- 退職代行ニコイチは怪しい業者?
- 口コミや体験談での評判はどう?
- 失敗することもある?違法性はない?
退職代行サービスというと「怪しい・なんかよくわからない会社」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
ただ、実際はそれほど怪しいものではないです。
退職代行って資格を持った弁護士さんや、
労働組合などが普通に相談を受け付けているサービスだったりしますからね。

当初は「退職代行なんて怪しい・危険…」と思っていたのですが、
実際に使ってみるとごくまじめに運営されている会社で、
メリットの大きいサービスであると感じたのが実感ですね。
(なんせ、会社を辞めるにあたってのめんどくさい手続きを、
すべて代わりにやってくれるのですから)
以下では、私が利用した退職代行ニコイチについて、
実際のサービスの内容や退職完了までの手続きの流れを紹介します。
これから退職代行サービスを利用することを検討している方は、参考にしてみてください。
退職代行の「即日退職」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチに限らず、
「即日で退職できます(2度と出社しないでも会社を辞められる)」
を売り文句にしている退職代行会社が多いですよね。
これってそもそもどういう仕組みなのでしょうか?
↓即日退職というのは、ごく簡単にいうと以下のような仕組みです。
- 法律上、退職したい日の2週間前までには会社に退職願を出さないといけないのが原則(口頭でもいい)
- ただ、実際にはその2週間は病気欠勤としたり、有給を消化したりすればいい
- なので、結果的には退職代行に相談した日以降、1日も会社に出勤する必要がなくなる」
即日退職で「2週間ルール」はどうなる?
退職にあたっては、民法という法律で「2週間ルール」が定められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
↑これが大原則です。
退職を伝えた日から数えて2週間は、
引き継ぎなどのために出勤しないといけないよということですね。
ただ、実際にはその2週間は出社しないかたちを取ることも可能です。
「病気欠勤」というかたちをとれば、
会社としては社員の首に縄をつけて出社させる…なんてことはできませんからね。
病気欠勤とする代わりに、有給休暇を消化することも可能です。
退職を伝えた段階で有給休暇が残っていない人は、欠勤という形を取りましょう。
当然ながら、欠勤した分だけ最終月の給料は減ってしまいますが、
出社がどうしても苦痛なら無理に出社する必要なんてありません。
会社が「病院の診断書を出せ」と言ってきたら?
その際、会社が「休みたいなら医者の診断書をとってこい」といってくることも考えられます。
どうぞ喜んで取りに行ってください。
労災申請などのかたちで、退職にあたってさらにお金をもらえる可能性があります。
(もちろん、会社としてはこれが不利なことはわかっているので、おそらく診断書をとってこいとは言わないのですが)
普通に近所のメンタルクリニックなどを受診して、
お医者さんから診断書をもらえばいいのです。
(基本的にお医者さんは患者の味方なので、会社のブラックな状況などを伝えて、それにどれだけ精神的にまいっているのかを伝えれば、ちゃんと診断書を書いてくれます)
退職通知後、2週間で有給を消化しよう
退職を会社に伝えた後、2週間が経過したら自動的に労働契約は終了になります(上の民法第627条1項)
有給が残っている人は、この2週間のあいだにすべて消化しましょう。
有休消化には会社側の許可は必要ありません。
有給休暇を取得するのは労働者の権利ですから、
休む理由やシフトの都合などは考える必要もないです。
(そもそも、有給取得の理由を会社側が社員にたずねること自体がルール違反なのが原則です)
以上が「即日退職」のしくみです。
参考にしてみてください。
会社の就業規則で「退職は1ヶ月前までに通知すること」となっている場合は?
