっと多いはずです。
転職って重要な決断になりますので慎重になるのは当然ですよね。
いきなり転職活動なんて無理…と感じる方は、
まずは「世の中にどんな仕事があるのか?」
「自分の学歴・職歴だとどんな仕事に転職できる可能性があるのか?」
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具体的には、無料で使える転職サイトでいろんな求人情報を見てみましょう。
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気になった求人をブックマークしておくだけでも、
いざとなったら転職もあるという選択肢を持つことができるんですね。
今の職場で限界が来たときに、
転職という対抗策を打つことが可能になります。
いい意味での「逃げ道」を確保しておくことが大切です。

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転職成功するのに「特別優秀」である必要はない

(ごく普通の人でも転職で成功することは可能です)
- 特別優秀なひとにぎりの人だけが高年収になれる。
- コミュ力が高くてルックスも良く人脈もないと人生負け組。
- 一流大学を出てないと出世なんてできない…。
↑こんなふうに考えている人って多いと思いますが、実はこれまったくの誤解です。
私は転職支援の仕事をしてるので、
年収700万円〜1000万円の人たちとたくさん会いますが、
彼らは特別優秀な人ばかりではありません。
もちろん、中には弁護士や会計士みたいに
特別優秀な人もいますけどね。
でも、営業マンや経理マンなど
ごく普通の仕事でも高年収の人たちもたくさんいます。

問題は「ごくフツーの人が、なぜ理想的な働き方ができるようになったのか?」ですが、
これは日頃から自分がどういう環境で働ける可能性があるのか?
の情報リサーチをしっかりやっているからなんです。
情報リサーチといえば新聞をまずイメージしますよね。
ですが、ニュースにくわしくなって年収上がった人を私は見たことがないです。
お金と時間を消費して新聞を読むぐらいなら、
転職サイトを見るようにした方がよっぽど年収アップにつながりますよ。
実際、年収高い人って今すぐ転職する予定はなくても
転職サイトに登録だけはしています。

転職サイトで希望条件を入力しておくと、マッチする求人が自動的に情報として入ってくるので情報感度が高くなるんですよね。
最新の求人情報につねにアンテナを貼っておいて、
チャンスがめぐってきたらすぐに行動を起こせるようにしておくのが大切です。
転職サイトを使った情報リサーチのやり方
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↑実際の求人情報を見てみるとわかりますが、
年収の高い仕事であっても、
特別な能力って求められていないことに気づくと思います。
サラリーマンの年収って、所属先の会社がもうかっているかどうか?でほぼ決まるからです。
逆にいうと、所属先の会社がもうかっていないと、
あなたがどんなに優秀な人であっても大したお給料を稼ぐことはできません。
これは優秀な人ほど見逃しがちな重要ポイントですね。
もうかっている会社は転職サイトに好条件で求人をバンバン出しています。
こういう情報を常日頃からリサーチしておくことがとても大切ですよ。