
(私立大学職員になるには?転職活動のコツを解説)
- 私立大学職員になるには?
- 倍率が高い狭き門って本当?
- 学歴は必要?Fラン大卒でも採用される?
- 採用される人の特徴って?
大学職員は事務職系の仕事の中では年収が高く、
雇用も安定していることから人気の職種ですね。
配属部署にもよりますが、
基本的に学生相手の仕事なのでとっつきやすい
というイメージもあるようです。
実際、ワークライフバランスは良い方だと思います。

ただ、人気職種である分だけライバルがたくさんいるのも事実です。
私立大学職員への転職を成功させたい人は、
この仕事の特徴や採用の実態をよく理解した上で、
しっかりと対策をとっていくようにしましょう。
この記事では、
- 私立大学職員になるには何をどうしたらいいのか?
- 採用確率を上げるにはどうすればいいのか?
↑について解説します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
この記事を書いた人
新卒で電気メーカー就職→国立大学職員に転職(教務課で3年)
その後、私立大に転職し経理・研究支援・補助金業務を担当。転職時には国立大2校と私大1校で内定。大学職員の転職方法を解説します。
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この記事の目次
私立大学職員になるには学歴は必要?

(私立大学職員になるには?学歴は必要?)
結論からいいますと、私立大学職員になるには大学卒の学歴が必要です。
ただし、いわゆる「一流大卒」である必要はありません。
地方の大学や(言い方は悪いですが)Fラン大学出身者であっても普通に採用されます。
採用そのものに出身大学が影響することはまず無いと言って良いでしょう。
(逆に言えば、一流大卒だからと油断していると普通に落とされます)