なお、上で見た「2週間ルール」に関しては、
会社の就業規則などで「1ヶ月前までに通知」
という独自ルールを作っている会社もありますよね。
この場合、どういうかたちで退職になるのでしょうか。
結論から言うと、この「1ヶ月前ルール」は「紳士協定」みたいなものです。
つまり強制力のないルールということですね。
(労働者と会社とで争いがない場合に適用されるルール)
労働者と会社で退職日を巡って争いがある場合には、
2週間をこえる日数は無効になります。
結論的に、退職日は民法の原則通り「2週間後」となるわけですね。
実際に退職代行ニコイチで即日退職してみた
退職代行ニコイチでも、上で見たような「即日退職」が可能です。
私は退職代行ニコイチに依頼した次の日から、
1日も出社することなく退職完了することができました。
依頼して料金を支払うまで10分ぐらいで終わりました。
即日退職は基本的にどこの退職代行業者でも対応しているサービスなので、
退職を会社に伝えた後はもう出社したくない人は利用するのが良いでしょう。
「返金保証」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチには、全額返金保証のサポートがついています。
これは、もし退職手続きに失敗した場合には、
料金27,000円を銀行振込にて全額返金してくれるしくみです。
なお、退職代行はニコイチには無料相談があります。
相談だけならそもそも料金が発生しないので、
返金などは関係なくお金がかかることはありません。
返金保証が問題となるのは、
退職代行会社と正式に契約して料金を支払った後、
何らかの理由で退職手続きが完了できなかった場合ですね。
ただ、そもそも雇用契約を自分の意思に基づいて終了するのは、
憲法で認められた労働者の権利です。
なので「退職手続きが完了できない」という状況そのものがちょっと考えにくいですが、
万が一のために返金保証がついているのは安心ですね。
↓なお、公式サイトに以下のような説明がありました。
「退職成功率100%継続中」

(退職代行ニコイチ公式サイト「よくある質問」より)
退職代行ニコイチではこれまで38397人以上の依頼があり、
すべての方が退職成功しているようです。
退職の失敗例がないうえに返金保証までついているので、
よほどのことがない限り損するケースは考えにくいでしょう。
「会社の誰にも会わずに退職」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチは、依頼してから会社の誰にも会わずに退職が可能です。
退職代行ニコイチに限らず退職代行を使うなら誰もがこのように考えるでしょう。
「気まずいから会社には行かずに退職したい」
「もう会社の人とは顔を合わせたくない」
読者のあなたも考えることでしょうし、私も退職代行ニコイチを使う前に考えていたことです。
ここで私は退職代行ニコイチに質問しました。
私:「今後一切会社に行かず、会社の人と顔を合わせることなく退職ができますか?」
退職代行ニコイチ
「問題ございません。ご安心ください」
「今後一切、自分で電話をしたり職場に行かなくても大丈夫ですので、後はこちらにお任せください」
退職代行を使わずに自ら退職する場合は、
退職の意思を伝えることや退職届の提出、
荷物の返却とすべて会社へ足を運び直接顔を合わせます。
ですが退職代行を使えば退職の意思を伝えるのはニコイチ、
退職届や荷物の返却は郵送で可能となるのです。
事実私は、会社に行かず誰とも顔を合わせることなく退職が実現しました。
会社の人と顔を合わせたくないという悩みをお持ちであれば、
退職代行を使うのが良いと思いますよ。
「業界最安レベル」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチは業界きっての安さ27,000円で追加料金は一切ありません。
そもそも業界最安レベルの安さといっても、
他社の料金がどのくらいなのか気になりますよね。
結論から言うと、退職代行ニコイチは業界最安値「レベル」というのが実態で、
もっと安い業者が別にあります。
(退職代行EXITというところで、こちらは料金2万円です)
↓代表的な退職代行5社の料金を比較してみるとこんな感じになります。
- 退職代行EXIT(2万円税込)
- 退職代行ニコイチ(2万7000円税込)
- 辞めるんです(2万7000円)
- 退職代行Jobs(2万7000円+労働組合加入費2000円)
- 退職代行ガーディアン(2万9800円税込)
この記事を書いている2022年10月の段階で、
もっとも料金が安いのは退職代行EXITですね。
退職代行サービスで安いところの料金比較については、
↓こちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。
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退職代行の安いところを比較。最安値は4980円?→ただし危険性あり
退職代行サービスで「安いところ」ってどこ?最安値で依頼したいけど、安すぎる業者って本当に安全?この記事では、退職代行業者の料金やサービス内容を比較しています。低価格かつ安全な退職代行業者を紹介していますので、参考にしてみてください。
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「成功率100%で安全」が怪しい…実際は?
