
(コールセンターの面接対策:自己PRはどう話す?)
- コールセンターの面接で自己PRはどう話す?
- アピールすべきポイントは?長所や短所はどう答える?
- 接客業の経験があったら話すべき?
コールセンターで働く場合、
面接で「自己PRをお願いします」と質問されることがあります。
難しく考える必要はありませんが、
なんの準備もなしで行ってしまうと
しどろもどろになってしまいがちですので、注意して下さい。

自己PRのコツは、コールセンターではどういうタイプの人材が求められているのか?をしっかり理解しておくことです。
採用されやすい自己PRのコツをお教えしますので、参考にしてみて下さい。
この記事を書いた人
大手損害保険会社のコールセンター勤務5年目。
事故受付〜保険金支払まで担当しています。
発信アウトバンド(テレアポ)/受信インバウンドの両方の実務経験があります。
この記事の目次
コールセンターで受かる!自己PRのポイント6つ

(コールんセンターの採用面接で受かる自己PRのコツ)
コールセンターで好印象の自己PRをするコツとしては、
↓以下のようなことが挙げられます。

1. コールセンターで求められる人物像を把握する
最初に考えるべきなのは、
コールセンターに求められる人物像を把握することです。
↓採用する側が重視するポイントは2点あります。
- 自社の業種業界に親近感を持っている人か?
- ストレス耐性があるか?
ひとくちにコールセンターと言っても、いろんな仕事内容があります。
保険会社や証券会社のコールセンターと、
ネットショッピング会社のコールセンターとでは、
当然ながら職場の雰囲気も違いますよね。
応募先企業の業種業界に強い関心を持っていること、
普段から応募先企業の商品を使ったことがある/ネットショッピングを日常的によく利用するなどを伝えてみると良いでしょう。
また、コールセンターでは、商品やサービスに不満をもつお客様へのクレーム対応もあります。
そうした状況に対処する冷静さや、
ストレスを上手く発散するタフさも必要です。
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2. 相手に寄り添うことができる(傾聴力がある)
コールセンター業務で、最も大切だといえるスキルがあります。
それは、お客様に寄り添う「傾聴力」です。
傾聴力とは、簡単に言えば相手の話をしっかり聞く能力のことですね。
コールセンターの仕事は、
相手の顔が見えない状態でのコミュニケーションが基本になります。
たとえ正しい言葉づかいができて、ハキハキと通る声で話せたとしても、
お客様が何を言いたいのか理解できなければコミュニケーションは成り立ちません。
お客様の立場になって考え、しっかりと話を聞くことが重要です。
「相手は何に困っているのか?どうしてほしいのか?」といったニーズを汲み取らないといけないわけですね。
友人から何か悩み相談を受けたりすることが多い人や、
「聞き上手だね」と褒められたりした経験があるのなら、
それはコールセンターに応募する際の強みになります。
3. 感情のコントロールができる
傾聴力に並んで、コールセンター業務において必要なスキルとして「感情をコントロールする力」があります。
これは発信業務と受信業務で分けて考えるのが良いでしょう。
発信業務(アウトバウンドのコールセンター)は、
自分からお客様に電話をかけて、積極的に自社製品のアピールをしたり、満足度のアンケートをとったりする仕事です。
突然お客様に電話をかけるわけですから、
「いま忙しいんだ」と冷たい態度で電話を切られることも少なくありません。
落ち込んでしまうことはありますが、気持ちを切り替えて次に進む潔さが必要です。
また、お客様からの電話を受けるインバウンド(受信)業務では、商品やサービスへの不満からクレームに発展することがしばしばあります。
そうした場面において、企業の「顔」である自覚をもてるかどうか?です。
冷静に対処できる人はコールセンター業務に向いているといえます。
4.ストレス発散が得意である
コールセンターという職場で長く勤めるためには、「ストレスと上手く付き合うスキル」が欠かせません。
なかなか商品を購入してもらえなかったり、クレーム対応が続いたりすると、精神的に疲れてしまいます。
そんな状況でも、こまめにストレスを発散して、心身ともに健康な状態をキープできる人は重宝されます。
メンタルを管理し、自分の機嫌は自分でとるというのは、簡単そうで実際は難しいことです。
自分はストレスを溜めない性格だと思う人は、強みとしてアピールしてみてください。
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5. 接客業アルバイトの経験がある
接客業のアルバイト経験がある場合は、ぜひ自己PRに使いましょう。
接客業で培った「お客様のニーズを汲み取る力」は、傾聴力に通じるスキルであるためです。
ちょっとした気遣いでお客様から感謝されたことや、お客様の悩みを解決したことなど、具体的なエピソードがあると自己PRしやすいです。
6. 前職のコールセンターでの経験を伝える
前職がコールセンターの仕事だった人は、失敗談から学んだことを伝えてみましょう。
コールセンター業務は、老若男女を問わずさまざまなお客様と話す仕事です。
トークスクリプトが用意されていたとしても、実際に電話応対するなかで、誰でも一度や二度は失敗を経験するはずです。
失敗を失敗のままで終わらせず、原因を考え、改善に向けておこなった工夫や努力は、必ず次のコールセンターでも役立ちます。
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コールセンターの自己PR例文
コールセンターでの自己PR例文をいくつか紹介します。
未経験者・経験者別に紹介しますので、
↓アレンジして使ってみて下さい。
1. コールセンター未経験者の自己PR例文
私は、相手の立場を考え、そのニーズを汲み取ることができます。
この強みは、レストランで3年間ホールスタッフとして働くなかで身につけたものです。
レストランには、老若男女を問わずさまざまな人が大勢いらっしゃいます。
私は、お客様には店内でゆっくりと食事を楽しんでほしいと思い、そのためにお客様によってどんな工夫が必要か徹底して考えました。
例えば、小さな子ども連れの家族には、できるだけベビールーム近くの席を案内し、お子様用の食事を早めに提供できるようにキッチンスタッフと連携をとって気を配りました。
帰り際、そのご家族から「子どもが愚図ることなく助かりました、ありがとう」と言っていただけたことが本当に嬉しかったです。
この強みを生かして、コールセンター業務でも、お客様のニーズを探り、困りごとの解決を目指したいと考えています。
2. コールセンター経験者の自己PR例文
私の強みは、前職のコールセンターでの経験で培った「冷静さ」です。
前職のコールセンターは、損害保険会社の自動車事故受付センターでした。
事故を起こしたお客様は、動揺して落ち込んだ様子で連絡してくるケースが多いです。
私は働き始めたばかりの頃、お客様の焦った様子につられてしまい、慌てた口調でうまく対応ができませんでした。
「早口で分かりにくい」「安心できない」というお叱りの言葉を受けて、このままではいけないと考え、改善に向けて工夫を重ねました。
例えば、お客様への連絡事項をチェックシートにまとめ、
机上の見やすい位置に貼っておくと、焦らず丁寧に説明できるようになりました。
また、電話をとる前には必ず一呼吸置き、落ち着いて対応するように心がけています。
こうした工夫を積み上げていくうちに、お客様から「あなたの話し方は信頼できる」といった言葉をいただくようになりました。
貴社のコールセンター業務においても、前職での経験を生かし、
お客様との円滑なコミュニケーションを目指したいと考えています。