「自分の出身大学に応募すると採用されやすい」
みたいな口コミもありますが、基本的にはデマです。
(少なくとも私が勤めている私立大学ではそんなことはありえません)
大学職員って仕事です。
採用側(大学側)がみているのは、
この人を雇ったらどういう仕事で貢献してくれるか?です。
コネだけで採用されるなんてことはありえませんよ。
基本的には学歴フィルターのようなものもありません。
>>「高年収ホワイトな大学職員」になりたい人が絶対に知っておくべきこと
私立大学職員の採用倍率や難易度は?
私は中途採用でしたが、競争率はおよそ130倍だったようです。
この数字だけを見ると、かなり厳しいように感じるかもしれませんが、
新卒で大企業に入るのに比べると大差はないと思います。
(新卒の会社説明会とかすごい人数が応募しますよね)
また、社会人になってからの転職活動って本当にいろんな人が応募します。
応募者の中には中卒や高卒など、最初から採用候補としてかなり微妙な人も多いですから、
大卒であるというだけですでに頭は一つ抜き出た感じになると思いますよ。
この情報は、本来は機密事項ですが、しばらくして人事担当の職員から聞くことができました。
この130倍というのは、書類選考時の応募総数のようです。
新卒の場合ですと、書類選考でまず3分の2程度に絞り込まれ、そのあと筆記試験を課す学校法人が多いように思います。
筆記試験の採点結果でおよそ半分程度に絞り込んだあと、グループ面接を含めて、数回面接試験が課されるという流れが一般的かなと思います。
新卒採用においては、どちらかというと特殊技能や専門性を備えた人材よりもジェネラリストを求めており、バランスの良い人材を採用する傾向があるようです。
逆に、既卒や中途採用においては、ウィークポイントまたは不足部分を早急に埋めることができる即戦力の採用が目立ちます。
このウィークポイントや不足部分を埋めるため、特定の分野へ精通しているプロフェッショナル人材を学校側は欲しがる傾向にあるのではないでしょうか。
特定の分野とは、たとえば留学支援を得意とする人材、
療育療養を含む学生カウンセラーとなりうる人材、
資産運用に精通した金融マンなどが挙げられます。
>>「高年収ホワイトな大学職員」になりたい人が絶対に知っておくべきこと
私立大学職員の採用の流れ
通常の新卒採用であれば4月ごろ説明会を開催し、5月から募集と採用試験を実施するというのが一般的です。
その後、集団面接も含めての面接試験が課され、9月~10月にかけて採用可否・内示が行われるようです。
既卒や中途採用の場合は、こうした採用手順によらず、人事の必要性によって試験・面接の回数は変わってくるでしょう。
また、学校法人の規模にもより、面接試験のみというケースも極まれにあるみたいです。
ただし、近年はこうした採用手順をとる学校はあまり多く無いはずです。
書類選考について
履歴書などの応募書類は、大きな字でわかりやすく、丁寧に仕上げましょう。
もちろん、手書きである必要はありません。
志望理由などは、この時点では詳述を控えた方が良いでしょう。
そのため、たとえば次のように、経験を交えて極簡単に記載するようにしましょう。
例1)志望理由:私は、学生時代の〇〇の経験を通じて、学生の学びの環境、また学生生活の支援をしたいと思い、大学職員を志望しました。
例2)志望理由:私は、〇〇の経験を通じて、私は大学職員の方にお世話になりました。〇〇の経験から、大学職員を志望しました。
例3)志望理由:私は、大学職員は〇〇の経験を通じて、魅力ある職業だと感じました。
また大きな字で、わかりやすい平易な記述をし、簡潔に書くことを心がけてください。
筆記試験について
筆記試験は、リテラシーやコンピテンシーを問うものが多いように思います。
その意味で、筆記試験対策は、通常の就活と何ら変わりません。
それ以外で重要なことは、必ず学校法人の組織体制や取り組みなどを事前にチェックしておくべきです。
あとは、心を落ち着けて、試験に挑んでください。
>>「高年収ホワイトな大学職員」になりたい人が絶対に知っておくべきこと
採用面接
3次程度の面接を課す学校法人多いように思います。
まず1次面接は、学校法人の部長職などが対応するケースが一般的でしょう。
部長職が面接官になる場合には、直近の事象をケーススタディーとして質問してくる可能性が高いです。
ですから、たとえば、「本学の取り組み施策について、あなたならどう考えますか?」というような質問が想定できますよね。
事前にしっかり準備できると思います。
2次面接は、あるテーマに沿って、グループ面接を課すことがあります。
私の勤務先での例ですが、グループワークの様子を職員間で観察し、発言回数や発言内容を採点しています。
ですから、積極的な発言や関わりが功を奏するでしょう。
最後の3次面接は、理事長、理事などの役員面接です。
役員が面接官になる場合は、「あなたの出身大学ではどうでしたか?」というような、学校経営者目線の質問が想定されます。
経営者たるもの、他の私立大学の状況を知りたがる傾向がありますから、これも事前に準備はできるはずですね。
このように、各面接官さまざまですが、現場での対応力、同僚との懇談、役員への接し方、をチェックしていることから、
ある程度回答も含めて想定しておくことが肝心です。
採用内定と退職手続き
電話や通知文で採用可否、内定の通知が届くのが一般的です。
私の場合は、中途採用でしたが、最終面接終了後2~3日で電話をいただきました。
中途という即戦力採用だったからかもしれません。
新卒であっても、その点はあまり変わらないでしょう。
その後、採用担当の職員と、常に連絡を取れるような環境を構築すると良いでしょう。
また、中途採用での転職の場合には、配属先採用日を確認しておきましょう。
継続勤務しつつ、転職活動をした方は、現在の勤務先へ退職の意向を早めに表明しておくことをお勧めします。
【ブラック大学に注意!】高年収ホワイトな大学職員になりたい人が知っておくべきこと

(ホワイト高年収な大学職員になりたい人へ)
これから大学職員として転職を目指す人は、
応募する大学職員の求人をまちがえないように注意してください。
大学職員といってもすべてがホワイトではありません。
↓同じ大学職員でも、この2種類の働き方をしている人がいるのが現実です。
- ブラックな職場で働く人たち
安い給料で誰からも感謝されず、しんどい働き方をしている人たち。 - ホワイトな職場で働く人たち
最初から平均より高い給料が設定され、職場の仲間と協力しながらやりがいを持って働ける環境で、残業も少ないのでワークライフバランスを実現できる人たち。
ひとくちに大学といっても、
毎年入学者が殺到する人気大学と、
学生にぜんぜん人気のない定員割れの過疎大学…では、
当然ながら職場環境がまったく違います。
(もちろん、学生に人気の大学の方がホワイトです)
大学も学生が支払う学費によって成り立っている組織です。
学生をちゃんと集められない大学では、
そこで働く大学職員の職場環境もブラックになってしまいがちなんです。

「偏差値の高い大学 = ホワイト職場」…ではない!