安全に退職したいと考えるあなたは、
退職代行を使うにあたって主に下記の内容を不安に思うのではないでしょうか。
- 本当に会社に行かずに会社の人と顔をあわせなくてもいいのか
- 転職の際に次の会社に退職代行を使ったことがバレないか
- 退職後に職場から連絡はないのか
初めて退職代行を使うならこのように考えて当然です。
結論から言うと、退職代行を使えば会社に行かず会社の誰とも会わずに退職ができます。
退職代行を依頼した場合、退職代行会社から「今後の連絡はすべて退職代行会社の担当者にお願いします」と会社側に通知がいきます。
万が一、あなたに直接電話連絡が来たとしても無視してしまって問題ありません。
(法律上の責任は、指定した連絡先に連絡をしてこない会社側にあります)
あとは書類のやり取りのみになりますから、
上司や先輩、同僚と顔を合わせることなく退職手続きまで完了することが可能です。
あと心配なのが「転職先に退職代行を使ったことがバレないか」だと思います。
退職した会社の上司などが、あなたの転職先会社に連絡すればバレてしまいますが、
そもそも退職後にあなたがどこで働いているか?
は個人情報ですのであなたが秘密にしておけばバレることはありえません。
雇用保険の加入記録でも退職理由は記載されないので、
転職先に退職代行を利用したことがバレるなんてことはまず考えにくいです。
私自身についていえば、退職代行ニコイチを使って退職し、
転職してからすでに1年近くが経とうとしてます。
退職してからトラブルなどはなく、会社に行くことも会社の人から連絡がくることもありません。
当然ながら転職先の職場にも退職代行の利用を知られることもないです。
「24時間対応」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチの対応時間は、朝7時〜夜23時30分です。
退職代行ニコイチでは24時間対応はしていません。
職柄によっては24時間対応していてほしいという声もあるかと思いますが、比較的長時間の対応はしています。
これだけ長時間対応していれば、時間をみつけて依頼できるのではないでしょうか。
私の場合は仕事前の8時頃と休憩中の13時頃、仕事終わりの21時過ぎに相談をしました。
依頼することに決めた私は当日の23時頃に入金し、次の日の朝に退職することができたのです。
時間的に少し厳しいという場合でも即日対応しているので、仕事の空き時間を使ってサクッと依頼しましょう。
本当に退職したいとお考えなら、数十分から遅くても数日で退職できるので勇気を出して依頼をし次のステップに進むことを勧めます。
「民間企業運営」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチは弁護士監修ではありますが、
弁護士運営ではないため弁護士の直接対応はありません。
怪しいのではないかと思うかもしれませんが、
弁護士が監修しているのでまず違法ではないということが言えます。
では何が違うのかと言うと、法律に関わる業務を行えるかどうかです。
「弁護士運営」は法律に関わる業務を直接行えますが、
「弁護士監修」では行うことができないのです。
退職代行での主な法律に関わる業務は下記になります。
- 有休の消化
- 給与の未払い
- 損害賠償請求
有休の消化は労働基準法の第39条で定められており、
退職代行企業が有休の消化についても請け負ってくれるため有休消化が可能となります。
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
損害賠償請求についても会社の権利が侵害された場合に有効となりますが、
退職代行を使ったということは権利侵害に該当することはありえません。
(単に退職の通知をしているだけなので)
弁護士監修の民間企業運営に依頼しても問題はないと考えられますが、
会社がブラックなのでトラブルが起きそうであるとか、
上司からセクハラやパワハラを受けたので、
あなたの側から損害買収請求したいなどの事情があるなら、
弁護士運営の退職代行サービスに依頼するのが良いでしょう。
「無料の転職サポート」が怪しい…実際は?
退職代行ニコイチでは、退職後に無料の転職サポートがあります。
これはいわゆる転職エージェントサービスというやつですね。
私は4件ほど企業を紹介していただきました。
(結果的にはこれら4件には応募せず、別の会社に転職しました)
退職代行ニコイチ以外にも同じようなサービスをやっている会社はあります。
代表的なところでは退職代行EXITですね。
こちらはなんと「転職お祝い金」として、
↓退職代行EXIT経由で転職が決まった場合に5万円のお金がもらえるそうです。
>>退職代行EXIT公式サイト「転職お祝い金」の説明はこちら
転職サポートは退職代行手続きとは別の付随サービスになりますが、
ニーズのある方は検討してみると良いかもしれませんね。