(「偏差値が高い大学=ホワイト職場」ではないので注意)
あと、必ずしも「偏差値の高い大学=ホワイトな大学」ではないことにも注意しておきましょう。
あまり名前の通っていない大学であっても、
経営者が優秀で大学経営がかなりうまくいっているところもあります。
大学を「職場」として考える場合、
見るべきなのは有名大学かどうか?ではなく、
きちんと利益を出していて給料や雇用環境の良い大学かどうか?です。

大学というのは学校法人が運営しているんですが、
学校法人は大学運営だけで利益を出すわけでなく、
保育園〜高校の運営などで利益を出しているところもたくさんあるんですね。
学生として選ぶ大学と、
職員として選ぶ大学は当たり前ですが評価の仕方が違います。
有名大学の職員になれた!と思って実際に職場に入ってみたら、
地獄のような職場環境で退職を余儀なくされた…。
なんてことは珍しくないので、注意して下さいね。
どんなに優秀で、やる気のある人であったとしても、
応募する求人をまちがえるとブラックな働き方になってしまうということですね。
なので転職活動のやり方ってたいせつなんです。
「とりあえず大学職員になれるならどこでも…」で転職活動すると地獄を見ることになる

(とりあえず大学職員になれるなら…でテキトーに転職活動してはいけません)
- 採用される可能性が高そうな大学にかたっぱしから応募する!…
- とりあえず大学職員になれるならどこでもいい…。
- 最初はお給料が安くても、年功序列で給料アップしていくはず…。
↑これから大学職員に転職する人は、
こういう感じで転職活動をしてはいけません。
最初からしっかりとホワイト大学の求人だけにしぼりこんで応募することが大切になります。
ここだけはきちんとやっておかないと、
大学職員になった後にものすごく後悔することになってしまいますよ。
これ、実は私もやってしまったミスなんですが、
当時無職ニートだった私は、
「大学職員という仕事はホワイトらしいので、
とりあえず採用してもらえるなら、どこでもいいや…」
↑みたいな感じで適当に転職活動していました。
(大学のサイトの採用ページを毎日チェックして、
かたっぱしから応募していました)

今から考えたらアホだったなあ…という感じなんですが、
結果的にブラックな大学職員求人に応募してしまい、
最悪な労働環境に入ってしまったことがあります。
結局、その後に別の大学に転職したんですが、
今から思うと、本当に人生で無駄な時間でした…。
(最初からホワイトな大学求人にしぼって転職活動すればよかった)
せっかく大学職員に転職するなら、
ワークライフバランスが良くお給料も平均より高い職場で働きましょう。
これから転職活動を始める人は、ここだけは絶対にこだわってください。
ブラックな職場にまちがえて入ってしまうと、
あなたの貴重な人生の時間をドブに捨てることになりますよ。
めちゃくちゃ後悔することになりますから、くれぐれも注意して下さいね。
「大学職員の求人に強い転職サイト」で求人を探すのがコツ

(この業界の求人に強い転職サイトで求人を探しましょう)
年収高めで、しかも働きやすいホワイト職場で働きたい人は、
この業界の求人に強い転職サイトを使って求人を探すようにして下さい。
ハローワークとかで探すのと比べたら、
圧倒的に好条件な求人をかんたんに見つけることができますよ。
実際に求人リサーチしてみました。
この記事を書いている現在ですが、
↓例えば以下のような求人がありましたよ。

転職活動ってどこで求人を探すか?によって、
結果がかなり変わってくるので、くれぐれも注意して下さい。
こちらの求人サイトでは、
↓他にも以下のような求人を見つけることができましたよ。

- 超有名大学の事務職求人
- ビジネススクールや大学院などの運営に関われる事務職
- 未経験でも年収400万円スタートの求人
- 年収900万円を狙える有名私立大学求人
- 第二新卒・社会人経験なしでも積極採用の求人
- 将来の幹部候補として入職できる大学求人
- ワークライフバランス重視の求人
↓※ こちらの求人サイトで見つかります。
(無料登録で条件をしぼって求人検索できます)
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今すぐは転職活動できない…という人もやっておくべきこと

(今すぐ転職活動できない人も、転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておきましょう)
いろいろ事情があって、今すぐは転職活動を始められない…という人も、
転職サイトの無料アカウントは精神的に余裕のあるうちに作っておきましょう。
日々の疲労やストレスが限界になると、
転職サイトに登録するという作業すらやる気がなくなるものです。
疲れて仕事から帰ってきたら、
転職サイト見るのすらめんどくさい…ってなるのが自然ですからね。

希望年収や志望職種などを入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえて便利です。
(優良求人が出てきた時に見落としがなくなります)
良さげな求人が見つかったら、
ブックマーク保存して情報としてストックしておきましょう。
普段から転職サイトから送られてくる求人情報をこまめにチェックするくせをつけておくと、
大学職員の年収や福利厚生の相場が自然にわかってきます。
(「ここはちょっとやばいかも…」みたいにブラック求人を自然に見分けられるようになります)
あと、普段からいろんな選択肢を見ておくと、
今の環境がどうしてもしんどくなったら転職もあると気づけるのも重要ですね。
いい意味での「逃げ道」を余裕のあるうちに確保しておくのが大事ですよ。
転職サイトっていろんなところがありますが、
絶対にブラックな職場に入りたくない人は、
大学職員の求人に強い転職サイトで求人を探すようにしてください。
特に未経験で転職する人は要注意です。
求人を探す場所をまちがえてしまうと、
地獄のような環境のブラック職場で搾取されることになります。
私も経験ありますが、まじで寿命がちぢまりますからね…。

今すぐは転職活動を始められない人も、
まずは情報リサーチから始めましょう。
↓下記の転職サイトは誰でも無料で使うことができますよ。
(無料アカウント登録で実際の年収もみられます)
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転職活動を「すべて自力でやろうとする」のは完全に無理ゲー

(転職活動には必ず転職エージェントを使いましょう)
この記事を書いている2023年現在、
転職活動をすべて自力でやる…というのは、
完全に無理ゲーになっています(難易度が高すぎるという意味です)
もちろん、ルール的には自力でやってもいいんですよ。
ですが、現在はほとんどの人が転職エージェントを使って転職活動してますから、
自力で頑張ってもまず勝てない状態なのが現実なんですよね…。

受験や資格の勉強でみんなが予備校や資格スクールに通って
高確率で受かるテクニックみたいなものを知っているのに、
自分だけが手探りで独学でやってる…みたいな感じです。
これだと、書類選考すら通らない可能性が高いので注意して下さい。
今どきないとは思いますが、
自分で考えた手書きの履歴書や職歴書…とかは、
どんなに一生懸命書いても見づらくて、
採用担当者にうざがられるだけなんで注意して下さいね。
書類選考は転職エージェント経由で応募するのがごく普通になっています。
転職活動では、独学や自力でがんばろうとするタイプの人って絶対に損しちゃうんで注意して下さい。
大学入試や資格の勉強とかでもときどきみかけますが、
自分で成功法則を見つけよう!
…みたいに頑張っちゃうタイプの人ってだいたい落ちるんですよね。
(集中すべきなのはそこじゃない)
受験も転職も、一番大事なのは合格することです。
それ以外のことは、転職活動が終わってしまえば二度とかえりみることもありません。
そもそも、転職活動なんて人生でそう何度もやることではないんで、
成功法則やテクニックなんて見つけても、あとで使う場所がありませんしね…。
成功法則やテクニック!とかは転職のプロに任せて、
採用を勝ち取ることだけに集中しましょう。
次はこういう仕事やってみたい!って、
進路がなんとなく決まってる人はなおさらですね。
採用確率を確実にアップさせるためにも、
とりあえず転職エージェントの無料相談を受けることから始めましょう。
(リモートでもできますよ)

↓転職エージェントは以下のようなことを代わりにやってくれます。
なお、転職エージェントに報酬を払っているのは採用側だけですから、
私たち転職活動する側は完全無料で使うことができますよ。
- 書類選考対策(履歴書や職歴書などの添削)
- 面接のアポイント取りや日程調整の代行
- 希望する年収や勤務地に合わせた求人候補の提案
- 年収交渉の代行(面接への同席を含む)
↑特に最後の「年収交渉」は、やるかやらないか?で、
年収が100万円単位で変わってくることもあるので絶対利用した方が良いです。
むずかしい年収交渉を自力でできる人なんてほぼいません。
ただでさえ緊張する採用面接の場で、
給料これだけ下さい…!とか交渉するなんて現実的ではないですしね。
転職エージェントは完全無料なので、使わない理由はありません。
↓個人的におすすめの転職エージェント会社はこちらです。
私も転職活動がうまくいかず苦しんでいた時に相談し、
無事に現在の仕事に転職することができました。
とても親身に相談に乗ってくれますのでおすすめです。

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